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【イギリス】スコットランドのこだわりのお土産10選をご紹介
<トップ画像:キルトを着たスコットランドのバグパイパー>
英国の北に位置するスコットランドは、ケルト民族のスコット族の国です。イギリスのゲルマン民族のアングロ・サクソン人とは違います。スコットランド人は、長い間イギリスからの独立戦争を繰り広げてきました。その戦いの歴史は11世紀初頭から18世紀初頭まで700年という誇り高い民族です。
スコットランド人は自分達のことをScots(スコット人)と呼び、English(イングランド人)と呼ばれることを好みません。今でもスコットランド人は、民族意識が高く、スコットランドの伝統を守り続けています。
そんなスコットランドまで来たら、スコットランドらしいお土産を探してみませんか?スコットランドといえば、まずはタータンチェックのスカートのようなキルトを着て、バグパイプを持っている人がいるというイメージが浮かぶのではないでしょうか?そしてゴルフにウィスキーでしょうか?
スコットランドの思い出に、そしてプレゼントとしても喜ばれること間違いなしの、こだわりのお土産を10つご紹介します。
目次
- 1. タータンチェックのウールブランケット
- 2. カシミアやラムウールのセーターやマフラー
- 3. ツイード製品
- 4. ウイスキー・ジン・ウィスキーリキュール
-1) スコッチウイスキー
-2) ジン
-3) ドランブイ - 5. ウイスキーの小物
-1) クエイヒ
-2) スキットル - 6. ケルト文様のアクセサリー
- 7. ショートブレッド・紅茶
- -1) ショートブレッド
- -2) スコッティッシュ紅茶
- 8. ヘザー製品
- 9. ハリーポッターグッズ
- 10. ゴルフアクセサリー
- 最後に
1. タータンチェックのウールブランケット
<色鮮やかなタータンのウールブランケット>
スコットランドといえば、やはりタータンです。タータンチェックとは、スコットランドの民族衣装のキルトに使われる格子柄の織物です。元々はスコットランドの各氏族(クラン)ごとに模様や色の組み合わせが受け継がれ、家紋のようなものでした。
今では市や州などの地域のために作られたタータン、軍隊用のタータン、そしてイギリス王家のためのタータン、ファッションのためのタータンなど色々な柄があります。お土産として、タータンチェックのブランケットはいかがでしょうか?冬に暖かいウールのブランケットでスコットランドの旅が思い出せるのではないでしょうか。
2. カシミアやラムウールのセーターやマフラー
<プリングルのセーター>
<カラフルなマフラー>
ウール製品はスコットランドらしいものです。スコットランドを旅するとたくさんの羊を見ます。スコットランドには有名なニットメーカーがたくさんあります。カシミアはもちろんのこと、ラムウール100%の製品は上質で手触りがフカフカです。
有名なブランドを4つ挙げます。
- プリングル(Pringle):アーガイル柄のカシミアセーターが有名な英国王室御用達ブランド
- ジョンストンズ・オブ・エルガン(Johnstons of Elgin):1797年創立の最高品質のカシミアブランドで、ストールが人気
- ライル・アンド・スコット(Lyle & Scott):英国王室御用達ブランド。イーグルマークのついたカシミアポロニットがゴルファーに人気
- インバーアラン(INVERALLAN):手編みアランセーターが有名
3. ツイード製品
<ツイード生地の小物>
ツイードはスコットランド発祥の毛織物の生地です。スコットランド南東部に位置するツイード川流域で生地の生産が行われていたことに名前が由来しています。
世界で最も品質が高いツイードとして知られている生地・ハリスツイード (Harris Tweed)は、スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島で誕生しました。ツイードのジャケットなどが有名ですが、お土産としては、バッグ・手袋・財布などのツイード生地の小物アイテムが人気です。
4. ウイスキー・ジン・ウィスキーリキュール
1) スコッチウイスキー
<種類豊富なスコッチウイスキー>
スコットランドの名産といえば、スコッチウイスキーと呼ばれる大麦麦芽のモルトウィスキーです。スコットランドには140以上のウイスキー蒸溜所があるそうです。
麦芽を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)から出る独特の燻した煙のようなスモーキーな香りが特徴です。蒸溜所を訪れて工程を見学してからテースティングして買うことも楽しいですし、ウイスキーを売るお店で色々試して買うことも楽しいです。
2) ジン
<綺麗なパッケージのジン>
近年スコットランドで人気のアルコールはジンです。今では100ものジンの蒸溜所がスコットランドにあるそうです。ウイスキーの蒸溜所でもジンを製造しています。
エジンバラには、エジンバラ・ジン(Edinburgh Gin)や、リンド・アンド・ライム(Lind and Lime)などの人気のGinがあります。
3) ドランブイ
<甘くて飲みやすいドランブイ>
ドランブイ(Drambuie)は、モルト・ウィスキーをベースに作られる甘くて飲みやすいリキュールです。空港でも買えるので便利です。
5. ウイスキーの小物
ウイスキーを買って帰るのは本数に限りもありますし、重いので、代わりにウイスキーにちなんだ小物が、スコットランドの思い出としておすすめです。
1)クエイヒ(Quaich)
<クエイヒ>
クエイヒは、スコットランドで17世紀ごろから使われ始めた両端に取っ手のある杯です。スコットランドの「友好の杯」と呼ばれています。
クエイヒは、スコットランドの氏族(クラン)の集まりの歓迎のお酒をもてなすときに使われ、杯を相手に渡す時、双方が両手を使う伝統があります。両手を使うことでことで、武器を持っていないことを示し、お互いに信頼する友好の印になったという逸話が残っています。
今でも、スコットランドのウイスキー文化の象徴として知られています。ピューター製、銀製のものがあります。
2) スキットル
<スキットル>
スキットルは、ウイスキーを入れる小型水筒です。スコットランドでは、形状がヒップに沿うように作られているという理由から、ヒップフラスコ(Hip Flask)と呼ばれているそうです。
ピューター製のものが多く、スコットランドの各蒸溜所のものがあるので、良い思い出になること間違いなしです。ツイード生地のついたデザインのものも人気があります。
6. ケルト文様のアクセサリー
<ケルト文様のアクセサリー>
女性へのお土産に、ケルトのアクセサリーも人気です。
スコットランド人はケルト民族です。そのケルト文化に伝わるシンボルを使ったアクセサリーは、独特の世界観がある装飾で、デザイン性があります。有名な文様は、ケルトノット、ケルティック・クロス、そしてアザミなどです。シルバーやピューター製のネックレス、ピアス、指輪などがあります。
7. ショートブレッド・紅茶
<ショートブレッド>
英国のお土産の定番とも言われるショートブレッドと紅茶をご紹介します。
1) ショートブレッド
<ショートブレッドハウスのショートブレッド>
実はショートブレッドは元々スコットランドのお菓子です。ショートブレッドは、強いバター風味のシンプルな焼き菓子で、紅茶に合います。
英国でも買うことのできる有名なウォーカー(Walker's)ではなく、スコットランドの会社のショートブレッドを3つご紹介します。
- ディーンズ(Dean's)
- ボーダー(Border)
- ショートブレッドハウス(Shortbread House of Edinburgh)
少し高級な感じの色とりどりの缶に入ったショートブレッドハウスのショートブレッドはお土産に最適です。ディーンズ(Dean's) 、ボーダー(Border) のショートブレッドは、スーパーでも買えます。
2) スコティッシュ紅茶
<エジンバラ・ティー ・アンド・コーヒーの紅茶>
紅茶は英国のお土産の定番ですが、スコットランドの紅茶メーカーもあります。スコットランドの水は、日本と同じ軟水です。(イギリスは硬水です。)そのため軟水にあったブレンドティーがスコットランドで作られていて、日本の水にも合います。
- ブロディーズ(Brodies):1867年に創業したコーヒー・紅茶店で、軟水に合うブレンドとして、スコティッシュ・ブレックファスト、スコティッシュ・アフタヌーンティーを出しています
- エジンバラ・ティー・アンド・コーヒー(Edinburgh Tea and Coffee):ウイスキーフレーバーティーやティソルティー(スコットランドの国花のあざみを使ったもの)など、スコットランド独特のフレーバーティーがあります
8. ヘザー製品
<ヘザーの花>
スコットランドの野山は、夏になるとヘザー(heather)が一面に咲き、紫の絨毯のようになります。そのヘザーの花を使った製品があります。
<ヘザー蜂蜜>
ヘザーを使った石鹸や紅茶のほかに、ヘザーの蜂蜜も有名です。ヘザー蜂蜜は、名前の通りヘザーの花の蜜から作られた蜂蜜で、抗酸性や抗菌性があり体にいいと人気です。日本ではお値段が高いので、良いお土産として喜ばれます。
9. ハリーポッターグッズ
<ハリーポッターグッズを扱うミュージアム・コンテクスト>
『ハリーポッター』が誕生した街として知られるエジンバラでは、ハリーポッターグッズもお土産に人気です。エジンバラのビクトリアストリートに、ミュージアム・コンテクスト(Museum Context)というハリーポッターのグッズを取り扱うお店があります。
<魔法の杖>
ハリーポッターに登場する魔法使いの様々なグッズがあって、ハリーポッターファンには堪らなく楽しいお店です。
まず店に入ると目を引くのは、さまざまな登場人物の魔法の杖です。そして他にも色褪せた忍びの地図、魔法の箒まで、リアルなものがたくさんあります。ハリーポッターの縁の場所を訪れた後にこの店に入るとテンションが上がります。
ミュージアム・コンテクスト(Museum Context)
- 住所:40 Victoria St, Edinburgh EH1 2JW
- 公式サイト:Museum Context
10. ゴルフアクセサリー
<セントアンドリュース・オールドコース>
スコットランドには、ゴルフ発祥の地と言われるセントアンドリュースの他にも、全英オープンの開催される有名なゴルフコースが多く、まさにゴルフの聖地としてゴルファー憧れの地です。
そんなスコットランドから、ゴルフ好きな方へのお土産として、スコアカード、タオル、マーカーセット、グリーンフォーク、バッグタグ、クラブカバーなどのアクセサリーはいかがでしょうか?
最後に
スコットランドはイギリスとは違ったケルト文化を持つ土地柄です。そんなスコットランドを訪れたら、ぜひスコットランドらしいお土産を見つけてください。
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Sachiko
- 名古屋市出身、海外滞在歴30年、38カ国490以上の都市を訪れました。多趣味で、アート系のクラッシック鑑賞、バレエ・ダンス鑑賞、美術鑑賞、アンティーク収集から、スポーツ系のテニス・ダイビング、グルメまで色々なことが好きですので、様々な視点で皆様に旅の楽しさがお伝えできればと思っています。捨て猫2匹をインドネシアで拾い、日本まで連れてきました。