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韓国といえば何だろう? 韓国の観光前に知りたい基礎知識
韓国といえば、東京から飛行機で2時間半ほど、大阪や福岡からならもっと早く行ける海外の国です。距離が近いこともあり、たくさんの韓国文化が日本でも知られていて、身近に感じることができる国のひとつではないでしょうか。
韓国はキムチをはじめとする辛い料理やエステなどの美容、韓国ドラマを思い出すような伝統的な家屋など、イメージできるものがたくさんあります。
今回は、「韓国といえばこれ!」といえるような定番をいろんなカテゴリで紹介します。ぜひ韓国旅行に行く時の参考にしてください。
目次
1. 韓国といえば?
韓国は日本と中国の間に位置する国で、面積は約10万平方km。日本の面積が約37万平方kmなので、韓国の面積は日本の約3分の1ほどです。「韓国」という国名は通称で、正式名称は大韓民国です。
韓国といえば、韓国アイドルや韓国ドラマがまず思い浮かんでくるかもしれません。「推し活」の一環として韓国旅行へ行く人も多いようです。
また、エステやコスメなど美容関連をイメージされる方もいるでしょう。そして、キムチやサムギョプサルなどの韓国グルメも外せません。
距離が近く行きやすい国であることから、何度も訪れて楽しむ人もいます。比較的身近な海外ですが、みなさんにとって「韓国といえば」にはどんなものがあるでしょう。
2. 韓国の観光スポットといえば
韓国へ旅行に行く際には、どんな観光スポットがあるかが気になるところです。
ここからは、韓国の観光スポットといえばここ!という定番の観光スポット紹介します。
Nソウルタワー
<出典元:写真AC>
Nソウルタワーは韓国ソウルの街を見渡せる、絶景スポットのひとつです。
ソウルの街を取り囲む「南山(ナムサン)」という山の頂上にそびえ立つNソウルタワーは、韓国初の電波塔として1969年に建てられました。
Nソウルタワーで特にびっくりするのは、至る所に南京錠がかけられていること。Nソウルタワーはドラマの舞台にもなった場所で、南京錠をかけた2人は結ばれるという、定番のデートスポットとしても有名なのです。昼のソウルを一望して観光気分を盛り上げるのも良いですし、夜景を眺めながらロマンチックにデートするのも魅力的。恋人との旅行で思い出を残したい人におすすめです。
- 住所:105 Namsangongwon-gil, Yongsan-gu, Seoul, 韓国
- 公式サイト:Nソウルタワー
景福宮
<出典元:写真AC>
景福宮(キョンボックン)は、1395年に建てられた朝鮮王朝最初の王宮です。景福宮の見どころは、正殿である勤政殿(クンジョンジョン)や、池の中央に浮かび宴会で利用された慶会楼(キョンフェル)など。
さらに、韓国の伝統文化を目で見て楽しみたい人は、南側の正門である光化門で行われる「王宮守門将交代儀式」を見てみましょう。「守門軍(スムングン)」という軍隊の、厳かな交代儀式が見られます。
なお景福宮では、韓服を着ている人の入場料が無料になるサービスがあります。景福宮で思い出を作りたい人は、韓服をレンタルしてタイムスリップした気分を味わってみるのもいいでしょう。
- 住所:161 Sajik-ro, Jongno-gu, Seoul, 韓国
- 公式サイト:景福宮
昌徳宮
<出典元:写真AC>
昌徳宮(チャンドックン)は、朝鮮王朝の宮殿の中でも特に美しいといわれる宮殿で、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。豪華絢爛という王宮のイメージとは反対に、自然との調和を考えた建物のつくりや配置が特徴的。
昌徳宮ならではの美しさを感じたい人は、後苑(フウォン)に行ってみましょう。英語で「シークレットガーデン」と呼ばれる後苑は、昌徳宮の敷地の半分以上を占めており、自然の中に小楼閣が溶け込んでいます。
- 住所:99 Yulgok-ro, Jongno-gu, Seoul, 韓国
- 公式サイト:昌徳宮
南大門市場
<出典元:写真AC>
韓国で食べ歩きを楽しみたい人は、南大門市場(ナンデムンシジャン)がおすすめ。南大門市場は韓国最古の市場として有名で、600年の歴史があります。
衣服やアクセサリーはもちろん、韓国名物の食材である高麗人参や海苔、キムチなども販売しています。南大門市場は食べ歩きにもぴったりの観光地で、市場の至る所に餃子や韓国の天ぷら、パンなどが販売されており、目移りしてしまうはず。
特に食べてほしいのが「ホットク」です。野菜がたっぷり入った「野菜ホットク」は目の前で揚げてもらえるので、熱々のホットクを食べられます。買い物と食べ歩きをまとめて楽しみましょう。
- 住所:21 Namdaemunsijang 4-gil, Jung-gu, Seoul, 韓国
- 公式サイト:南大門市場
明洞
<出典元:写真AC>
韓国でショッピングを楽しみたい人は、明洞(ミョンドン)に行ってみましょう。
明洞はソウル屈指の繁華街のひとつ。韓国初心者であれば、とりあえず明洞に行けば欲しいものが揃う、といわれるほどの買い物スポットです。コスメやアパレルはもちろん、カフェやレストランなども充実しており、夕方からは屋台も登場しはじめ、韓国の夜も味わえます。
- 住所:Jung-gu, Seoul, 韓国
仁寺洞
<出典元:写真AC>
仁寺洞(インサドン)はアートの街として有名な観光スポットです。街のあちこちに韓国の伝統工芸店や現代アートギャラリーが立ち並び、伝統的な建物も残されています。
買い物を楽しみたい人は、工芸品専門のショッピングモール「サムジキル」がおすすめ。建物自体がアートを体現しており、サムジキルの店舗では、オリジナル雑貨やオリジナルアクセサリーを購入できます。仁寺洞は景福宮の近くにあるため、景福宮を観光した後に韓国の伝統を感じられるカフェで一息する観光ルートもおすすめです。韓国の伝統的な風景を眺めながら、街歩きを楽しんでみてください。
- 住所:Jongno-gu, Seoul, 韓国
ロッテワールド
<出典元:写真AC>
韓国のテーマパークといえば、ソウル市街にあるロッテワールドが外せません。屋内、屋外2つの施設を用意しており、天候に左右されずに楽しめます。
ロッテワールドの楽しみ方のひとつは、制服レンタル。大人から子どもまで制服を着て楽しむのが最近のトレンドです。韓国ドラマの主人公になりきって、アトラクションを楽しみましょう。
ロッテワールドは、年中多くの観光客が訪れる人気スポットのため、アトラクションができる予約サービス「マジックパス」を有効活用しましょう。待ち時間を減らして、さまざまなアトラクションに挑戦してみてください。
- 住所:240 Olympic-ro, Songpa-gu, Seoul, 韓国
- 公式サイト:ロッテワールド
3. 韓国のお祭りやイベントといえば
韓国を旅行するなら、韓国ならではのお祭りを楽しんでみるのもおすすめです。
時期によっては、違った韓国の一面を見ることができるかもしれません。今回は、韓国で開催されている3つのお祭り・イベントを紹介します。
釜山国際映画祭
釜山国際映画祭(プサンこくさいえいがさい)は、1995年から続くアジア最大規模の映画祭のこと。
釜山国際映画祭の舞台は、釜山シネマセンターをメイン会場とした釜山市内の映画館です。イベント期間中は国内外の約300作品(開催年により異なる)が上映され、映画に関わる著名人や監督などが映画祭に出席します。韓流ファンであれば、一度は参加したいイベントのひとつといえるでしょう。
毎年10月に開催され、2023年の釜山国際映画祭は10月4日から13日までの10日間です。いつもと違う韓国旅行を楽しみたい人は、釜山国際映画祭の時期に合わせて計画を立ててみてください。
ソウル世界花火祭り
<出典元:写真AC>
ソウル世界花火祭りは、毎年9月末から10月初めの土曜日に開催される花火大会です。
花火大会の舞台は漢江(ハンガン)で、世界中の花火師がチームになり、国別に花火を打ち上げる点が特徴のひとつ。花火を見るおすすめスポットは、汝矣島漢江公園(ヨイド ハンガン コンウォン)や63ビルディング、ハヌル公園など。花火大会当日は、韓国内外から100万人以上の人が押し寄せてどのスポットも大混雑します。できるだけ早く場所取りをして、周辺の屋台のごはんを楽しみましょう。
日本の夏の花火とは異なり、秋の風を感じられるソウル世界花火祭り。日本の花火大会に行きそびれた人は、韓国の花火を楽しんでみてはいかがでしょうか。
桜祭り
<出典元:写真AC>
韓国といえば、日本と同じく桜のシーズンに各地で桜祭りが開催されることでも有名です。今回紹介するのはその中でも特に人気の2つの桜祭りを紹介します。
- 鎮海(チネ)軍港祭り
- 汝矣島(ヨイド)桜まつり
釜山から約1時間の場所で行われる都市「鎮海(チネ)」で行われる「鎮海軍港祭り」は、韓国最大の桜祭りのひとつ。毎年30万本以上の桜が咲き誇り、街の各所がお花見スポットになります。特に訪れるべきスポットは、余佐川(ヨジャチョン)と帝皇山(チェファンサン)公園です。街全体の桜を見渡したり、ドラマのロケ地を巡ってみたりして韓国の桜を楽しんでください。
汝矣島(ヨイド)桜まつりは、ソウルの漢江に浮かぶ中洲である汝矣島で開催されるお祭り。国会議事堂を取り巻くように植えられたソメイヨシノが咲き乱れ、桜祭り期間中は国会議事堂周辺の汝矣西路(ヨイソロ)と漢江市民公園を会場に人々が集まります。長さ1.7kmも続く桜のトンネルをぜひ満喫してください。
韓国各地で、桜の時期はお祭りが開催されています。日本のお花見とは違った雰囲気を楽しむために、春の韓国を旅行してみましょう。
- 住所:Changwon-si, Gyeongsangnam-do, 韓国
- 住所:330 Yeouidong-ro, Yeongdeungpo-gu, Seoul, 韓国
- 公式サイト:漢江公園
4. 韓国で有名なグルメ、伝統料理といえば
韓国といえば、辛い料理が思い浮かびませんか? 韓国では、キムチをはじめとした伝統料理や、有名なグルメがたくさんあります。体の内側から旅行を楽しみたい人は、韓国人の気分を味わいながら、地元の伝統料理を食べてみてください。
ここでは4つの韓国グルメを紹介します。
キムチ
<出典元:写真AC>
韓国といえばキムチです。キムチが韓国の伝統文化として浸透したのは、韓国の厳しい寒さと作物が育つ環境が関係しているそうです。
キムチの歴史は1300年続いており、寒い冬でも野菜を保管するために「塩漬け」という手法がきっかけで始まりました。その後唐辛子が韓国に伝来したことで、今の辛いキムチになったそうです。
キムチの魅力は、発酵する時間によって酸味が異なることや、漬け込む野菜のバリエーションが豊富なことです。美容効果を期待できるキムチは、女性にとっても魅力的な食材といえるでしょう。
韓国を旅行した際は、いろんな野菜で作られたキムチを味わってみてください。
サムギョプサル
<出典元:写真AC>
サムギョプサルとは、「サム(3)」つの「ギョプ(層)」になっている「サル(肉)」のこと。
厚切りにした豚肉を、焼き鍋で焼いて食べる料理です。焼き鍋は、ジンギスカン鍋のように傾斜があるので、肉の油を落としながらヘルシーに食べられる点も魅力のひとつ。
焼き上がったサムギョプサルはサンチュやエゴマの葉に巻いて、キムチやお米と一緒に食べるのが一般的です。韓国に行ったら、お店ごとのトッピングを楽しみながらお腹いっぱいサムギョプサルをいただきましょう。
キンパ
<出典元:写真AC>
韓国語でキンパは、「キム(海苔)」「パブ(ごはん)」を意味します。韓国風の海苔巻きです。
日本の海苔巻きとの違いは、お米に何をかけるかという点。日本の海苔巻きは酢飯で作りますが、キンパはごま油と塩をごはんにかけます。
キンパに使われる具材は、以下のようなものがあります。
- キムチ
- にんじん
- ごぼう
- ほうれん草
- えごまの葉
- たくあん
- 牛肉
日本の海苔巻きと比べて、海鮮などを使わない点も違いのひとつです。キンパは具材によって、さまざまな種類があり、キムチの混ざったごはんにとろりとしたチーズが伸びる、「チーズキンパ」が若者の間で特に人気があります。韓国旅行の際には、本場のキンパをぜひ食べてみてください。
ホットク
<出典元:写真AC>
ホットクとは韓国のおやつのひとつ。おやきのような見た目で、小麦粉の生地の中にあんこや黒砂糖、シナモンを入れて焼いて作ります。
ホットクは「ホ(中国)」「トク(餅)」という意味があり、中国から伝わったお菓子といわれています。
ホットクの具材はお店やエリアによって特徴が違っており、南大門市場では野菜が入ったホットクが有名です。あんこが入っているものやチーズが入っているものなど、自分好みのホットクを見つけてみてください。
5. 韓国のお土産といえば
ここでは「韓国といえばこれ」といわれるほど人気がある、韓国で定番のお土産を紹介します。
韓国のお菓子
韓国のお土産でおすすめなのは、地元で有名なお菓子をみんなで食べ比べてみること。
ここでは韓国で有名な3つのお菓子を紹介します。
- ハニーバターアーモンド
- マーケットオー リアルブラウニー
- ジントックゼリー
<出典元:写真AC>
ハニーバターアーモンドはアーモンドにはちみつバターのパウダーがかかったお菓子です。一度食べ始めたら手が止まらなくなるほど、甘さとしょっぱさがたまりません。小分けのお菓子を買ってみんなで味を食べ比べてみるのはいかがでしょうか。
<出典元:写真AC>
マーケットオー リアルブラウニーは添加物を使用していない、自然本来の甘さが特徴のブラウニーです。ブラウニーは個包装されているため、1箱買ってみんなに分けるのがおすすめ。ちょっと小腹が空いた時に食べるお菓子として、自分用に買ってみるのもおすすめです。
ジントックゼリーは、近年TiktokなどのSNSやYouTubeで話題になった韓国のお菓子です。ゼリーの容器がそれぞれ違っていて、渡すときに形を選んでもらえる楽しみもあります。かぶりつくと中身が飛び出し、みんなでワイワイ楽しめるお菓子といえるでしょう。
インスタントラーメン
<出典元:写真AC>
韓国人は、インスタントラーメンが大好きなんです。1人当たりの年間消費量は、なんと世界1位。韓国ドラマや映画でも、インスタントラーメンを食べるシーンがたくさんあります。韓国人が愛するインスタントラーメンをお土産に買って帰れば、家でも韓国を味わえるでしょう。
お土産として買ってみたいインスタントラーメンは、以下の3種類です。
- パルド ビビン麺
- ノグリラーメン
- 三養(サムヤン)ラーメン
韓国のインスタントラーメンはラーメンだけでなくビビン麺やじゃがいもを使った麺など種類が豊富。コンビニやスーパーでも棚いっぱいにインスタントラーメンが並んでいるので、自分の気になるものを買ってみてください。
韓国のり
<出典元:写真AC>
韓国のお土産で万人受けする商品は、韓国海苔です。韓国は、海苔の消費量も世界一。国民1人当たり180枚も食べられているそうです。韓国海苔は日本の海苔と異なり、塩とごま油で味付けされています。
おいしい韓国海苔を選ぶ場合は、韓国の海苔の生産地である「広川」と書かれたものを選んでみてください。韓国海苔によってはオリーブオイルやエゴマ油などいろんなバリエーションがあるため、まとめ買いして食べ比べてみるのがおすすめです。
韓国コスメ
<出典元:写真AC>
韓国でお土産として喜ばれるお土産には、韓国コスメも挙げられます。韓国コスメは日本でも人気が高く、お土産として渡すだけでも喜ばれるでしょう。お土産として買いやすいのは、パックやティント。自分用にちょっと高めの美容品を買ってみるのもおすすめです。
韓国コスメは保湿成分が高く、美容に効果的なものが安く買えるため、韓国コスメを求めて旅行する人もいるくらいです。特に美容パックはまとめ買いすればするほど安くなることがあるため、保湿のレベルやパッケージの見た目、使われているエキスなどを見てお土産として選んでみましょう。
6. 韓国語といえば
韓国を旅行する際は、韓国の言葉をいくつか覚えておくことがおすすめです。地元の人に韓国語で話しかけることで、仲良くなるきっかけを作ることができるかもしれません。
ここでは、韓国旅行で覚えておくべき韓国語とその意味を紹介します。
- アンニョンハセヨ:こんにちは
- カムサハムニダ:ありがとうございます
- チェソンハムニダ:すみません
- マシッソヨ:おいしいです
- ファジャンシルン オディエ?:トイレはどこですか?
基本的にこれらの言葉を覚えておくだけで、旅がより楽しくなるでしょう。
7. まとめ
今回は「韓国といえば○○」という、韓国の定番スポットやグルメ、イベントを紹介しました。韓国は日本から1番近い国として、日本に似た文化もたくさんあり、親しみのある国といえるでしょう。
韓国を旅行する際は、この記事を参考に定番の観光スポットを押さえつつ、素敵なお土産を買って、旅を楽しんでください。
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