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【カナダ】トロントで巨人になった気分になれる!?「Little Canada」
夏真っ盛りのここトロント。気温が30度を超えて暑い日もありますが、例年より涼しい日が多く、30度に届かない日がほとんどなので、かなり過ごしやすいです。そんなある日、友人におすすめだから一緒に行こう!と誘われ、今人気の観光スポットに行ってきました。
その名も「Little Canada」、リトルカナダです。トロントにいながら極小スケールのカナダの観光名所を見物することが出来る、比較的最近できたユニークなテーマパークです。結果からお伝えすると、ものすごく手が込んでてリアルで、ユーモアとセンスが満載で、見応え・見どころがありすぎて見るところが定まらないくらい内容が盛りだくさんでした笑 とにかく楽しかったです!子どもから大人、シニアの方々まで十分楽しめる場所で、また来たいと思えた場所でした。それではご紹介していきましょう!
目次
アクセス
リトルカナダは、トロントの都心部の真ん中に位置しているうえに、地下鉄の駅から直結しているので、とても好立地です。TTC(トロントの交通機関)のダンダス駅を降りてすぐです。隣にはイートンセンターというトロントで一番有名なショッピングモールがあるので、リトルカナダとイートンセンターをセットにして1日観光すると効率良く、有意義な1日を過ごせます。
リトルカナダとイートンセンターの間にある地上交差点を「ダンダススクエア」といいます。渋谷のスクランブル交差点を縮小したような小さな交差点なのですが、電光掲示板や噴水の広場があったりして、記念撮影をするにはとっておきの場所です。
ダンダススクエアの様子です。この写真の中央部に小さく「Little Canada」と看板が出ているのが見えますでしょうか?リトルカナダはこの建物地下部分にあります。建物中に入ると赤く塗られた壁と看板があります。
そこをエスカレーターで下って行くと、入り口です。窓口でチケットを購入して入場します。窓口横に荷物を預けるクロークがあるので、大きな荷物やコート、ベビーカーがあっても安心です。
見られるもの・出来ること
リトルカナダでは各エリアや都市に分けて展示があります。カナダで最も大きな都市トロント、首都オタワ、有名なナイアガラの滝、フランス語圏のケベック州など、カナダといえばここという場所が厳選され、それが忠実に再現されており、その場所、建物、風景、街並みが一望できます。現在もエリアを拡張中のようで、「Little North」「Little West Coast」「Little Prairies」「Little Rockies」が制作中とのことでした(2023年8月現在)。
リトルカナダというだけあって館内はそれほど広くなく、移動距離も大したことないので、子連れやシニアの方も来やすいです。エレベーターが設置されていてバリアフリーなので、車椅子やベビーカーでの移動も問題ありません。
また、館内にはベンチがあるので飲食を含め休憩ができます。サンドイッチやクッキー、飲み物などの軽食を販売するカフェもありました。
また、制作アトリエがガラス張りなので、どのように制作をしているかが伺えます。
アトリエは窓口のようになって開いていて、そこに作業員が座って作業をしているので、質問をしたり、作業の様子を見たりできます。アトリエの隣にはスクリーンが置かれていて、タイムラプスでミニチュア世界の制作の一部始終を見ることもできました。
超超ミニチュアのペンギンなどが見本として展示されています。隣に置かれた10セントコイン(一円玉より少し小さいサイズ)と比べてその小ささがいかなるものかお分かりいただけるでしょう・・・ゴマ粒レベル!!3Dプリンターを駆使して作るそうです。作業員の方は肩こりに悩みながらも楽しく作業しているとのことでした。
リトルカナダの制作に携わった人たちがミニチュアになって展示されていました。
出口付近にはお土産屋さんもあります。
ここがすごいリトルカナダ
とにかくリアルで再現性が半端じゃないリトルカナダ。特にリトルトロントは、11年住んでいてその街並みや風景がわかるからということもあってか、そのリアルさにとても感動しました!私が特に感動した再現性の細かさ、そしてユーモア溢れる面白いシーンをかいつまんで写真でご紹介します。
リトルカナダでは15分毎に朝〜夕〜夜景とライトアップが変わり、その照明もとても手が込んでいます。日中と夜では景色が全く異なるので、その違いを観察するのも楽しかったです。
まずは定番CNタワーと、その真横にあるロジャースセンター(野球ドーム)。CNタワーは本物さながらにグラデーションのライトアップが施されていました。そしてこのロジャースセンター、なんと本物同様、ドームの屋根が自動で開閉します。
そしてこのミニチュアの観客たち!1つ1つ作られ席に座っています。これを見ただけでも来る価値あった〜と思う瞬間でした。まさに芸術です。
トロントの中華街の様子です。普段は道路に露天など出していることはないのですが、昔お祭りがあったときにこのようにしていたのかもしれません。お店の看板が実際の街にあるお店の看板と全く同じだったので、再現度の高さに思わず笑ってしまいました。
トロント市庁舎です。建物、広場、池、電光掲示板も本物そっくり。
上の写真がリトルカナダのダンダススクエアで、下の写真が私が実際に撮ったダンダススクエアです。撮影の角度が異なりますが、すごく似てませんか・・・?
こちらも超有名なトロントのセントローレンスマーケット。屋根を取って、中の様子を細かく再現しています。芸が細かすぎる!
都市部を再現しているところでは、至る所に鉄道が走っていました。トロント近郊ではGo train、州と州をつなぐVia鉄道とどちらも走っており、見応えがありました。
ケベックの有名なホテルらしいのですが、その建物を縦に切ってその部屋1つ1つを面白くディスプレイしてあります。現実的から非現実的なものまで、ユニークで面白い部屋ばかりでつい見入ってしまいます。
ナイアガラの滝付近の有名な繁華街です。夜になるとライトアップがとても綺麗でした。
ここからは芸が細かいシリーズです。タコ、その店のレンガの色、屋根の上の落ち葉。
ピザ屋とケバブ屋のバトル(?)。
建物の間に風船で空を飛んでいる人。これら3枚の写真は40cm四方に入るくらいの場所から撮ったものたちです。見るところが多すぎて、頭の処理に時間がかかります笑 と思って3歩進んだら、今度は街中に巨大な寿司。
とにかく見物客を飽きさせない、ユーモア満載のミニチュア世界です。
他にもいっぱい見所がありました。全部お見せしたいのですが、とてもじゃないけど見せきれないのでこれくらいにしておきます。
Little Meを作って分身を展示してもらえる!
展示を見るだけでも大満足なのですが、さらにこんな楽しみ方もできます。展示スペースの一角に360度のフォトブースがあり、そこでスタッフに撮影してもらうと、後日ミニチュアの自分をオーダーメイドすることができます。撮影してもらったものの一部をご紹介します。
登録したメールアドレス宛に写真が送られてきて、追加料金を払えばミニチュアを作ることができ、さらには、そのミニチュアをリトルカナダのどこかの住人として展示してもらうこともできます。
自宅用2.5インチ(約6.3cm)とリトルカナダ展示用の3/4インチ(約1.9cm)フィギュア、2体セットで99ドル(約10,700円)です。決して安い買い物ではないですが、いい記念になります。自宅用のフィギュアは大きさを選べます。ミニの自分が有名テーマパークのどこかに住んでいると思うと、ワクワクしませんか?
最後に
今回の記事では、トロントに比較的最近出来た「Little Canada」という場所についてご紹介しました。ミニチュアの世界が好きな方、カナダの色々な場所を1日で見たい方、おすすめです。機会があったらぜひ1度足を運んでみてくださいね。
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もも
- 2012年よりトロント在住。自営業、ブロガー、2児の母。