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ベトナム中南部高原「ダラット」で自然景勝地を回る
ベトナム中南部高原地帯「ダラット」は一昔前まではベトナム人の界隈で知られる観光地でしたが、2010年以降は観光開発が進み、外国人旅行者の旅先にも選ばれるようになりました。今回はダラット観光で体験できるネイチャーリゾートの過ごし方を紹介。
アジアのハイランズが好きな方や、2度目のベトナム旅行者はダラットで静かな余暇を過ごしてみてはいかがですか。
目次
- ダラットに行く前に知っておこう。現地の楽しみ方
- 美しいラベンダー畑でのどかなひとときを満喫
- ダラットでは少数民族と交流もできる
- フォトジェニックな風景で記念撮影!子どもも喜ぶ
- 自然風景を近場で堪能!ダラット市街地のカフェに訪れる
- まとめ:ベトナム主要都市とダラットの2都市周遊もおすすめ
ダラットに行く前に知っておこう。現地の楽しみ方
リゾート地と言えば栄えたベッドタウンと外国人向けに観光地化された観光施設に5つ星のリゾートホテルといったイメージがあるかもしれません。しかし、ダラットは外国人に認知されてからまだ歴史が浅いため、まだまだ観光地として発展しているとは言えません。
ただし、だからこそ期待できる現地の過ごし方があります。
ダラットはネイチャーリゾートとして、まだ手付かずの大自然がたくさん残されています。また、ベトナム人にとってのダラットは「花の都」と称され、ハイランズならではのカラフルな花々が咲き誇る美しい風景に出会うこともできます。
ダラットのおすすめの過ごし方は「時間を持て余し、自然を楽しむこと」です。ガイドブックに載っている観光スポットを義務的にひたすら巡るのではなく、半日ほど市内を散歩したり、景色のいいカフェでベトナムコーヒーを啜ったりと、普段なかなか実現できないようなゆっくりとした時間を満喫していってください。
ちなみにダラットはコーヒーの産地でもあり、ベトナム国内で最も品質の高いコーヒー豆を栽培できるとも呼ばれ、幾多の有名コーヒーブランドもあります。ダラット市場周辺にはコーヒー豆専門店もありますので、自分用や友人、会社用のお土産に買って行ってください。
レストランよりも大衆食堂を楽しもう
ダラット市内には近年旅行者向けの清潔なレストランも増えてきました。しかし、トリップアドバイザーやベトナム人の間で評判の高いお店は往々にしてご覧のような大衆食堂となります。脚の低い小さなプラスチックの椅子に座って、現地人と肩を並べてダラット名物を食べるのも、日本人にとっては思い出に残るはずです。
美しいラベンダー畑でのどかなひとときを満喫
こちらはダラット市内中心からタクシーで20分ほど走ったところにあるラベンダー畑。訪れたときはちょっと季節外れだったみたいですが、シーズンになると辺り一面が紫のラベンダーで埋め尽くされるとのことです。
また、ラベンダー畑の向こうには美しい湖が広がります。歩いて畑を抜けて湖に抜けると、また違った絶景に出会うことができます。
ちなみにダラット市内中心部から離れの観光地に行く場合は、バイクをレンタルするか現地ツアーのどちらかとなります。タクシーを利用する場合は観光先で待っていてもらう必要がありますが、途中で逃げられる可能性もありますのであまりおすすめできません。
ダラットでは少数民族と交流もできる
ベトナム人がダラットの町を開拓する以前は、この一帯は少数民族が静かに暮らしていました。いまでも少数民族と交流できるスポットが観光地として幾つかあり、彼らの作る民芸品をお土産に買って行くことができます。また、その他にもご覧のように少数民族の衣装もユニークなお土産として人気があります。
フォトジェニックな風景で記念撮影!子どもも喜ぶ
ダラットにはSNS映えするフォトジェニックな風景がたくさんあります。標高1,500m地点に築かれたダラットは、少し町から外れただけでこんなにも美しい風景に出会うことができます。
注意点として、まだまだ観光客誘致が必要となるダラットでは、紹介した観光スポットが数か月後には閉鎖しているなんてこともよくあります。ダラットに行くときは現地の最新観光情報を収集して、行く場所が営業しているかどうかは現地のホテルスタッフなどに訊いて確かめるようにするのがおすすめです。
自然風景を近場で堪能!ダラット市街地のカフェに訪れる
ダラットで自然景勝地に出会うためには、ある程度車やバイクで郊外に走る必要があります。そこで日本人旅行者におすすめしたいのが「ダラット市内のお洒落カフェ」です。ダラットの町は山中に開拓されているため、傾斜が激しく断崖も多いのが特徴です。その断崖で営業しているお洒落カフェも多く、ダラット市街地であっても大自然の絶景を愛でることができます。
ダラット旅行は1泊2日から楽しむことができますが、ホーチミンからダラットまではバスで6時間かかります。効率を求めるなら国内線で空路を利用するのも有効です。ただし、1泊だと郊外観光は難しいですし、市内観光も充実した時間をおくれるとは言い難いものがあります。
できれば2泊から3泊くらいしてゆっくりと現地散策をしてみてください。
まとめ:ベトナム主要都市とダラットの2都市周遊もおすすめ
日本人に人気のベトナム観光地といえば北部ハノイ、中部ダナン、南部ホーチミンの3都市となりますが、そのいずれの都市からもダラット行きの直行便が毎日運航しています。ダラットだけではちょっと物足りないかも、と考えている旅行者は、主要観光都市と併せた2都市観光を計画するのもおすすめです。ベトナムの都市観光とネイチャーリゾートを双方体験する旅はいかがでしょうか。
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古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!