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オーストラリア名物ミートパイとは?!
旅行に行くとご当地名物って食べたくなりますよね!同じ国内でも地域や店によって味や見た目が違って食べ比べしたくなりますが、オーストラリアでそんな楽しみがしたいならば、どこでも気軽に食べられるオーストラリア名物のミートパイがおすすめです。
目次
オーストラリア名物って?
移民大国オーストラリアでは様々な国のものが食べられるのが特徴でありながら、コレ!といったオ―ストラリア名物がなかなかないのが現実です。強いて言うならばバーベキューですが、これは調理方法だし、その上で焼かれたシーフードやオージービーフでしょうか。
フィッシュアンドチップスも定番名物といえばそうですがこれは英国領圏全般ですし、なにせこれらを食べ比べするのに連日食べると胃もたれがします。ほかにも有名なお菓子のティムタムがありますが、日本でも買えてしまいますしね。
そこで、現地で気軽に食べ比べができるオーストラリア名物がないかと考えたら、ありました!それはミートパイです。
ミートパイとは
日本人が『パイ』と聞くと、アップルパイやチョコレートパイなど甘いものを想像しがちですが、オーストラリアで『パイ』と言うとお肉の入ったミートパイを意味します。
パイの中身はお肉と野菜がグレービーソース(肉汁にワインや小麦粉を混ぜて作るソース)と煮込まれてどろっとした感じで、パイの種類によって肉や野菜、ソースが変わってきます。
温かい食べ物なので保温器に入って売られていますが年中売られています。
値段はだいたい5ドル~11ドルになります。
ミートパイの種類
最も一般的なのが、Meat pie(ミートパイ)やBeef pie(ビーフパイ)、Mince pie(ミンスパイ)、Steak pie(ステーキパイ)と呼ばれるもの。
牛肉とグレービーソースだけのシンプルなものですが、ミンスだとひき肉が、ステーキだと角切りにしたようなゴロっとした肉の塊が入っています。お店によっては角切りの様な肉のことをChunky steak(チャンキーステーキ)と言うこともあります。
これにベーコンが入ったりマッシュルームが入ったりして、色んなバージョンがあります。
あとはお肉がチキンやポーク、ラムのものがあったり、お店によっては、ヤギ、鹿、あるいはカンガルーやエミューなど、オーストラリアならではのメニューがあります。(お店紹介は後ほど)
お肉がメインなのはあまり好きではないという人には、カレーの入ったパイやジャガイモがメインのポテトパイ、ベジタリアン向けのものなどもありますよ!
<私はこのポテトパイが好き>
パイは中身が違えど見た目が全部似ているので、それぞれのパイに特徴的なマークを施しているもの面白いです。私がよく行くパン屋さんでは、袋の裏に各パイのマークが一覧表示されています。
<上の表の右側上から8番目のBBQ-Pork>
別のお店でラム肉のパイを買ったらLマークが付いていました。
一人で多く買うとどれがどれか分からなくなりますが、マークがそれを助けてくれます。
ミートパイが食べられるところ
レストランやカフェにも置いているところはありますが、だいたいのパン屋さんには置いてあります。
店内で食べればお皿に乗ってフォークとナイフ付きで出てきますが、基本的にはパン屋で買って紙袋に入ったパイを丸かじりするのが定番スタイルです。
他にも、ガソリンスタンドやロードハウスでも売られていますが、要は運転しながらでも片手間にがっつり気軽に食べられるというのがミートパイの長所だと思います。まさに、これぞオーストラリア流!
私たちはよく長時間運転をするので、ランチをパイにして、お店の外のベンチに座って食べたり車内で食べたりすることがありますが、パン屋では同じような人にたくさん会います。仕事の合間などちょっとした隙間時間に食べられて便利なんですよね。
おすすめのパイ扱い店
まず、ロードトリップで見かけるような田舎のパン屋さん全般がおすすめです。
<一般的なパン屋さんは注文式でセルフではない>
というのも、田舎の方がその店の手作りで、品評会の賞を狙って切磋琢磨しているお店が多いからです。各店に誇らしく賞が掲げてあり、それが人気を呼び込むカギになります。
また、カンガルーなどオーストラリアならではの肉が食べてみたいという人には、パース市内から南に1時間ほど下ったところにあるCrooked Carrot Caféがおすすめです!
こちらのカフェで扱っているパイメニューはこちら。
なんとカンガルーやエミューだけでなく、ヤギ(Goat)や鹿(Venison)、ワニ(Crocodile)もあるんです!!
そして、実は日本(京都)にも支店があるというPie Face(パイフェイス)。
こちらは、シドニー発祥のパイ専門店ですが、パイの種類別のマークが顔になっているのが特徴です。
まずはミートパイがどんなものか食べてみたいという人は、こちらで食べてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ミートパイは、日本でいうところのおにぎりや肉まんのような感じかなと思います。オーストラリア人の夫から言わせればソールフードだそうです。ぜひともご当地の味をガブッ!とかじりついてオーストラリア流に楽しんでみてください!
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ナイーブME
- 西オーストラリア州南部のド田舎でヤギとアルパカの世話をしながら建築業を営む兼業農家。都会のオシャレな情報よりも、僻地のクセある情報に強いです!