欧米のセレブがやってくるイタリア屈指のリゾートの地、ポルトフィーノ

ポルトフィーノ イタリア

目次

東京ディズニーシーのモデルになったポルトフィーノ

ポルトフィーノ イタリア

「この景色、日本のどこかでみたような?」と思った方もいると思います。

そうです。東京ディズニーシーのモデルになったと言われているのが、ポルトフィーノ(Portofino)。

ポルトフィーノ、日本では競馬馬とか、フェラーリの車、イタリア・レストランの名前で知られていますが、私がここに書こうとしているのは、競馬馬でもレストランでも、フェラーリでもありません。イタリアでも有数のラグジュアリーなリゾートです。

場所はジェノバの南、海に突き出た半島の突先にあります。北欧の金持ちにとって、イタリアに太陽の日を浴びにくるということが、ステータスだった頃に、鄙びた漁村の風情を残しながら、一方では一泊20~30万円もするようなホテルが点在する場所として存在しました。

この村の歴史は古く、古代ローマ時代にはポルトゥス・デルフィニ(Portus Delphini/イルカの港)として知られ、近世になって地中海の制海権を争う時代には、天然の良港でしかも要害として、ジェノバの戦略拠点になっていました。

リビエラ海岸の漁村が高級リゾートに生まれ変わった

ポルトフィーノ イタリア

イタリアのリゾートの特徴は、自然と古い街並みが一体化して、みごとな調和を示すことにあります。この漁村は、昔ながらの鄙びた姿を残すため、70年前から、法律で建物の修復や新規の建物には、村当局の許可が必要になっています。建物の色が気に入らないからと、色を変えるにも当局の許可が必要です。

ポルトフィーノ イタリア

また、この村の特徴は、全ての建物が村人の棲家であり、別荘の所有者の生活の場であること。観光客のほとんどは日帰りの客で、日中は観光客で賑わいますが、日暮れとともに静かな漁村の風情に返ります。

この村には、車を乗り入れることはできません。村の入口で、女性の警官に停められ、村の駐車場に入れるように言われます。この駐車場の料金も高級でした。レンタカーなどでイタリアを旅すると、駐車場探しに翻弄されますが、ここだけは警官が教えてくれます。でも、すこぶる高い!!(-_-;)

このリゾートを代表するホテル

ベルモンド ホテル スプレンディード

このリゾートには、とってもチャーミングな、そうチャーミングという言葉はこのホテルの部屋のためにある、というホテルがあります。

ベルモンド ホテル スプレンディードという5つ星のホテルです。似ていますが、トマトのホテルではありません、トマトはデルモンテ。ベルモンドはイタリア語で美しい世界です。

ベルモンド ホテル スプレンディード

一室ごとに内装も調度も異なっており、とてもチャーミングなのです。ほとんどの部屋が海側にあり、部屋の窓からの眺めが一幅(いっぷく)の絵画のように思えます。

予約サイトを見ても、料金はホテルにお問い合わせくださいと書かれているので、ホテル予約サイトでの予約は困難なようです。

Booking.comでこのホテルを検索すると以下の表示が出てきます。

『申し訳ございませんが、この宿泊施設は現在、当サイトで予約を受け付けておりません。周辺にある、ほかの宿泊施設を探すにはこちらをクリック。』

>>ホテルに直接予約するにはこちらから ※日本語のページもありますが、予約するページは日本語では不可で、英語・イタリア語など他の言語になります

海側の部屋で、普通のダブルベッドの部屋で1泊約36万円(朝食込み)になります。10泊の値段ではありません。1泊の値段です。

ベルモンド ホテル スプレンディードの部屋

ちなみに、こういうリゾートホテルのベッドは基本的にダブルベッドになります。ツインの部屋はありません。こんなホテルにオッサン2人で宿泊するような人はいないのが前提です。

東アジアの夫婦はダブルベッドには寝ない傾向がありますが、欧米豪の熟年夫婦は必ず同じベッドに寝ます。京都のホテルでアイルランドのご夫婦から部屋がツインだから部屋を変えろ!!と強烈にクレームされました。ヨーロッパのリゾートでは、日本のご夫婦もダブルベッドに寝てください。

ベルモンド ホテル スプレンディード(Belmond Hotel Splendido)

いつもの余談です


(1)イタリア人はよく、手で喋るといわれている。だから、運転中のイタリア人に話しかけることは危険。すぐにお喋りに夢中になって、ハンドルから手を離す。

議論に熱中しているイタリア人に、自分の言いたいことを聞いてもらいときには、そのイタリア人が振り回している両手をつかむ。不思議と黙ります。どうも、手を振り回してないと喋れないのがイタリア人らしい。

犯罪者のイタリア人に自白させようとしたら、手錠を外すこと。手錠をしていたら、手が使えないから自白できない。

(2)イタリア人は順番に並ぶということが得意ではない。われがちに殺到するのである。ヨーロッパの中で言われていることに、ドイツ人が二人いると列ができる。イタリア人が二人いると、列が乱れる。

(3)イタリアのレストランは、イタリア人達の話し声、笑い声、子供が叫ぶ声で満ちている。とにかく、五月蝿い。静寂とは無縁の人たちである。

しかし、彼らが一瞬黙るときがある。勘定書きがきて、誰かが合計金額を言ったとき。

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ドルチェビータ

2003年より2011年までイタリア、2014年から2017年まで英国にいました。

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