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【アメリカ・ニューヨーク】"世界一のクリスマスマーケット"に選ばれたブライアントパークの「ウィンター・ビレッジ」
マンハッタンのミッドタウンにあるブライアントパークで毎年冬になると開催されている「バンク・オブ・アメリカ・ウィンター・ビレッジ」が、プラネットクルーズが選ぶ「2023年度、世界一のクリスマスマーケット」に選ばれました。世界一に選ばれるのは、これで2年連続となります。ロンドンのウィンター・ワンダーランドやミュンヘンのマリエン広場など、ヨーロッパの数々の有名なクリスマスマーケットを抑えての輝かしい世界一です。
目次
世界一になった理由は
プラネットクルーズによる選考基準は、出店数や開催期間、トリップアドバイザーの評価、トリップアドバイザーの口コミ、グーグルの検索ボリューム、インスタグラムのハッシュタグデータの6つの要素に基づいています。ブライアントパークのウィンタービレッジについてのトリップアドバイザーの口コミは2万3854件に上り、開催期間は68日と世界のクリスマスマーケットの中で最も長くなっています。
ブライアントパークって
ブライアントパークは、40丁目と42丁目、5番街と6番街に囲まれた四角い公園です。グランドセントラルターミナルとタイムズスクエア駅の間にあって、どちらの駅からも徒歩5分ほどと、とても便利な場所にあります。
敷地内の東側には、ニューヨーク市立図書館やガイドブックにも載っているレストラン「ブライアントパークグリル」があり、西には噴水があります。高層ビルに囲まれた都会のオアシスで、暖かい季節の昼にはランチを食べるビジネスマンで賑わい、夏には屋外コンサートシリーズなどのイベントが開催されます。
冬のブライアントパーク
冬のブライアントパークには、ウィンター・ビレッジのショップが並ぶだけでなく、毎年11月になるとクリスマスツリーが飾られ、11月末には著名人を招いた華やかな点灯式が行われます。今年はブロードウェースターや世界クラスのスケーターなどをゲストに迎え、11月28日に点灯式が開催されました。今年のツリーは、高さ約20mのノルウェー・スプルース。ニューヨーク州ビンガムトン地域のヴェスタル産。
マッギンレー家から寄贈されたこの木は、樹齢約85年で重さ約12t。直径はなんと約13mもあります。11月9日に伐採されて、5時間かけてブライアントパークまで運ばれてきました。来年の1月13日まで飾られているので、ホリデーシーズンを逃しても、見ることができます。
パーク内には、入場料無料の約1579平方メートルのアイススケートリンクがあって、ツリーをバックにスケートを楽しめます。まるで、映画に出てくるような異国のホリデーシーズンの雰囲気を味わえます。
180のショップが並ぶ世界一のクリスマスマーケット
パンデミックから完全に復活して元気を取り戻したせいか、今年のウィンタービレッジは例年よりもショップの数が多く感じられます。
ビレッジには、クリスマスオーナメントやアクセサリー、帽子などのグッズを売るお店をはじめ、有名チョコレート店、世界各国のストリートフード、ホットドッグやホットドーナツ、アップルサイダー(暖かいアップルジュース)、ホットチョコレートを売るお店など、さまざまなベンダーによる180のショップが並んでいます。
食べ物を売るショップがやはり人気があるようで、特にデザート系のショップには人がたくさん並んでいました。クレープやホットドーナツ、ホットチョコレートなどで温まって、ニューヨークの冬をエンジョイしましょう。
ウィンター・ビレッジは、2024年3月3日まで。8:00~22:00(12月の週末と祝日は0:00)までオープンしています。
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。