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【神奈川】涼を求めて 箱根芦ノ湖畔の九頭竜神社参拝と絶品グルメ
皆さんこんにちは、たびこふれライターのえいたです。
猛暑の東京から逃れ涼を求めて箱根の芦ノ湖へ行ってきました。芦ノ湖の標高は723mです。学生時代に気温減率を勉強した記憶がある方もいらっしゃると思いますが、標高が100m高くなるごとに気温が0.6度下がるというやつです。これを計算式にすると<700m × 0.6度 ÷ 100 = 4.2>となります。
しかし、湖から吹いてくる涼風やマイナスイオンたっぷりの木陰などの涼しさで、数字で表す温度差以上の涼しさや快適さを体験できました。
さて、そんな芦ノ湖畔を電動アシスト自転車で訪れ、パワースポットに行き、さらに絶品ステーキを堪能し....と、日常と違う場所に身を置くことで心も身体もリセットできました。
今回は、みなさまにもおすすめしたいやる気チャージ満タンの旅日記です。
最後までお付き合いよろしくお願いします。
目次
- 箱根三社のひとつ 九頭竜神社 でパワーをいただく
- 歩いても行けるけど自転車でリゾート気分を
- 量より質を実感!箱根の鉄板焼きの実力に圧倒される
- 本当は泊まってみたかった山のホテル
- 箱根花火ウイークは期間中毎晩2,500発の花火が上がります
箱根三社のひとつ 九頭竜神社 でパワーをいただく
九頭竜神社は、箱根神社、箱根元宮と並ぶ箱根三社の1つです。
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古来、「箱根権現御手洗(はこねごんげんみたらし)の池」と称された「芦ノ湖」の守護神・九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)をお祀りする神社です。御祭神の九頭龍大神は、昔から人々に「九頭龍さま」と崇められ、商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就等に特に御神徳の高い龍神様として信仰されています。(箱根神社公式サイトより引用)
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箱根園を出発して10分ほどで九頭竜の森の入り口に到着します。九頭竜神社を参拝するには、ここで自転車を降りて歩いてゆきます。そして九頭竜の森を通るのに600円の入場料が必要です。緑あふれる九頭竜の森と青空のコントラストが素晴らしかったです。
<九頭竜神社へ通じる湖畔の遊歩道>
たくさんの参拝客が訪れていました。木陰になった歩道に湖から吹くそよ風が心地いいです。
参拝者の多くが(おそらく8割方)女性でした。
程なく九頭竜神社に到着です(5分くらい)。
まずは湖に近い弁財天をお参りします。
弁財天から湖を振り返ると鳥居がありました。こちらは箱根神社の鳥居とは別のものです。
そして九頭竜神社本宮に参拝をしました。
九頭竜神社は縁結びの神様も祀っているので女性の姿が多かったのでしょうか。
私は神社だけでなく九頭竜の森全体が一体となった空間のパワーを体いっぱいに浴びたような、神聖な気持ちになりました。
ちなみに、本宮ということは新宮があります。新宮は箱根神社の境内に2000(平成12)年に建立されました。
九頭竜の森入り口付近には桟橋があり遊覧船が停泊していました。
元箱根港から箱根園を経由して神山桟橋(九頭龍神社)まで九頭龍神社本宮月次祭(毎月13日)に合わせて往路1便、復路2便を運航しています。(2023年8月現在)
毎日運航しているわけではないようですので、芦ノ湖遊覧船公式サイトで確認ください。
九頭竜神社 本宮
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根 防ケ沢 箱根九頭龍の森 内
- 参拝時間:9:00~17:00
- 公式サイト:箱根神社(九頭龍神社)
その他 九頭龍本宮を徒歩で参拝する場合は必ず九頭龍の森を通りますので入場料600円が必要となります。
歩いても行けるけど自転車でリゾート気分を
芦ノ湖畔にはレンタサイクルの貸し出しを数か所で行っていますが、今回は九頭竜神社に近い箱根園で自転車を借りました。
ガイドサイトなどによると、箱根園から九頭竜神社までは徒歩30分ほどで行けるとありましたが、あえて自転車をチョイスしました。
箱根園から九頭竜神社入口までは普通に自転車を漕いで10分ほどでしたが、平坦な道を想像していた湖岸の道路は想像以上に起伏があったので電動アシストは重宝しました。
自転車の貸し出しは箱根園のショッピングプラザ2階のレジで行います。1時間500円です。貸し出し用の自転車は10台ですから、早めの時間のご利用をおすすめします。ちなみに予約はできないそうですので全台貸し出し中の場合は戻ってくるのを待ってからの利用となります。
今回九頭龍神社に自転車で向かったルートはこちら。ぜひ参考にしてください。
箱根園(レンタサイクル)
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139
- 電話:0460-83-1151(箱根園内)
- 営業時間:9:00~17:00(最終受付16:00)
※ショッピングプラザ2階のレジにて受付 - 料金:500円/1h
- 公式サイト:箱根園
量より質を実感!箱根の鉄板焼きの実力に圧倒される
今回ランチでお邪魔したのは、強羅公園近くで営業している『ITOH DINING by NOBU』です。
ITOH DINING by NOBUは、箱根登山ケーブルカーの公園下駅が最寄りですが、登山電車の終点強羅駅からも400mほどの距離(登りがキツイけど)ですので歩いてもOKで、強羅公園に隣接するレストランです。
世界の美食家の間で名前が知られた日本人シェフ松久信幸氏とオーナーシェフである伊藤啓輔氏のコラボによってオープンした鉄板焼のお店です。庭園のような外観にモダンな内装、ゆったりした優雅な雰囲気の中食事を楽しめます。目の前でシェフの技が見られるカウンターもあります。
ランチメニューです。
今回いただいたのは、和牛ショートリブステーキランチ(90g)です。
冷たいお水でほっと一息。
<本日のスープ>
じゃがいもと桃のコラボポタージュ。
1 + 1 は2ではない、期待をはるかに超えた美味しさでした。
<箱根西麓野菜のサラダ>
地産地消ですね、ほろ苦い野菜が大人の味を感じます。
こちらではお箸でいただくのですが、NOBUの文字がさりげなく刻まれていました。
※箱根西麓野菜の詳細は下記よりご覧ください
過去の記事:【静岡県】箱根西麓三島野菜を富士山を望む絶景の中で食べてきたはこちら
<和牛ショートリブステーキランチ(90g)>
さあ、いよいよメインの登場です。
90gって少し物足りないかなと思っていたのですが、大満足の内容です。
私はお肉の焼き具合をミディアムレアでお願いしましたが、それにしてもお肉が無茶苦茶柔らかいのです。お肉を口に入れた瞬間から嚙まなくても口の中で溶けてゆくようで、しかも脂身も品の良い甘さです。このままずっと噛み続けていたいほどの肉の味わいでした。
パンかライスを選べたのでパンをチョイス。
強羅にある『姉妹レストラン PUB STOP』の自家製パンだそうで、細部にまでこだわりを感じました。
ちなみに、ライスは兵庫県産のキヌヒカリというお米を使用しているとのことでした。
<日本酒の桝で出てきたデザート>
本日のデザート、マンゴーのパンナコッタです。甘くない大人の味です。
<コーヒーも安定のおいしさ>
コースで出てきた食事もさることながら、それぞれ料理の食器にもこだわりを感じました。
とても美味しく、優雅な気分で食事を終えることができました。
カウンターは、目の前でシェフの技を堪能できます。
大きな窓ガラスとゆとりの配席、黒を基調としたモダンな空間でした。
観光客でごった返す強羅駅付近の喧騒が、嘘のように静かなレストランでした。
時間もお金で買う、そこに価値があることを実感したランチでした。
ITOH DINING by NOBU
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-64
- TEL:0460-83-8209
- 営業時間:11:30~15:00/17:00~21:00
- 公式サイト:ITOH DINING by NOBU
本当は泊まってみたかった山のホテル
外国人にも人気の山のホテルに立ち寄りました。
コロナ明けの夏休みだからでしょうか、このホテルはしばらく先の予約まで満室でしたが(というか私の懐では泊まれません笑)、 大人な雰囲気の箱根を体験したかったのでロビーや庭園にお邪魔しました。
ホテルに入った瞬間、まるで別世界のロビー。
ラウンジ・バーです。シェフのこだわりsweetsや軽食、山のホテルオリジナルビールを提供しています。
【ラウンジ・バー】
- 営業時間:9:30〜21:00(20:30 L.O.)
- 店内:44席/テラス20席
<ホテル外観と庭園>
こちらの庭園はつつじの季節は一面がピンク色に染まるとのこと、一目見てみたいです。
山のホテルは、今回訪れた箱根園や九頭竜神社、そして箱根神社にも近く、芦ノ湖を望むロケーションは素晴らしいです。
山のホテル
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
- TEL:0460-83-6321
- 公式サイト:山のホテル
箱根花火ウイークは、期間中毎晩2,500発の花火があがります
箱根神社の数多くある祭事のうち、芦ノ湖の守り神である九類龍を奉る湖水祭(7月31日)を皮切りに、鎮座以来続く例祭(8月1日)から焼祭(8月5日)まで「芦ノ湖夏まつりウイーク」として運夜の花火大会などが催されました。この期間中に芦ノ湖湖上で6夜連続開催されましたが、私は8月5日の焼祭の日に船上から花火を見学してきました。
20:00から2,500発の花火があがりました。
イルミネーション輝く遊覧船とデッキには鈴なりの観覧者。
<桟橋に戻ってきた遊覧船>
漆黒の湖畔に浮かび上がる姿は威風堂々という感じです。
2023年はコロナ明けで各地において花火大会が開催されました。
花火を見て、近所の盆踊りの音を聞いて、「あー夏だなぁ」と実感しました。
夏はこうでなくちゃ、これが結論です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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えいた
- 旅の臨場感が届けばうれしいです