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【オーストラリア】ケアンズで先住民族アボリジニのアートを楽しむ
アボリジニとはオーストラリアの先住民族の総称で、そのルーツは、なんと5万年以上も溯ります。そして、ケアンズは、アボリジニの人口が多い街でもあることをご存じですか?先住民族の人口は、ケアンズの人口の9%を占め、身近にアボリジニの生活文化に触れられる環境にあります。
そんなケアンズでは、毎年先住民のアートの祭典が開かれており、先住民の芸術と文化に対する理解を深め、支援を促進する役割を果たすと同時に、先住民のアーティストや職人に経済的な機会を提供しています。このイベントは、地元の人々だけでなく、観光客にも人気を博し、毎年賑わっています。
目次
ケアンズ先住民アートフェア(CIAF)
ケアンズ先住民アートフェア(CIAF)は2009年に設立され、以来、クイーンズランド州のアボリジニとトレス海峡諸島民の芸術と文化に触れることのできる一大イベントへと成長してきました。
毎年、ケアンズ市内のコンベンションセンターで4日間にわたって開催され、期間中は、コンベンションセンターだけでなく、周辺施設でも様々な先住民関連の展示会やイベントが催されます。
2032年には、ブリスベンでのオリンピック、パラリンピックの開催が決まっていることもあり、先住民アーティストの機会を拡大し、ケアンズ地域の経済的、文化的そして観光のさらなる発展に期待して、クイーンズランド州政府も力を入れているイベントです。
先住民のアートに触れる
「アートだなんてわかんないよ~」と思われる方もご安心ください♪この祭典のアートは、鑑賞するだけでなく、先住民のダンスを習ったり、歌を聞いたり、直接アーティストの方とお話しできたり、ファッションショーがあったり、といろいろな楽しみ方ができます。
アボリジニの歌だけでなくダンスパフォーマンスも見られます。
アボリジニのアートというと、点描画を思い浮かべる方が多いかと思いますが、伝統的な絵画だけでなく、例えば、こんなカラフルな立体的なオブジェもあちこちに展示され、ユニークな作品展示が多く、展示コーナーを見て回るだけでも楽しいです。ここでは、クイーンズランド州で生まれた、または同州を拠点に活動するアボリジニおよびトレス海峡諸島民のアーティストの作品が展示されています。
先住民アーティストによるアートマーケットも開かれているので、個性的なお土産も見つかります♪
なんだか人だかりができている、と思ったら、こちらのメラニー・ハーバーさんのブースでした。メラニーさんは伝統的なアボリジニアートとコンテンポラリーアートを組み合わせた絵画を描いていて、色合い鮮やかに描かれたグレートバリアリーフがなんとも素敵!オーストラリアの数々のブランドともコラボしている有名なアーティストさんです。
筆者も、ご本人とお話しできたことも感激でしたし、実際にたくさんのグッズを手に取ることができて、うれしくてだいぶいろいろ買ってしまいました(笑)。
このようにアーティストさんと直接お話ができるのもこのイベントの楽しいポイントです。
最後に
ケアンズ先住民アートフェア(CIAF)は、2024年も開催予定(日程は未定)、もし機会があれば、先住民族の文化にも触れてみて下さい♪
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キャノン美佳
- オーストラリア在住。AUのナチュラルコスメやスーパーフードにはまり、ウェブショップ「おうちスパ」を運営。素敵なケアンズ情報をお届けします。