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「与論島の魅力って "これ" だったんだ!」とわかった旅
こんにちは! たびこふれ編集部のシンジーノです。
ある日、これまで数々の離島を旅した友人に訊いたんです。
「一番おすすめの離島ってどこ?」
そうしたら彼はこう答えました。
「そうねぇ、ビーチ系なら与論だな。まだ行ったことないなら行っといたほうがいいよ。」
そして私は、生まれて初めて与論島に降り立ちました。
離島好きの彼が言ったことの意味がわかったような気がしました。
目次
- 与論島が属する奄美群島とは?
- 与論島の魅力をひとことでいうと
- 与論島へのアクセス
- 与論島へ着陸(動画でたっぷりお楽しみください)
- 与論島の魅力1:ヨロンブルーのビーチ
- 与論島の魅力2:観光スポット(与論駅、与論民族村、サザンクロスセンター他)
- 与論島の魅力3:グルメ
- 与論島の魅力4:お土産
- 与論島の魅力5:ホテル
- 与論島の魅力 まとめ
与論島が属する奄美群島とは?
奄美群島とは、大まかにいうと本州の鹿児島と沖縄の間に位置するさまざまな島々で、その中に8つある有人島(奄美大島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島)を指すことが多い。亜熱帯性気候で、珍しい生物も多く生息している世界的にも珍しい地域。
今回はその中で一番沖縄寄りに位置する与論島(よろんとう)をご紹介します。
与論島の魅力をひとことでいうと
与論島を表す言葉として次のようなものがあります。
- 東洋の海に浮かぶひとつの真珠
- 日本のハワイ
- 周囲23kmの小さな島に約60個のビーチがある
- ヨロンブルーと呼ばれるほどの海の青さ
- ギリシャ・ミコノス島と姉妹都市盟約を締結している
ひとことで言えば、与論島の魅力は「海」です。
が、しかし!
与論島の魅力はそれだけではありません。
最近流行りのビーチリゾートとは一線を画す、与論島ならではの魅力があったのです。
この記事では海の美しさも含め、それ以外の与論ならではの魅力をたっぷりご紹介します。
与論島へのアクセス
与論島へ渡るには、飛行機かフェリーを利用します。
飛行機の場合
- 鹿児島~与論島間:約1時間20分/1日1~2便
- 沖縄 那覇~与論島間:約40分/1日1~2便
フェリーの場合
- 鹿児島~与論島:約20時間
- 沖縄 本部~与論島:約2時間半
飛行機の場合、奄美群島間は小さなプロペラ機で飛びます。
搭乗口は一か所のみ。尾翼側から乗ります。
搭乗する様子を動画でご覧ください。
小さな飛行機の旅ってワクワクしますよね~
与論空港にある旅人を歓迎する白いオブジェ。リゾート気分に溢れています。
与論島へ着陸~(動画でたっぷりお楽しみください)
今回は、奄美大島空港から与論空港へ飛びました。途中、徳之島、沖永良部島を眼下に見ながら飛びます。
プロペラ機はジェット機に比べて低い高度を飛びますので、島の様子がよく見えます。見えているのは徳之島です。
奄美大島空港から飛ぶこと約1時間20分。与論島が見えてきました。
お~さすがサンゴ礁の島、与論島。 鮮やかなブルーが島を取り囲んでいます。
では、与論空港着陸の様子を動画でご覧ください。
うお~っすごーい!
起伏が少なくほぼ平な島です。
青の鮮やかさが凄い、凄すぎる!
与論空港に到着しました。
「おかえりなさい」のメッセージに、温かさを感じます。
この島には、白と青がよく似合います。
与論島の魅力1:ヨロンブルーのビーチ
与論島は、島の周囲約23kmと小さな島なのに、なんと60個ものビーチがあります。まさにビーチがてんこもり。海は日本屈指の透明度を誇っています。
与論島の中でダイナミックなのが大金久(おおがねく)海岸。白い砂浜が約2kmも続く与論島のシンボル的ビーチです。
百合ヶ浜
大金久海岸の沖合い約1.5km辺りにぽっかり浮かぶのが百合ヶ浜。春から秋にかけて干潮の時だけに姿を現す真っ白な砂浜で、とってもロマンチックな砂浜です。
この百合ヶ浜で「年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれる」という伝説があるのだとか。
<大金久海岸の白砂>
大金久海岸から百合ヶ浜へはグラスボートで向かいます。今回はシーマンズビーチのボートに乗りました。
<グラスボート内の様子>
ボート内は海底が見える造りになっていて、魚やウミガメが見えます(写真ではよく見えませんが)。
海の透明度がハンパないです。
与論島は珊瑚礁が隆起してできた島で、実際見てみるとそのことがよくわかります。
光によって、青のグラデーションも変わり、えも言われぬ美しさです。
グラスボートから見える動画をご覧ください。
さて、百合が浜の砂浜が現れ始めるのは例年春以降だそうです。私が訪れた3月10日は微妙な時期で、事前予測では、砂浜は現れないだろうと言われていました。
ところが・・・
なんと、砂浜が現れてくれました。今年に入ってまだ2度目だそうです。やったー!(厳密には百合ヶ浜は現れた砂浜のことをいうのではなく、この辺り一帯の湾を百合ヶ浜と呼ぶのだそうです。)
私たちの乗った大きいグラスボートでは浅瀬の砂浜まで行けません。我慢しきれない人たちがボートを降りて浜まで歩いていきます(水はやや冷たかったです。泳ぐにはこの時期はまだ早い。。。)
私も百合ヶ浜の砂浜に上陸しました。満潮時はこの砂浜は海の底になります。
まるで夢のような世界です。こんな白砂、見たことありません。日本じゃないみたい。
この海の青さは、珊瑚に光が反射して青く見えるそうで、晴れなければこの青さは出ないそうです。
ここの海水は、他の海に比べてベタベタしないように思います。サラッとしているんです。
今回でも充分海の青さを感じましたが、地元の人曰く「夏の日差しでは、この青さはもっと鮮やかになるよ」だそうです。信じられない・・・
赤崎海岸
島の南東部に位置し、赤崎鍾乳洞や与論民俗村などの観光スポットにも近いビーチ。丘には灯台が立っていて、お食事処や売店などもあり、シーズン中には、マリンスポーツも楽しめる便利なビーチです。
では赤崎海岸入口からビーチまでの動画をどうぞ~。
まるで映画のワンシーンのようです。
<赤崎海岸>
正面左に灯台が見えます。私が行った時は浜には誰ひとりいませんでした。まさにビーチひとりじめ。
与論島の魅力2:観光スポット(与論駅、与論民族村、サザンクロスセンター他)
与論島の一番の魅力は海(60個を超えるビーチ)だと言いましたが、それ以外にもおすすめの観光スポットがあります。この章ではそれらをご紹介しましょう。
ヨロン駅
与論島には鉄道は走っていません。しかしヨロン駅があります(モニュメントのみ)。
沖縄から鹿児島本土までは、海を越えてつながっている国道58号線があります。
この国道を海上鉄道と考えて、その途中の拠点として与論島にヨロン駅が設置されたようです。海が似合う丘に建っていて絶好のフォトスポットです。
ゆいの丘
百合ヶ浜、大金久海岸を見下ろす道路沿いにあるのが「ゆいの丘」です。奄美10景のひとつであり、絶景の展望を望むことができます。
<ゆいの丘>
では、ゆいの丘からの風景を動画でご覧ください。
与論民俗村
昭和30年~40年代の与論島の生活器具が保存してあり、昔ながらの茅葺きの家などが立ち並ぶ与論民俗村。ここは、村民のひとりである菊 秀史さんが運営されている家族経営の私設屋外資料館です(入村料:大人500円)
古き良き与論島の生活や文化を感じさせてくれる素朴で、村内には温かい空気が流れています。
<赤崎海岸からほど近い場所にある与論民俗村>
与論島の歴史や文化・暮らしぶりがわかります。民族村内部は菊さんらスタッフの方が丁寧に案内してくれます。
見学だけでなく、草木染め体験、郷土玩具づくり、時期によっては黒糖づくりなどが体験できます(体験は要予約)。
サザンクロスセンター
島内をドライブ中に、ユニークな形をした建築物を見つけました。
ここが与論島で最高地点の場所(海抜97m)にあるサザンクロスセンターです。この外観は伏龍(ふくりゅう)をイメージして造られたそうです。
※伏龍とは:第二次世界大戦末期の日本海軍による特攻兵器。人間魚雷とも言われる。
ここは、奄美群島内の歴史、芸能、お土産等を総合的に紹介している施設です。サザンクロスセンターの名前の由来は「南十字星」です。南十字星が観測できる日本国内最北端の地がここ与論島なのです。
サザンクロスセンターの5階(海抜106m)には展望室があり、ぐるっと360度与論島を見渡すことができます。
<サザンクロスセンターの展望室からの眺め>
与論島は珊瑚礁が隆起してできた島というのがよくわかります。島は平で高い山が無いのです。
<国の重要無形民俗文化財にも指定されている与論十五夜踊りの展示もされています>
与論島の魅力3:グルメ
この章では、与論島で実際に食べた料理をどどーんとご紹介しましょう。
居酒屋ひょうきん
与論島の中心地は茶花(ちゃばな)地区です。こちらに島内のレストラン、居酒屋、商店のほとんどが集中しています。
今回は地元の人にも人気という居酒屋ひょうきんに行ってみました。こちらで食べたものは・・・
まずは酢盛り(800円)。もずく、刺身、わかめを甘酢で和えたものです。太めのもずくの食感がぷりぷりしていて、お酢の爽やかな酸味がお刺身をキュッと引き立てます。
島らっきょうともずくの天ぷらです。「ハーフサイズにできますよ」とお店の人が言ってくださったのでハーフで頼みました。写真はハーフの盛り合わせ。1人前はそれぞれ660円でこの倍の量があるのでしょう。
もずくはむっちりもちもち。島らっきょうはサクサクポリポリ、お酒のつまみにぴったりです。どちらも塩でいただきます。素材の味が直に伝わります。
<奄美名物の油ぞうめん(660円)>
「油ぞうめん」は、豚肉、野菜、そうめんを炒めた郷土料理です。
沖縄の「そうめんチャンプルー」に似ていますが「油そうめん」は炒める時にだし汁を入れるのが特徴で、炒め油とだし汁がそうめんに絡むので喉越しが良いのが特徴です。味もしっかり付いているのでお酒のおつまみにもぴったりです。
鉄火巻き(600円)。奄美地方は意外にも近海マグロがたくさん獲れるのだそうです。新鮮でややねっとりした食感で美味しかったです。
ヨロンの味 たら
与論空港にほど近い、ホテル与論ビレッジ内にあるおしゃれなレストラン・たら
店内も南国ムード満点のしゃれた造りです。たらで食べた料理がこちら。
奄美名物「鶏飯(けいはん)1,350円」です。
※鶏飯とは:奄美群島の名物料理で、ご飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けなどの具材と葱、きざみ海苔、タンカンの皮、紅しょうがなどの薬味をのせ、丸鶏を煮て取ったスープをかけて食べる料理。ご飯、具材、薬味、スープは別々の器で出され、自分で好きな配分で盛り付け、混ぜながら食べるスタイル。
元々は薩摩藩の役人が奄美に訪れた際、地元の人たちがもてなした大変なごちそうだったそうです。
鶏飯は、厳密には与論名物ではなく奄美地方の郷土料理なのですが、ここTaraの鶏飯はひとつひとつの食材にこだわっているそうで、とっても美味しかったです。
特に鶏だしスープが濃厚でしっかり味がついています。ホロホロ鶏から出汁をとっているのだとか。鶏飯は簡単にいうとだし茶漬けという感じなのですが、単なるだし茶漬けよりも味にインパクトがあって、食べ応えも充分、すっかり鶏飯ファンになりました。
お食事処 味咲(みさき)
味咲は、赤崎海岸の入り口にある、海の家のような素朴でカジュアルなお食事処です。
<味咲>
<味咲の店内には海の家っぽいオープンな雰囲気と南国の風が吹いていました>
こちらで食べたのが「もずく冷茶漬け(800円)」。
「なんだ、鶏飯とおんなじじゃないか」と思われたかもしれません。
確かに似てますが、ちょっと違うんですね~これが。写真の右上に見える黒っぽい海苔佃煮みたいなの、これがもずくです。これを入れて具をワシワシとかき混ぜると・・・
あら、もずくが茶碗いっぱいに広がります(汚くてすみません)。鶏飯は熱い鳥だしスープをかけますが、もずく冷茶漬けは冷たい緑茶をかけます。もずくの酸味と冷たいお茶が夏にぴったりで、あっさりさっぱり、サラサラといくらでも食べられる料理です。真夏の熱いビーチで食べるランチにはぴったりでしょう。
芭蕉亭
芭蕉亭は茶花地区のど真ん中「銀座通り」沿いに昔からある喫茶(お食事処)です。
<芭蕉亭>
懐かしさ満載です。ご夫婦で経営されていて、店内は実家に帰ったように落ち着けます。こちらで食べたのが・・・。
カレーライス(600円)。うわっ。お母ちゃんが作ってくれた甘口のじゃがいもがゴロゴロ入っている家庭のカレー。思わず涙が出てきそうです。
おしゃれなビーチリゾートとは思えない、懐かしい昭和ムード満点の食事を食べられるお店が与論島には今も残っています。
与論島の魅力4:お土産
この章では、与論島のお土産についてご紹介します。
先ずはこちら。
もずくそば
与論の特産はもずくです。それを象徴するもずくそば(750円)。
もずくが麺に練り込まれたそばなのかな?と思われたかもしれません。確かにそうなのですが・・・
見た目は完全に日本そばの雰囲気が漂っていますが、実はこのもずくそばにはそば粉が入っていないのです。小麦粉にもずくを練り込んだ麺、それがもずくそばなのです。
そば粉が入っていないので、そばの味はまったくしません。ひやむぎみたいな印象です。モズクのねばり(もちもちむにゅ感)が効いていて、歯にぬちゃっと食い込み、良い食感を生み出します。これまで食べたそばやうどんとはひと味違う逸品です。
与論カレー
南国ムード漂うヨロンアイランドビーフカレー(220円)。
正直あまり期待せずに買ったのですが、意外に(失礼!)美味しかったです。
ビーフカレーと書いてあるように、与論島は牛も特産なのだそうです。
大きな具がゴロゴロ入っているわけではありません。比較的さらっとしたルーで優しくまろやかなコクのある甘口カレーです。クセになります。
鶏飯(230円)。
フリーズドライなのですが、想像以上に美味しかったです。本物の鶏飯の味がよく出ています。ご飯の上にのっけてお湯をかけるだけでOK。奄美の味を手軽に思い出すことができます。
島内にあるヒロ屋ベーカリーのクリームパン(110円)。
最近は大手メーカーのパンが全国どこにも在って、こんな風な地元のパンが少なくなりましたね。初めてなのに懐かしい、安心する味でした。
<与論ハイボール(278円)>
ウイスキーではなく、与論島唯一の酒蔵である有村酒造が造っている黒糖焼酎「島有泉」を使用したハイボールです。焼酎臭さのないさっぱりした味です。黒糖焼酎にはソーダ割りがよく合います。
与論島の魅力5:ホテル
今回は、与論島随一の繁華街「茶花」地区の銀座通りに建つ「ホテル青海荘(せいかいそう)」に泊まりました。
う~ん、ビーチリゾートのホテルっていう雰囲気ではないかな・・・
<ホテル青海荘のロビー・食事会場>
青い海っていうムードも漂っていない・・・
<ホテル青海荘の部屋>
お部屋もごく普通・・・
<ホテル青海荘の朝食>
ガテン系の兄ちゃんが食べるようながっつり系の朝食。ごはんもお替わり自由です。
「なんだ、おしゃれなビーチリゾートホテルじゃないじゃん!」と思われたかもしれません。
しかし、それが与論らしいんです。そこがいいんです。と泊ってみて私は感じました。
与論にはおしゃれでポップなお店もなければ、テーマパークのような夢の世界もほとんどありません。
はっきり言って田舎です。野暮ったさも感じます。
しかし、うわべだけきれいに化粧を施した張りぼてのような嘘くさい作られた世界はありません。
この素朴さ、いい意味で不器用さの中に、与論の本当の魅力があるように感じました。
優しさ、懐かしさ、居心地の良さ、人の温かさ、癒しなどの要素が与論島には満ち溢れていました。
冒頭で離島に行き尽くした友人が言っていた「イチオシというなら与論かなぁ」と言ったのはこういうことだったのか、とわかったような気がしました。
「与論島、いいじゃん~」と私は思ったのです。
ただ、それでもやっぱりビーチリゾートに来たらお姫さま気分になれるおしゃれなリゾートホテルに泊まりたい!」というあなた!
与論島にもありますよ、プリシアリゾートというおしゃれなリゾートホテルが。
ただしプリシアリゾートホテルの周りにはお店やレストランはありませんので、事前に買っておくか、島の中心である茶花地区まで出かける準備をしておくと安心です。
与論島一番の繁華街「茶花地区」の様子
与論島一番の繁華街であり、お店や食べ物屋さんが軒を連ねる茶花エリアとは、どんな感じなのでしょうか。
ここが与論島一番のメインストリート、茶花地区の銀座通りです。
<銀座通りと丁字に繋がっている中央通り>
このふたつの通りが与論で一番賑やかなエリアなのです。
どうですか?
のどかでしょう。
あくせくしてないでしょう。これが与論なのです。時間がゆったり過ぎていきます。
与論島はギリシャのミコノス島と姉妹盟約を結んでいます。茶花地区にほど近い所に「ミコノス通り」というストリートがあります。
白壁の南国ムードが漂っています。
ミコノス通りを渡るとそこは茶花海岸です。
<茶花海岸>
堤防の向こうには港があります。
ミコノス通りにはこんなモニュメントがあります。
その名も「王者の椅子」。
石段の上に見える貝殻状に広がった白い椅子が「王者の椅子」です。その椅子に座って見える景色がこちら。
う~ん、普通。絶景ではない(笑)
与論島の魅力 まとめ
いかがでしたか?思っていた与論島のイメージと違いましたか?
与論島の人口は約5,000人です。
島内はマイクロバスで巡ったのですが、地元の小学生が珍しそうにこっちを見るんです。
ガイドさんがこう言いました。
「島の子たちは誰が来たんだろうって珍しく眺めてるんですよ。恥ずかしがり屋さんが多いので手を振ってやってください、喜びますよ」と。
じゃあ、と手を振ってみたんです。そうしたら小学生たちが「わ~っ!」と嬉しそうに手を振り返してくるんです。
なんなんだ、このしあわせな気持ち・・・
ある時、与論島の子供たちが本土の鹿児島市に行ったそうです。
そうしたら鹿児島の人が言ったそうです。
「与論の子は目がキラキラしてるね~」って。
どうですか。
与論の持っている本当の魅力、少しは感じられたのではないでしょうか。
さて、奄美群島を飛ぶ航空会社ジャパンエアコミューターはそれぞれの島をテーマにした曲を機内のBGMに流しています(2023年2月~)。
- 奄美大島:えにしありて(元 ちとせ)
- 喜界島:故郷の空(川畑 さおり)
- 与論島:与論島慕情(三沢 あけみ)
与論島は演歌歌手の三沢あけみさんが歌う「与論島慕情」。
慕情ですよ、慕情。
ボサノバとか、アップテンポの曲じゃない。これも与論らしいところです。
最後に、ガイドさんの言葉をご紹介しましょう。
「奄美の島々というと毒蛇のハブを想像しませんか?でも安心してください。与論島は、珊瑚礁が隆起してできた島なのでハブがいないんですよ。安心して島内を歩けますよ。ただね、黒糖焼酎をたらふく飲んで酔っ払ったハブが町なかをふらついてますから、それには注意してくださいね(笑)」
いや~ 与論島いいとこだったぁ~。またぜひ来たいと思いました。今よりもっと青がきれいに輝く時期があるっていうんですから。。。
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。