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【ドイツ】テイクアウトで!カフェで!ドイツパンを存分に楽しむ!
ドイツといえばソーセージ・・・は、言わずもがなですが、パン大国であるのはご存知でしたか?前回の記事でパン屋さんを紹介しましたが、Bio専門、チェーン店、個人経営など、さまざまなパン屋さんがあり、パンを買うならこの店と決めている人も多々います。ドイツパンは、バラエティー豊かで、その数、なんと3,200種以上も!
ドイツに住む前は、パンのイメージなどまったくありませんでしたが、パンを食べ歩きする人が日常の光景だったり、赤ちゃんの歯固めにブレーツェル(腕組みをしたような形のパン)を与えていたり、イベントの持ち寄りにパンが欠かせなかったり。普段の生活と密接に関わっており、いつの間にか、ドイツ=パンという図式がしっくりくるようになっていました。
そんなドイツパン、そのまま食べても美味しいのですが、具材をサンドしたり、乗せたりすると、さらに美味しさ倍増!!パン屋さんなどでテイクアウトするもよし、カフェでじっくり味わうもよし、ドイツに来たからには、いろんな食べ方でパンを満喫してくださいね。
>>前回の記事:【ドイツ】粉挽きからお店で!伝統息づくBioパン屋さん「デニンガーズ・ミューレンベッカライ」の工房に潜入!!
目次
具材を挟んだパン
ドイツの屋台でソーセージを買うと、冒頭の写真のようにパンにサンドされて提供されるのがほとんど。ソーセージだけ食べたいのに!と思いつつも、いざ一緒に食べると、パンがいい具合にソーセージの肉々しさをやわらげ、尚且つ満腹感も得られます。あちこち観光しながら、サクッと一食済ませるのにもぴったり。
サンドものというと、ちょっと語弊はあるかもしれませんが、バターをたっぷり塗ったブレーツェル(プレッツェル)もぜひ味わって欲しいものの1つ。
<バターブレーツェル(Butter Brezel)>
ブレーツェルの間からはみ出すほどのバター!これはいくらなんでも多すぎる〜と感じますが、パクリとかぶりつけば、バターの美味しさと塩気の効いたブレーツェルの相性にびっくりするはず。カロリーも気になるけれど、その背徳感がうまさに拍車をかけます(笑)。
<チーズパン(Käse Brötchen)>
すりおろしたチーズをパンにトッピングして焼いたのがチーズパン。見た目はシンプルだけど、チーズの豊かな風味が口いっぱいに広がるので、満足度高し。今回、フリルレタスやトマト、ゆで卵などをサンドしたものをチョイス。マヨネーズベースのソースも相まって、一体感が半端ない。
<スペルト小麦の全粒粉パン(Dinkel Vollkornbrötchen)>
小麦やライ麦などさまざまな穀物が使われるドイツパン。栄養価の高い古代小麦、スペルト小麦もそのラインナップに入っています。写真のようなかぼちゃの種だったり、ほかにもひまわりの種やケシの実、ゴマなどがまぶされていることもあり、味わいや栄養がアップするのはもちろん、食感も楽しい!
また、ドイツらしいのが、このパン、カマンベールを挟んでいるのですが、パンに塗られているのが、クリームチーズと、赤すぐりのスプレッド!パンに塗るスプレッドが多彩なドイツならではの組み合わせだなーと、1人納得。カマンベールの塩味と赤すぐりのすっぱ甘い味わいが調和していて、それをどっしりしたパンがうまく受け止めています。
<カマンベールたっぷりだけど、飽きが来ない美味しさ>
サンドパンの最後は、ドイツパンではないけれど、あえてクロワッサンをエントリー。カフェに立ち寄った際、あまりお腹が空いてないけど、これなら食べられるかなと注文したクロワッサンサンドが想像以上に美味しくて、ペロリと平らげてしまった思い出が。クロワッサン×甘い系の組み合わせと思いきや、バターがたっぷり塗られ、ハムやチーズがサンドに。バターリッチなクロワッサンをひときわ際立たせていました。
ただ、ドイツではクロワッサンの当たり外れがあるので、クロワッサンをあまり打ち出していないお店では、別のものをチョイスした方が無難かも。
<クロワッサン(Croissant)>
具材を乗せたパン
具材を乗せたバージョンは、見た目も華やかでテンションがあがります。
まずは、たっぷりチーズに色とりどりのパプリカを乗せたパン!生地の表面が茶色っぽいパンは、水酸化ナトリウム水溶液に浸してから焼いたラウゲンブレートヒェン。独特の風味があるパンと濃厚なチーズ、甘みが引き出されたパプリカの三重奏がなかなかいい。ほかの具材も試してみたい!
<ラウゲンブレートヒェン(Laugenbrötchen)>
パン屋さんやカフェなどでメニューにStulleがあったら、ぜひ注文してみて。Stulleとはオープンサンドのこと。お店によって異なるけれど、使われているのは、ドイツパンが多いです。写真は、いわゆるドイツの黒パンで、穀物が練り込まれているもの。
黒パンというと酸っぱいのでは?と及び腰になるかもしれないけど、具材の味をジャマすることなく、見事に調和してくれるのが特徴。西洋ワサビクリームを塗り、ノルウェーサーモンを乗せたオープンサンドは、パンチが効いた美味しさ。トッピングが、ホオズキというのもドイツらしい。日本では観賞用だけど、ドイツではよく料理に使われるんですよ。
<シュトゥレ(Stulle)>
まとめ
パン屋さんに鎮座するいろんな種類の大きな黒パンは、気にはなるけど買っても食べきれないし、ショーケースにゴロゴロ並ぶ小型パンもどれを選ぶか迷ってしまう。そんなとき、アレンジされたパンなら食べ切りサイズだし、自分好みを選びやすいですよね。
ここに紹介しきれなかったものがまだまだたくさんあるので、ドイツ滞在中に色々味わってくださいね!
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大越理恵
- ドイツ生まれの日本人夫にくっついてドイツへ移住!したものの、何年住んでもドイツ語初級なフリーライター。おさんぽ旅が得意。街の匂いや雰囲気、ちょっと傾いた建物、へんてこな模様、かわいいマンホールのフタなどなど。果てしない寄り道をしながら見つけた、ドイツの風景や日常、あれこれをお届けします。