お得に無駄なく楽しむ、ベルリン観光1日プラン

海外旅行で事前にしっかり考えておきたいことが多くあると思います。その1つに限られた時間を有効に使って、多くの観光スポットを訪れる旅行のプランがあるでしょう。パックツアーの旅行であれば問題ありませんが、個人で旅行をする場合には頭を悩ませるかもしれません。

今回紹介したいのはベルリンでの1日観光プランです。1日の時間を有効に使って、かかる費用を抑えたプランを紹介したいと多います。ぜひこちらのプランを参考にして、ベルリンで楽しい観光旅行を楽しんでください。

目次

スタート地点はブランデンブルグ門

ベルリン1日観光でスタート地点にしたいのはブランデンブルク門です。位置するのはベルリンの中心部で、近くには地下鉄とSバーンの駅があります。周辺にはベルリンの出入り口となるターミナル駅、ベルリン中央駅もあります。そのため他の街から訪れたとしても簡単にたどり着くことができるでしょう。

ブランデンブルク門

このようなブランデンブルク門はベルリンのシンボルとも言える場所。かつては東西ベルリンの境界となっており、その門をくぐり抜けることはできませんでした。今では誰もが通り抜けることができ、東西ドイツ統一の象徴と言えるかもしれません。

午前中に訪れれば、逆光になることなくブランデンブルク門を背景にして記念写真を取ることができるでしょう。

ブランデンブルク門

ブランデンブルグ門/Brandenburger Tor

  • アドレス : Pariser Platz, 10117 Berlin
  • 滞在時間目安 : 30分くらい 
  • 入場料 : 無料
  • 開館時間 : 常時
  • 公式サイト:ブランデンブルグ門

午前中のハイライト「ベルリンの壁記念館」

ベルリンの壁記念館が位置するのはベルリンの中心部で、ブランデンブルク門からはSバーンを使って1本で訪れることができます。列車の本数は多いため待ち時間も少なく、20分ほどで訪れることができるでしょう。

また、ベルリンの壁記念館は最寄駅から歩いて数分のところにあります。そのため時間を無駄にすることなく、すぐに訪れることができるはずです。

ベルリンの壁記念館

ベルリンの壁記念館は、今ではほとんど撤去されたベルリンの壁を見れる貴重な場所です。ここで見れるのはベルリンの壁だけではありません。壁周辺の警備のために建てられた監視塔、そして壁に接近させないための第二の壁も見ることができます。

そのためベルリンの壁を乗り越えることの難しさを理解することができるでしょう。ベルリンといえば、ベルリンの壁なので、必ず訪れておきたい場所です。

ベルリンの壁記念館

ベルリンの壁記念館/Gedenkstätte Berliner Mauer

  • アドレス : Bernauer Str. 119, 13355 Berlin
  • 滞在目安 : 1〜1時間半程度
  • 入場料 : 無料
  • 開館時間 : 常時(展示館は10:00〜18:00)
  • 休館日 : 展示館は月曜休館
  • 公式サイト:ベルリンの壁記念館

昼食は「ニコライ地区」で

ニコライ地区が位置するのはベルリンの中心部です。ベルリンの壁記念館から地下鉄の駅「Bernauer Straße」に向かいます。そしてターミナル駅である「Alexanderplatz」で地下鉄U5に乗り換えて一駅の「Rotes Rathaus」駅下車で、ニコライ地区を訪れることができます。

地下鉄は本数もあるため、おそらく20分程度で移動することができるでしょう。ニコライ地区は駅に近くにあるため、移動は乗り換えを除けばいたって簡単です。

ニコライ地区

ニコライ地区はベルリン誕生の地とも呼ばれる場所で、この場所を中心にしてベルリンの街は広がっていきました。そんな場所は第二次世界大戦によって破壊されましたが、80年代に多くの建物が再建されたり、修復されて、街の中心部に古い街並みが戻りました。このような場所にはレストランやカフェ、そしてビアガーデンが軒を連ねています。

多くの店からはベルリン大聖堂や王宮を眺めることができ、素晴らしい風景を楽しむことができるでしょう。こうした眺めの良い場所は観光の疲れを癒し、昼食を取るには最適な場所です。

ニコライ地区

ニコライ地区/Nikolaiviertel

  • アドレス : Rathausstraße 21, 10178 Berlin
  • 滞在目安 : 1〜2時間
  • 入場料 : 無料
  • 開館時間 : 常時 (飲食施設は各店舗により異なる)
  • 公式サイト:ニコライ地区

午後のハイライト「博物館島」

博物館島はシュプレー川の中洲となる島のことです。ニコライ地区はシュプレー川の川岸に広がっており、博物館島へは川岸を歩いて訪れることができます。歩いて15分ほどの距離ですが、川岸は美しく整備されており、散歩するには最高の場所。

ここでは移動するだけでなく同時に素晴らしい眺めを楽しめるため、観光気分を楽しむことができるでしょう。

博物館島

博物館島は言わずと知れたベルリン屈指の観光スポットです。世界遺産にも登録されており、ベルリンでは見逃すことができない場所。博物館島には5館の美術館と博物館があります。時間の余裕次第ですが、ぜひ1館は訪れてください。

特におすすめなのは建物中に建造物が展示されているペルガモン博物館です(2023年10月より休館予定)。またネフェルティティの胸像が展示されている新博物館もおすすめです。

博物館島

博物館島/Museumsinsel

  • アドレス : Bodestraße 1-3, 10178 Berlin
  • 滞在目安 : 1〜2時間
  • 入場料 : 10ユーロ〜
  • 開館時間 : 10:00〜18:00(ペルガモン博物館と新博物館は木曜日は20時まで開館)
  • 休館日: 月曜休館
  • 公式サイト:博物館島
  • 注意点 : 博物館島の施設は常に混んでおり、すぐに入場できません。事前にタイムスロットの予約を入れるようにしましょう。

時間があれば「ベルリン王宮」でリラックス

ベルリン王宮が位置しているのは博物館島のすぐ近く。歩いて10分ほどで訪れることができます。移動時間はほとんど必要ではないため、余裕があれば博物館島の風景を楽しみながら訪れるのも悪くないでしょう。週末にはシュプレー 川沿いに蚤の市が出ているので、それを眺めながらベルリン王宮を訪れると、よりドイツの雰囲気を楽しめるかもしれません。

ベルリン王宮

ベルリン王宮はフンボルトフォーラムと呼ばれており、民族博物館とアジア美術館など多くの展示スペースがある複合文化施設です。民族博物館とアジア美術館はどちらも無料で訪れることができるため、時間と体力があれば、ぜひ訪れてみてください。もし余裕がなければ、屋上の展望スペースを訪れてみましょう。そこからはベルリン中心部の素晴らしい眺望を楽しむことができます。

また展望スペースだけでなくレストランもあります。もし疲れていたら、こちらでお茶や軽食を楽しむのも悪くありません(屋上のレストランは安くないですが、素晴らしい風景を楽しむことができます)。

ベルリン王宮

ベルリン王宮/Berliner Schloss

  • アドレス : Unter den Linden, 10117 Berlin
  • 滞在目安 : 1時間〜1時間半
  • 入場料 : 無料(一部展示は有料)
  • 開館時間 : 10:30〜18:30時
  • 休館日 : 火曜日
  • 公式サイト:ベルリン王宮

ショッピングや夕食は「ハッケーシャーマルクト」で

ベルリン1日観光のゴールはハッケーシャーマルクトです。こちらはベルリン王宮から歩いて15分ほどです。博物館島の横を流れるシュプレー川に沿って歩くと、駅周辺に簡単にたどり着くことができます。川沿いは美しく整備されているため、ただ移動するだけでなく風景を楽しみながら歩くことができるでしょう。川沿いにはベンチなどもあるため、疲れていたら休憩しながら移動するのも悪くありません。

ハッケーシャーマルクト

ハッケーシャーマルクト周辺には、多くのショップやレストラン、そしてカフェがあります。ここでお土産探しできるだけでなく、時間が夕食時であれば夕食を食べることもできるでしょう。色々なお店があるため店探しに困ることはありません。

また食事やお土産探しを終えたら帰路につくことになりますが、Sバーンの駅があり、いくつか路面電車の停留所もあります。そのためホテルやターミナル駅へ簡単に移動することができるでしょう。

ハッケーシャーマルクト/Hackescher Markt

  • アドレス : 10178 Berlin
  • 滞在目安 : 1時間〜

時間もお金も無駄にしないベルリン1日観光

今回紹介したベルリン1日観光プランは移動時間を減らして、無駄なく重要な観光スポットをまわれるように考えたものです。このプランなら、ベルリンの壁や博物館島といったベルリン屈指の観光スポットを訪れることができるでしょう。

また昼食時や夕食時にはレストランなどがある場所に訪れられるようになっています。そのためレストラン探しなどで時間を無駄にすることもありません。有料の施設は博物館島だけなので、交通費と飲食費を除けば、かかる費用は博物館島での入館料(1館の場合10ユーロ〜)のみ。

ぜひ今回のプランを利用して、時間もお金も無駄にしないベルリン観光を楽しんでください。

関連記事

ドイツ」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『ドイツ』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingドイツ記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

K.Hayashi

大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!