子供が喜ぶ旅行とは~旅行先の選び方や人気のスポット~

子供が喜ぶ旅行とは~人気のスポットや選び方~

子供には、さまざまなことを体験させてあげたいもの。旅行はそのいい機会ですが、あらためて「子供が喜ぶ旅行って?」と考えると、なんだか悩ましいという方も多いのではないでしょうか。せっかく出かけていくのだから笑顔いっぱいで楽しんでほしいし、「また連れていってね」という声も聞きたい! そんなとき参考になる、子供が喜ぶ旅先の選び方についてお伝えします。

目次

<1. 子供が喜ぶ旅行とは>

<2. 子供はどんなことが好き?から考える旅行先>

<3. 大人の希望を旅行プランに取り入れるには?>

<4. 子供との旅行に人気のスポット>

子供が喜ぶ旅行とは

子供が喜ぶ旅行というと、何と言ってもはずせない観点は「楽しさを感じられるか否か」です。

当たり前といえば当たり前のことですが、楽しくないことに子供は喜びを感じません。「ふだんできない体験を」という大人の思惑とは、ずれてしまうこともあるかもしれませんが、日々の子供の興味や個性から、どんなことなら楽しめるかを考えてみましょう。

もちろん、これまで経験したことのないこと、その場へ行かなければ経験できないことを対象からはずす必要はありません。最初は興味を示さなくても、経験してみたら夢中になることも多々あるからです。例えば海水浴。最初は水をこわがっていた子供が、慣れてきたら水からあがらず「帰りたくない!」と言って大人を困らせるといった類のエピソードもよく耳にします。

海で遊ぶ男の子
<出典:写真AC

子供はどんなことが好き?から考える旅行先

子供が好きなことは「これ!」と決まっているわけではありませんし個性も反映されますが、傾向としては次のように分類できます。

子供は遊ぶのが好き

とにかく子供は遊ぶのが大好きですし、遊びを考え出す天才でもあります。

外遊び派なら、ドーンと広い芝生広場を思いっきり走り回るだけでも興奮するでしょうし、ボールひとつあれば自分なりのゲームを考えて時間を過ごすこともできそう。

近所の公園にはないような遊具やアトラクションを備えた遊園地やアミューズメントパーク、テーマパークも、子供にとってはワンダーランドです。小学校低学年までならメリーゴーランドや観覧車など乗ることにワクワクできるもの、もう少し年齢が大きい子供であれば、スリリングな絶叫マシーンなどもいいのでは?

インドア派なら、触れて学べる博物館や科学館や、ワークショップはいかがでしょうか。焼き物作り、絵付けなど、ふだんはできない体験も魅力的ですし、2~3時間程度で取り組める工作のワークショップは、子供に達成感をもたらしてくれます。達成感は、喜びにつながるポイントといっていいでしょう。

子供は動くものが好き

電車や車、バス、飛行機、船など、動く乗り物はいつの時代も子供の関心をひきつけます。

動くものが好きな子供を連れての旅行なら、実物を間近で見たり触れたりできる乗り物関係の博物館やテーマパークはいかがでしょうか。ふだん目にするのとは違った迫力を感じることができますし、運転や操作の擬似体験もできます。

電車を運転する子供の車掌さん
<出典:写真AC

特定の乗り物が好きなわけではないけれど「動くものが好き」というのであれば、「遊ぶのが好き」でご紹介したようにアトラクションが豊富な遊園地がオススメです。

子供は甘いものが好き

子供が甘いもの好きなら、牧場や、お菓子メーカーの工場見学へ。

牧場では、搾りたての牛乳を使ったソフトクリームやヨーグルトを食べることができます。牛や羊、馬など動物に触れ合いながら甘いものも食べられて一石二鳥。

羊と子供
<出典:写真AC

お菓子メーカーの工場見学は、子供だけでなく大人もワクワクしそうです。いつも食べているお菓子がどのように作られるかを見るのは、得難い体験。工場によっては試食ができたり、看板商品のお菓子をお土産として用意してくれたりと、至れり尽くせりのもてなしで迎えてくれます。

観光ではありませんが、食事がバイキング形式の宿を選ぶことも方法のひとつかもしれません。自分の好きなスイーツを取り放題できれば子供は大満足ですし、旅行期間だけのお楽しみとして位置づけてもいいのでは?

子供はキャラクターが好き

アンパンマン、機関車トーマス、ムーミンなどなど、子供がお気に入りのキャラクターが決まっているなら、そのテーマパークをメインに計画を立ててみましょう。着ぐるみであっても動いているキャラクターに出会えるとときめくのは、子供も大人も同じ。

日光江戸村の「ニャンまげ」のようなご当地キャラ、ゆるキャラに狙いを定めて尋ねてみるのも一案です。

大人の希望を旅行プランに取り入れるには?

子供中心の旅行計画はやぶさかではないとはいえ、やはり大人自身も楽しみたいもの。そうでないと、ただ疲れるだけで終わってしまいそう......。子供を楽しませながら大人の希望を取り入れていく方法とは?

学びのある旅行にしたい

その土地の歴史など、大人にとっても子供にとっても何かしらの学びがある旅行にしたい場合は、子供にとって遊びとなる仕掛けがある場所をセレクトしてみましょう。

何かをじっくり鑑賞するだけ、解説を聞くだけという時間は、子供にとっては退屈です。だからこそ、博物館や科学館など、子供を受け入れる学びの場はどこも、子供を飽きさせない工夫をこらしています。その工夫や仕掛けについて事前に調べ「ここに行けば、こんな遊びができるよ」と伝え、興味をひいてみましょう。

きれいな景色を見せたい

そこに行かなければ目にできない絶景、桜や紅葉など季節ならではの景色は、子供に見せたいもののひとつ。しかし、それだけが目的になってしまうと、子供にとっておもしろくないかもしれません。喜べる要素をプラスしましょう。

ひとつの案としてオススメしたいのは、目的地に着くまでの乗り物をアピールすること。新幹線、特急列車、飛行機というふだんは乗らない乗り物を利用することも方法ですし、箱根のように、特急列車、登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェー、遊覧船など、さまざまな乗り物を乗り継いで目的地に向かうというのも方法です。

ロープウェイから見る絶景.jpg
<出典:写真AC

自家用車で移動するなら、PAやSA、通り道にある道の駅などについて事前に調べ、名物があるところ、おもしろそうなところに立ち寄る計画を立ててみましょう。

季節のレジャーを経験させたい

マリンスポーツやスキー、スノーボードなど、季節のレジャーを子供にも経験させたいという場合は、動画や写真を使って事前学習をしておきましょう。「見る」と「体験する」には大きな違いがありますが、関心をひくことができればOKです。

また、子供が「自分もやってみたい!」「そこに行ってみたい!」と思えるような大人の体験談やエピソードも、子供心をくすぐるのではないでしょうか。

大人自身が行ってみたい場所に行きたい

とにかく自分が行きたい場所があるという場合は、子供の希望にも耳を傾け、その希望もかなえられるように考えてプランニングしましょう。せっかくの旅行です。どちらかがガマンするような事態は避けたいもの。

例えば、観光地は大人優先、宿泊先は遊戯施設や娯楽設備が充実しているところにして子供優先にするというのも方法のひとつです。

子供との旅行に人気のスポット

ところで、子供が喜ぶ具体的な人気スポットとはどのようなところでしょうか。参考にいくつかピックアップしてご紹介します。

白い恋人パーク(北海道)

発売以来、北海道土産の定番として不動の地位を築いているお菓子「白い恋人」を製造販売する石屋製菓がオープン、運営しているのが「白い恋人パーク」です。

まるで西洋のお城のような建物の内部は無料エリアと有料エリアに分かれていますが、子供連れならぜひ有料エリアへ。チョコレートのテイスティング、スイーツ作りワークショップ、ゲームやおままごとなどに参加できるからです。大人も熱中すること間違いなし。

なお、白い恋人パークについて詳しくは「【北海道】白い恋人パークの見どころ徹底解説~お菓子作り体験や工場見学も~」をご覧ください。

さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト(神奈川県)

遊園地、野外バーベキュー場、キャンプ場、温泉のほか、くまのパディントンのテーマパーク「パディントンタウン」を併設し、大人から子供まで、それも朝から晩まで、がっつり大満足で過ごせるのが、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストです。

スリル満点のアトラクションもあれば、巨大アスレチック、頭を使いながらクリアする迷路もありますし、季節ごとのイベントも充実。年齢が低めの子供は、カラフルな色彩のパディントンタウンなら安全・安心に、なおかつ楽しく過ごすことができます。

家族みんなの希望がかなうこと請け合いの観光スポットには、子供からの「帰りたくない」コールが巻き起こりそうです。

軽井沢おもちゃ王国(群馬県)

軽井沢おもちゃ王国には、プラレール、おままごと、知育玩具、ゲームなど、子供心をくすぐるおもちゃを備えた11のお部屋がずらり。子供にとっては夢のような場所です。

それだけでなく、屋外の設備が充実していることも見逃せないポイント。家族で挑戦できるアスレチックやアトラクションが盛りだくさん、徒歩5分の場所にはホテルもあるので、遊び疲れたらすぐに部屋に戻って休めるという嬉しさです。

王国のキャラクター、王国のお兄さんやお姉さん、遊びの達人と遊べるイベントも開催されています。

なお軽井沢おもちゃ王国は、冬季は休館となりますが、岡山県、兵庫県、愛知県にも、それぞれの趣向をこらした「おもちゃ王国」があるので、ぜひチェックしてみてください。

マザー牧場(千葉県)やワールド牧場(大阪府)

千葉県のマザー牧場、大阪府のワールド牧場は、どちらも大自然の中で、牛や羊などたくさんの動物と触れ合うことのできる牧場です。動物園のような珍しい動物はいないものの、馬の乗ることができたり、乳しぼりを体験できたり、動物を肌で感じられるのが牧場のいちばんの魅力。どちらの牧場も、遊具やアトラクションも設置して、さまざまな角度から子供の好奇心を満たしてくれます。

なお、マザー牧場について詳しくは「【千葉】マザー牧場で自然や動物とふれあう!~マザーファームツアーDXの全貌公開も~」をご覧ください。

【マザー牧場】

【ワールド牧場】

  • 住所:大阪府南河内郡河南町白木1456-2
  • 公式サイト:ワールド牧場

阿蘇ファームランド(熊本県)

熊本県にある阿蘇ファームランドは、健康に関する専門家がプロデュースした健康増進のための施設として世界唯一の施設です。

広大な敷地には、子供と大人のための設備が勢ぞろい。動物と触れ合える場所もあれば、思いっきり体を動かせる場所もありますし、水族館や釣りもOK。宿泊施設も充実しています。家族みんなでワイワイ言いながら健康な体作りに励みましょう。

なお、阿蘇ファームランドについて詳しくは「健康の秘訣は阿蘇にある! 阿蘇ファームランドで本格健康体験」をご覧ください。

沖縄県全体

沖縄は、県全体がテーマパーク......といっても過言ではない観光スポットです。海水浴やマリンスポーツだけでなく、史跡巡りもできれば、植物園やパイナップル園もありますし、世界一大きな水槽を備える水族館も。食べ物も、沖縄ならではの味を堪能することができます。子供が行きたい場所、大人が見たい場所、うまく組み合わせながら観光プランが組めるのも、沖縄ならではのよさといっていいでしょう。

子供の喜ぶ笑顔を見るのは、連れて行った大人にとっても嬉しいものです。経験の少ない子供は「ここに行きたい」と自ら希望することはあまりないかもしれませんが、だからこそ大人が、子供が喜ぶ旅行先を見つけて連れて行ってみませんか? この記事を参考にしながら行き先を考え、いい思い出をたくさん作ってあげてくださいね。

関連記事

『子供が喜ぶ旅行』に興味わいてきた?家族旅行におすすめのツアーを探すならこちらから

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Ranking国内エリア記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

旅の基本情報お届け部

旅が「楽しく」「お得に」「快適に」なる情報をお伝えします!

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!