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【池尻大橋】こんなお店を作りたかった!たべる、あそぶ、はたらく、交じり合うシェア空間「Corner」
こんにちは!
たびこふれ編集部のシンジーノです。
先日、お誘いがあり、東京目黒区の池尻大橋に新しくオープンしたお店に行ってきました。
「池尻大橋っておしゃれなお店は多いんだけど、しっかりご飯を食べられるところって意外に少ないんですよね。それも格式ばったレストランとかじゃなく、気軽に、そうサンダルとかひっかけてふだん着でも行けるお店、そんなお店があったらいいなぁって思ってて。。。それで作っちゃったんです。」
国道246沿いの角っこ(コーナー)にお店をオープンした株式会社Knitの登坂麻美さん。
一大繁華街である渋谷と三軒茶屋の中間にある池尻大橋。この街に愛着をもっている彼女は、4年前に池尻大橋駅そばの商店街の中に「イザック」というお店をオープンしました。
イザックという店名の由来は「居酒屋スナック、略してイザック!笑」居酒屋よりもお客さんとの距離が近く、スナックよりごはんをしっかり食べられるというコンセプトなのだとか。
そしてそのイザックのスタッフ、お客さんらが意気投合し、自分たちの作りたい世界、空間を実現させたのが今回ご紹介したいCorner(コーナー)です。
なんか面白い始まり方ですよね。まるで大学のサークルみたいです。
PR会社である(株)flatの代表である登坂さんと、設計事務所(株)アーキネクストの代表 西脇靖人さんが合同会社(株)Knitを立ち上げ、Cornerを運営しています。
Cornerの運営スタッフは、それぞれ本業を持っています。
PR、建築家、料理、IT、コピーライター、花屋など一見、飲食とはかけ離れた人々が集まり、絡み合い、編みこまれたように縦横無尽に動きまわる。
まさに「チームKnit」
左から持田さん(調理・元IT会社)、西脇さん(建築家)、登坂さん(PR)、上田さん(コピーライター・植物販売)、相徳さん(花屋)
登坂さんと西脇さんが共同経営者となって(株)Knitを立ち上げました。
Cornerは単なるカフェでも、レストランでも、バーでもない、居心地のいい空間。
わが家のようにくつろげるように設えてあります。
お店のスタッフやお客さん同士も気軽に話ができ、ワーキングスペースとして活用することも可。
早朝から深夜まで(朝7時から深夜2時まで)どんな時間帯でも手作りのおかずとごちそうでお腹いっぱいに食べられる場所。
そんな、ありそうでなかなか無かったスタイルのお店。
Cornerはそういうお店です。
<Cornerの外観:写真提供・(株)Knit)
目次
Cornerの店内はどんな感じ?
Cornerの店内には、建築家である西脇さんのこだわりが詰まっています。
<Cornerの内観:写真提供・(株)Knit)>
大きな窓から自然光がお店の中にふんだんに注ぎ込んでいます。
優しい木の肌触りのテーブル、皮張りの椅子、古材を利用した床、高い天井、柔らかい照明。
彩りを添える花たち。打ちっぱなしコンクリートと赤土を使ったレンガの壁の融合。おしゃれで洗練されていながら、奇抜すぎない落ち着いた雰囲気。
それらすべてが「なんとも言えない居心地のよさ」を生み出しています。
カウンター内にはチームKnitの元気で明るいメンバーが、まるで劇場のステージ上のように飛び回っています。
Cornerではどんな料理が食べられるの?
7月10日のオープン当日に伺って、あれこれ食べてきました。
前菜の盛り合わせ。左からセロリと玉ねぎのカポナータ、とっておきオリーブオイルのニンジンラベ、紫キャベツの辛くないスパイスラベ。ヘルシーで優しい味でした。二日酔いの翌日に効きそう笑。
チーズの盛り合わせ。はちみつが芸術的にお皿の上で舞っています。これにはビールかワインを合わせたいですね。
飛騨牛のローストビーフ、十六穀米、野菜スープのセット。
定食みたいです。こういうごはん、いわゆるおしゃれなお店ではなかなか食べられないんですよね。
「お腹を満たすお店」その意味がよくわかります。
飛騨牛は柔らかく、舌に絡みつくように甘い脂がじゅわ~。十六穀米の水加減が絶妙で食感はもっちりしっとり(雑穀米ってポソポソしていることが多いですよね。ここのはそうじゃないんですよ)野菜スープは優しい旨みで胃を包みこんでくれます。
出た~!飛騨牛のステーキ。こちらは試食サイズでしたが、ガブッとかぶりつくと甘くてジューシーな肉汁が口の中一杯に広がります。
「う~肉を食べてる~」と実感します。
添えられている「Cornerのフライドポテト」がまた秀逸。表面カリカリ、中身ホクホク。油っぽくなく罪悪感も少なめ。
そしてCorner名物「鯖サンド」。で、でかっ!
<かぶりついた後の鯖サンド写真>
見よ!この肉厚の鯖。鯖サンドというより「ザ・鯖!」って感じです。鯖の存在感がハンパありません。
パンもトーストしてあってサクサク。ソース(ジェノヴェーゼ?)が洋風で立派なメイン料理です。
コースター。ポップでかわいくていい感じなのですが、あえて言えば、ウレタンかゴム製のためなのか、グラスを持ち上げる度にコースターがくっついてくるところ。。。
これは今後の課題としてなんとかして欲しい笑(個人的に)
Cornerのビールは他とはちょっと違う?
ビールはチェコの「ピルスナーウルケル」。
このピルスナーウルケルには3種類の注ぎ方があるそうで。。。
- ナドバクラット:日本でもおなじみの注ぎ方。ビールを注ぎ、その上に泡で蓋をする。炭酸がしっかり効いています。
- ハラディンカ:伝統的なチェコの注ぎ方。先に泡を注いでそれからビールを注ぐ。炭酸が軽めで、ゆっくり飲める。
- そしてミルコ:泡を楽しむ飲み方。こんな飲み方見たことない。
今回、私はチェコの伝統的注ぎ方のハラディンカでいただきました。
日本でもこの注ぎ方ができる職人は少ないのだとか。西脇さんは建築家でありながらなんとバーテンダー経験もあり、彼に注いでもらいました。
見た目はいわゆる他のビールと変わりませんよね。しかし飲んでみると確かに炭酸が強すぎず、まろやかで飲みやすい。私はビール党ではないのですが、これならずっと飲んでいられるかも。
ワインはオーストラリア、ニュージーランドワインなどのニューワールドワインがメイン。登坂さんが現地に旅して飲んですごく美味しかったから選んだのだとか。
Cornerこだわりの珈琲とは?
静岡県富士市を拠点とする焙煎所「トロニカコーヒー」のオリジナルブレンド。
コロンビアをベースにスマトラ島、バリ島といったインドネシアの島々のコーヒーをブレンドすることで深く焙煎しても味が軽くなりすぎず、ずっしりとした印象を感じられるような一杯。実際飲んでみると、コーヒー好きにはたまらないしっかりコクのあるコーヒーでした。
Cornerまとめ
休日には、一日中居たくなる場所。
仕事がある日には朝食に、仕事帰りに、飲み会があってそのまま家に帰る前にもうちょっと飲みたい時、食べたい時になんか寄りたくなる場所。
そしてテレワークの時には席を陣取って自分の世界に没頭。
もうほとんど自宅と変わらない笑。
その空間には、フレンドリーで家族のようなスタッフと、席で隣り合わせた初めて出会う人たちといっしょに過ごす心地よい空間があります。
病みつきになりそう、それがCornerです。
朝から晩までしっかりごはんが食べられます。
<思わず立ち寄りたくなるお店Corner>
Corner by Knit 基本情報
・・・しかし、このお店の原点ともいえる「イザック(居酒屋スナック)」ここも気になる。。。笑
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。