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タンザニアの人たちに喜ばれる日本のお土産3選
行楽シーズンの到来ですね!お花見を楽しんで、次はゴールデンウィーク、7月には夏休み...。旅行の計画を立てていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。長年辛抱してきた海外旅行に行きたくてウズウズする...というお気持ち、よく分かります。
旅の醍醐味と言えば、地元の人との交流ですよね。今回はその交流に役立つ日本のお土産をご紹介していきます。
目次
地元の人の気持ち
まずはお土産に対する観念の違いを、さらっとお伝えしたいと思います。日本では手土産という素晴らしい文化が発展していて、おもてなしの心をちょっとしたギフトで表すのが一般的ですよね。これからお世話になる方に、さりげなくも気の利いたお土産を準備する。筆者が日本ってステキだなぁと思う習慣の一つです。
対してタンザニアでは、お土産を渡したり手紙を書いたりする習慣がありません。フラッと寄ってくれたお客さんに、ご飯食べていきなよー!ジュースでも飲んでいって〜!というおもてなしの方法が通常です。
お呼ばれした時に手土産を持参する、ということもありません。ホストが全てを賄う必要があるので、手土産を見て「私はゲストへのおもてなしが足りていないということか...」と密かにガッカリしてしまう人もいるようです。
<よくご飯に呼んでくれます>
こんな文化の違いがありますので、「お世話になるから」と初対面の人にいきなりお土産を渡すと、ビックリされてしまうこともあります。誰かに何かをプレゼントしたい時は、まず実際にお世話になった後に、「ありがとう」という言葉を添えて渡すといいかもしれません。
また、あらかじめ準備したモノではなくて、道端で売っているスナックや炭酸などをその場でおごる、というのも良い方法です。暑い中で冷たい水を買ってあげるのも喜ばれます。「何かお礼をしなきゃ!」と必死にならずとも、一緒に何かを食べたり飲んだりして、時間を共有するのがタンザニア流です。
<一緒に時間を過ごすことが大事!>
おすすめのお土産3選
そうはいっても折角アフリカの人と出会うのだから、感謝の気持ちを表したい!!ホームステイやツアー参加などで、お世話になる人たちにお礼がしたい!という思いやりにあふれた方のために、筆者がおすすめする日本からのお土産をご紹介していきます。
日本で売っているものはこちらより質が段違いで良いので、高価なものでなくても失礼になりません。
おすすめ1:お菓子類
日本には手軽につまめるお菓子が、甘いものからしょっぱいものまで揃っていて、大勢の人にあげるのに最適です!
特に個包装になっているものは渡しやすくていいですね。子どもたちであれば、アメやチョコのお菓子が大人気です。駄菓子なんかも美味しく食べてもらえるので、大袋のものを一つ持っていくと、みんなでワイワイ楽しめそうです。
また、こちらには日本のお中元やお歳暮で見るような、詰め合わせギフトがありません。ちょっとしたクッキーの詰め合わせなど、見た目もキレイで美味しいお菓子は100%喜んでもらえます。誰か特にお世話になった人たちへ、ちょっとしたお菓子のプレゼントはいかがでしょう?
少し注意が必要なのが、「タンザニアではゴミをそこら辺に捨てる」という習慣です。個包装のお菓子を食べて、手の中にある包装紙をそのまま道端にポイっとしてしまうので、日本人としは気になってしまうかも。食べ終えたゴミを回収してあげたり、家で食べてねと一言添えると、環境を守れると思います。
おすすめ2:文房具
こだわり抜いた開発を得意とする日本、文房具はその努力の集大成といえるほど、クオリティの高いものがたくさん売られていますよね。
百円均一のものも機能性デザイン性ともにとても魅力的!スタイリッシュなものから可愛らしいものまで、様々で豊富な種類の文房具はタンザニアの人に喜ばれること間違いなし!
子どもたちであれば、愛らしい消しゴムや、クレヨンや色鉛筆、自由帳など、遊べる文房具は夢があっていいですよね。マーカーペンや色付きボールペン、よく切れるハサミやカッター、色んな表紙のノートなど、どんなものでも笑顔で受け取っていただけます。
おすすめ3:扇子や手拭い
暑い国ですので、汗をダラダラかきます。日本には真夏の暑さのため、改良されたものたちがたくさんありますよね!
そんな暑さ対策グッズは喜ばれます。筆者が特におすすめなのが、扇子です。日本っぽさを出しつつ、このタンザニアでも有能なアイテム!やはり百円均一でもしっかり作られているので、何本か購入していかれるといいと思います。
ただ、携帯できる扇風機は、電池が必要になること、高価すぎる品に見えてしまうので、避けた方がいいかもしれません。そういった品をお土産にしてしまうと、それを見た泥棒たちにお金があると思われて、狙われてしまう可能性があります。
おすすめしないお土産3選
では逆に、お土産にしない方がいいものとはなんでしょうか?文化や生活習慣が違うので、自分ではいいと思っていても、相手にとっては好ましくないことってありますよね。そんなタンザニアの地元文化や習慣を踏まえて、これはオススメしないというお土産は次の通りです。
おすすめしないお土産1:あんこを使った和菓子
どうせなら日本の食べ物を...と、羊羹やきんつばや甘納豆などの和菓子を用意したくなるかもしれません。
筆者も小豆と白玉粉を持参して、お汁粉を現地で作って振る舞おうとしたことがあります。ところが地元の人は嫌がって、食べることがありませんでした。
<種類が豊富なタンザニアの豆>
タンザニアにも豆がたくさんあり、大豆やささげ、レンズ豆、緑豆など色んな種類があります。
しかし、豆に砂糖で味を付けるというのは、晴天の霹靂。豆は塩味で、おかずとして食べるのが一般的なのです。
私たちで言うなら、塩おにぎりの代わりに砂糖おにぎりを食べる感じになるでしょうか。とにかく甘い豆は聞くのも見るのも嫌な様子。あんこは避けた方が無難です。ちなみに納豆も嫌がられます。
おすすめしないお土産2:紅茶以外の茶葉やコーヒー
日本はお茶の種類が豊富で、見ているだけで楽しくなっちゃいますよね。緑茶だけでなく中国茶も美味しいですし、香りも豊かで味も様々。パッケージも可愛らしいものからクールなものまで、日本ならではのものはもらうだけで嬉しいもの。筆者も日本に帰国すると、ついつい魅力的な包装のお茶類やコーヒーを買ってしまいます。
対して、紅茶以外のお茶を飲む習慣がないタンザニアでは、飲み方が分からず使われないこともしばしばです。朝ご飯を食べたか聞くときの挨拶では、「もう紅茶飲んだ?」というスワヒリ語が使われるほど、紅茶が根付いています。緑茶や烏龍茶など、紅茶とは違う渋味のあるものは、少し苦手に感じる人も多いようです。
<紅茶を取り揃えているスーパー>
キリマンジャロコーヒーで有名なタンザニアですが、実は地元の人はあまりコーヒーを飲まなかったりします。生産量は多いのですが、そのほとんどが国外に出荷されています。
国内でも外国人用のおしゃれなカフェなどで使われる以外、地元で豆を購入する人はほとんどいません。フレーバーティーなど味の付いた紅茶のティーバッグなどをプレゼントにすると、お茶類やコーヒーよりも使い勝手が分かり、喜んでもらえます。
おすすめしないお土産3:電化製品
日本といえば精密機械に強い国として有名です。メイドインジャパンの電化製品は、なんと緻密に計算されているのでしょう!電子レンジや冷蔵庫などの大きな家電はもちろん、デジタル時計や体重計など小さなものまで細やかに設計され、質がいい上に長持ちします。
問題になるのが、電圧とコンセントの形状が違うことです。日本の電圧は100Vで、世界で一番低いと言われています。ところがタンザニアは230Vで、日本の電化製品を使うために変圧器が必要です。
また、コンセントは3つ口のBFタイプが基本で、変換プラグがないと差すことすら難しくなります。そもそも電気が家に通っていない、電気をたくさん使えない、という場所もあります。
<タンザニアのコンセントの形>
電池を使うタイプの製品もありますが、できれば避けた方がいいでしょう。
タンザニアで売られている電池は粗悪なものが多く、すぐに切れてしまいます。筆者は日本から持ってきた腕時計が動かなくなり、電池交換したのですが、3日でまた止まってしまいました。別のお店に行って変えてもらったのですが、1週間くらいでダメになりました。日本の電池は長持ちして、本当に助かります!
終わりに
日本からの喜ばれるお土産についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?タンザニアの人々は大らかで、気のいい人たちばかりです。どんなギフトでも、心がこもっていれば、必ずにっこり微笑んでくれることでしょう!
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