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イタリアで有名な場所といえばここ! コロッセオなど押さえたいスポット集
有名な歴史的建造物や美術館に博物館など、魅力的な観光地でいっぱいのイタリア。一度は訪れてみたい国のひとつに挙げる方も多いでしょう。初めてイタリアに行くことになったら、「まずは有名な場所を押さえておきたい!」と思う方も多いでしょう。
そこで今回は、都市、史跡、美術館や博物館、自然景観が楽しめるスポット、4つのカテゴリーに分けて、イタリアの有名な場所をご紹介します。
目次
イタリアの有名な都市
イタリアは各都市でもそれぞれに異なる文化があり、どの地域を訪れても個性と魅力あふれる街並みが広がっています。
それぞれの都市には有名な観光地も点在しており、何度でも訪れたくなる国として、世界中から多くの旅行客から支持されています。まずは、そんなイタリアの有名な都市についてご紹介します。
ミラノ
<出典:写真AC>
ミラノといえば、ファッション好きな方であれば「ミラノ・コレクション」を思い起こすかもしれません。イタリア北部に位置するのファッションの街ミラノには、世界中のファッションファンを魅了する多くの高級ブラント店が並びます。
また、歴史的な建築物も有名です。建設に約5世紀もの長い年月をかけた、世界最大級のゴシック建築「ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)」は必見。美しいステンドグラスが教会内部を彩り、歴史ある壮大な空間を体感することができます。建築家ドナト・ブラマンテの代表作「サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会」の聖堂は、奥行きを最大限に広く見せる「だまし絵」が施されているというユニークさ。
ショッピングを楽しみたい方は、ガラスのドームとモザイクの床が見事な「ガレリア」がおすすめ。 世界的に有名なブランドがショッピングアーケード内に並びます。ウィンドウショッピングを楽しんだあとは、ガレリア内にあるカフェやバーで街を行き交う人々を眺めながら休憩が楽しめます。
ベネチア
<出典:写真AC>
水の都ベネチアは、イタリア旅行では外せない人気の観光都市。古くから世界中の人たちを惹きつけており、多くの観光客が足を運びます。海に連なる潟湖上に作られた水の都であり、ゴンドラに揺られながらベネチアの街を巡る旅はロマンに溢れています。
「世界一美しい広場」として有名な「サン・マルコ広場」は、広場全体が世界遺産に登録されています。周辺の「サン・マルコ寺院」や「コッレール博物館」「ドゥカーレ宮殿」に加え、ベネチア最古のカフェ「カフェ・フローリアン」など観光スポットに面しているので、この広場を拠点に街歩きをするだけで有名な場所を一度に見て回れます。
ビザンチン建築を代表する建物「サン・マルコ寺院」は、守護聖人サン・マルコの遺体を祀るために建築され、聖堂内の豪華な装飾が目を惹きます。中でも2,000個近くの宝石を散りばめた黄金の衝立「パラ・ドーロ」は圧巻です。
フィレンツェ
<出典:写真AC>
街全体が世界遺産に登録されているフィレンツェは、芸術的なまでに美しい街並みが広がります。歴史的建築物の大聖堂や礼拝堂、有名作品を展示している美術館など見どころ満載です。
フィレンツェの街を代表する教会「ドゥオーモ」と言えば、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」のことを指します。歴史ある教会であり、完成までに100年の年月を要しています。また、聖堂内には巨大なドーム「クーポラ(円蓋)」があり、初期ルネサンスのゴシック建築物として有名です。こちらでは、ドーム型の天井にあるフレスコ画「最後の審判」を観ることができます。
次におすすめするのは、フィレンツェで一番古い橋と言われる「ヴェッキオ橋」。フィレンツェを流れるアルノ川に架かる橋であり、ローマ時代からこの場所にあったと言われ、橋の両脇に貴金属店やアクセサリー店が並んでいるのが特徴です。また、メディチ家専用通路として作られたという「ヴァザーリの回廊」も必見です。約1kmにわたる通路が橋の上に続いており、現在は美術館になっています。
また、フィレンツェ郊外にある人気のアウトレットモール「ザ・モール」では、イタリアを中心とした名だたる一流ブランドの製品をアウトレット価格でのお買い物が楽しめます。
ローマ
<出典:写真AC>
「スペイン広場」や「トレビの泉」、「真実の口」「コロッセオ」など誰もが一度は耳にしたことがある名所がずらりと並ぶ都市、ローマ。
スペイン広場は、ローマ屈指の観光名所であり、 映画「ローマの休日」にも登場する有名スポットです。
また、バチカン市国での世界最大級の「バチカン美術館」はミケランジェロの最高傑作「最後の審判」があるシスティーナ礼拝堂など、複数の施設からなる世界最大級の複合美術館として有名です。
イタリアの有名な史跡
国の歴史が長いイタリアには有名な史跡が多数あります。中でも特に有名な史跡を4つご紹介しましょう。
トレヴィの泉
<出典:写真AC>
巨大なバロック彫刻の傑作であり、ローマの定番観光名所である「トレヴィの泉」。
古代ローマ時代の皇帝アウグストゥスの命により、ヴィルゴ水道から水を引いて造られた泉というのが起源とされており、その後場所を替えて現在の位置に落ち着いたそうです。 トレビの泉と言えば、後ろ向きに立ってコインを投げ入れるシーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。連日多くの観光客が願いを込めてコインを投げていますので、ぜひ現地に訪れる際はコインを忘れずに持って行きましょう。
ピサの斜塔
<出典:写真AC>
フィレンツェから電車で約1時間の場所にある「ピサの斜塔」。世界遺産「ピサのドゥオモ広場」を構成する建造物の1つで、傾斜した建物は円筒形8階建ての鐘楼です。
実際に見る斜塔は想像以上に傾きが大きく、高さ58mの巨大な斜塔は今にも倒れてきそうな迫力満点。なお、塔は一度に登れる人数に制限があり、またピーク時は入場できない場合も予測されるため、塔に登りたい方は事前予約することをおすすめします。
ポンペイ遺跡
<出典:写真AC>
紀元79年8月24日、ヴェスビオ火山の噴火によって街が地中に埋まった古代都市遺跡「ポンペイ遺跡」。
後の18世紀に発掘されるまで火山灰に埋もれていたとか。当時、商業都市として栄えていた名残が古代と変わらぬ姿で遺跡のあちらこちらに見ることができ、現在は世界遺産に登録されています。
コロッセオ
<出典:写真AC>
永遠の都ローマを代表する遺産「コロッセオ」は、ローマのシンボルともいえる観光スポットです。
特徴的な円形の闘技場は約2,000年前に建てられ、ローマ市民が娯楽を楽しむための円形闘技場として使用されていました。現在は崩れている部分もありますが当時の姿のまま建ち続けており、その大きさは圧倒的。収容人数は最大5万人ほどもあったそうです。
なお、コロッセオは1980年に世界遺産に登録されており、周辺にある「フォロ・ロマーノ」や「カラカラ浴場」「コンスタンティヌス凱旋門」など古代ローマ時代の建造物とあわせて、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」として登録されています。
イタリアの有名な美術館や博物館
一度は耳にしたことがある美術館や博物館巡りは、イタリア旅行の醍醐味とも言えるでしょう。数ある美術館、博物館の中でも特に有名な場所を3つご紹介します。
ウフィツィ美術館
<出典:写真AC>
「ウフィツィ美術館」には、イタリア美術の三大巨匠と言われるレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの作品をはじめ、ポッティチェッリやペルジーノなどの作品が展示されています。美術館の歴史も大変古く、メディチ家歴代当主の美術コレクションを展示、所蔵する美術館として始まりました。
絵画展示をメインとする美術館であり、13世紀〜18世紀のイタリア フィレンツェ絵画を中心に、2,500点にものぼる美術品が展示されており、フィレンツェ絵画のコレクションでは世界一を誇ります。
バチカン美術館
<出典:写真AC>
世界最小の独立国家バチカン市国内にある、世界最大級の規模を誇る美術館「バチカン美術館」。
500年以上の歴史を誇るバチカン美術館は、バチカン宮殿内にある24の美術館の総称で、全ての作品を観るとなると最低でも2日間はかかると言われる程のスケールとしても有名です。また、全ての順路をつなぐとその距離は7kmにも及ぶとか。ボッティチェリ、ラファエロ、ミケランジェロなどの作品が並ぶ美術館ですので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)
2010年に開館した「イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)」は、21世紀の建築とアートをテーマにした現代美術館です。
イラク出身の建築家ザハ・ハディッドによる建築は、なんといってもコンクリートの打ち放しと特徴的なデザインが見どころ。古い建物が多いイタリアにおいて、近代建築は大変貴重かつ珍しく、注目を集めています。館内にはガラス張りの開放的なカフェも併設されているので、アート鑑賞後の休憩タイムとして優雅にくつろぐことができます。
イタリアで自然景観が楽しめる有名なスポット
イタリア各地には絵画のような美しい自然景観が楽しめるスポットも多数あります。ここでは、ぜひ訪れて欲しいスポットを3つご紹介します。
ドロミテ渓谷
<出典:写真AC>
2009年に世界自然遺産に登録された「ドロミテ渓谷」は、オーストリアとの国境近くのイタリア北東部に広がる、起伏の激しい岩山が魅力の自然遺産です。
太古の地殻変動によって隆起した珊瑚礁が氷河に削られ浸食作用で形成された景観は自然界の産物そのもの。荒々しい岩肌が剥き出しの山並みや独特な灰色の岩肌が特徴です。美しい湖や山と共に暮らす小さな村を散策したり、ハイキングをしながら大自然を感じてみましょう。
グロッタ・アズッラ(青の洞窟)
<出典:写真AC>
ナポリのカプリ島にある「グロッタ・アズッラ」は通称「青の洞窟」と呼ばれ、南イタリアでもっとも有名な海の洞窟です。
神秘的な青色を放つ洞窟は幻想空間そのものであり、地盤沈下により海面下へ沈んでしまった洞窟と言われています。なお、海が青く輝いて見える理由は、水中に開いた穴から洞窟内に入った太陽光が、石灰を多く含んだ白い海底に反射しているためと言われています。
アマルフィ海岸
<出典:写真AC>
ソレントからサレルノに至るイタリア南部の海岸線「アマルフィ海岸」は、イタリア随一のリゾート地。世界遺産にも登録されている海岸線の景色は、見飽きることのない美しさを誇ります。
海岸沿いの雰囲気ある街並みは、ただ歩くだけでも楽しい魅力が詰まっています。「青の洞窟」があるカプリ島へも船で1時間ほどの距離です。
日本人にも大変人気な旅行先であるイタリアには素敵なスポットが多数あり、どこに行こうか迷ってしまうこともあるでしょうか。特に初めてのイタリア旅行では、今回紹介したような有名な場所から訪れてみてはいかがでしょうか。
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