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【イギリス】コストカットの強い味方!「ミールディール」でお得にランチ
物価高や円安ばかりが報じられる今日このごろ、イギリスでの外食は残念ながら本当に高くついてしまいます。以前は気軽に購入できたカフェチェーン店でのテイクアウェイ(持ち帰り)メニューも同様で、サンドイッチとコーヒーだけで1,000円以上も当たり前という世界です。
今回は、そんな中でもお得にランチを楽しめる「ミールディール(Meal Deal)」というシステムをご紹介します。
目次
ミールディールって何?
一言でいえば、お得な食事セットのこと。ミールディールのセットに含まれる各カテゴリー(1.メインの食事メニュー、2.サイドメニュー、3.ドリンク)の対象商品から好きな物を選んで自分のセットを作ります。
対象商品を選んでいると、支払い時に自動的にディスカウントが行われ、選んだ各商品の単価に関わらず、セットの合計金額はミールディールで設定されている上限金額を超えることはありません。
店や地域によって異なりますが、2023年10月現在、一般的なミールディールの上限金額は4ポンド前後といったところでしょうか。
ミールディールが利用できるのはどこ?
商店街や鉄道駅の構内、空港、高速道路のサービスエリア、病院内などにある次のような店舗が主な例として挙げられます。
- スーパーマーケット、コンビニ(大手スーパーマーケット・チェーン店の小規模版店舗)
- 飲食物も販売しているドラッグストア(Bootsなど)やその他の小売店(文具・書籍などを取り扱う小売チェーン店のWH Smithなど)
ミールディールで選べるメニューはどんなもの?
- メイン:サンドイッチ、サラダ、パスタ、寿司セットなど
- サイド:スナック類、チョコレートバー、ナッツ、フルーツ、デザートなど
- ドリンク
選べるメニューは店舗によって、かなり異なります。インド料理の軽食「サモサ」や、ゆで卵、ヨーグルトなどなど、多彩なチョイスを見比べに店をハシゴしてみるのもいいでしょう。
サンドイッチも定番のハムやツナ、エッグ、BLT(ベーコン、レタス&トマト)から、トルティーヤラップのサンドまで、バラエティに富んだ商品群から選ぶことができます。
サイドで選べるのは、ポテトチップスやその他のスナック類、幅広いな種類のチョコレートバーなど。ドラッグストア・チェーンのブーツ(Boots)では、ヘルシー志向のサイドメニューが選べるのも嬉しいところです。
ドリンクでも、炭酸ドリンクからスムージー、人気カフェブランドのコーヒー類まで、こちらもいろいろ。それぞれのカテゴリーから単価が高いアイテムを選べば、かなりお得になります。
大手スーパーマーケット、セインズベリーズ(Sainsbury's)のコンビニ版で、ある日選んだチョイスはこちら。
- ハムサンドイッチ £1.40
- イチゴ&バナナのスムージー £2.10
- Quaversチーズスナック £1.15
合計 4.65ポンドが、ミールディール上限で3.50ポンド、つまり1.15ポンドお得になりました。今回メインに選んだのはサンドイッチの中でも安値の物だったので、お得度はあまり高くありませんでしたが、組み合わせによってはかなりのディスカウントも可能です。
こちらのセインズベリーズでは、通常のミールディールは3.50ポンドですが、より価格帯の高いメインアイテムから選べる5ポンド版のセットもありました。
また、テスコ(Tesco)やブーツでは、店のメンバーカードを持っている人にはミールディールからさらに割引というオファーも。テスコでは通常3.90ポンドがメンバーは3.40ポンド、ブーツでは通常3.99ポンドがメンバーは3.60ポンドという具合です。
その他のお得情報
ミュージアムやデパートのカフェ、パブなどでは、大人向けのミールディールはなくても、子供向けに「キッズミール」として同様のお得セットを提供しているところも多いので、チェックしてみてください。
また、全国展開しているベーカリーチェーン店、グレッグス(Greggs)は、人気のカフェチェーン店より庶民的なプライスの商品を販売していることで知られています。
上はソーセージロール 1.20ポンド、ステーキパイ 1.85ポンド。どちらも温められた状態で売られています。
各種コーヒーのお値段もカフェより断然安値です。グレッグスもたいていの商店街やショッピングセンター、駅構内などに店舗を構えていますので、こちらも賢く利用してみてください。
※参考換算レート:£1.00=183.80円(2023年10月12日現在)
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。