【伊・シチリア】想像よりは近かった!日本⇔シチリアのおすすめルート

イタリア シチリア

不朽の名作・映画『ゴッド・ファーザー』だけではなく、シチリアレモンやピスタチオなどで年々知名度を上げてきているイタリア・シチリア島。とはいえ、まだまだイタリアの他の地域と比べると、少し遠い存在に感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ということで今回は、シチリア渡航を少しでも身近に感じてもらうべく、日本からシチリアへの主な行き方や筆者のお気に入りルートを紹介します。

目次

シチリアに空港ってあるの?

そもそもシチリアに空港があるのか、あれば、どの空港に到着すればいいのでしょうか。

シチリアは島ですが、四国よりも大きく九州よりも小さいぐらいの大きさなので、島というよりは"大陸"のような感覚です。その"大陸"には、実は空港が現在6つもあります。

中でも主要な空港は、州都パレルモのパレルモ空港(ファルコ―ネ=ボルセッリーノ空港)とシチリア第二の街カターニアのカターニア空港(フォンタナロッサ空港)。

「きっと州都のパレルモがいいよね」と思われるのは当然のことだと思いますが、実際にはカターニア空港の方が発着数が多く便利です。イタリアで5番目に大きな空港であり、国際空港としても重要な役割を果たしています。

どんなルートがあるの?

国内線で移動

イタリア国内線で、ローマやミラノをはじめとする主要な空港とカターニア空港が繋がっていることは言うまでもありません。

日本から渡航する場合は、2022年にイタリアの国営航空会社ITAエアウェイズの羽田~ローマ便が就航したので、ローマから同じくITAの国内線でカターニアへ飛ぶことができます。

ITAエアウェイズ
<ITAエアウェイズ/出典:Wikimedia Commons>

ヨーロッパの他の空港を経由してカターニアへ

夏の観光シーズンであれば、アムステルダム空港やシャルルドゴール空港といったヨーロッパの主要な空港からカターニアに飛ぶことも可能です。カターニアとヨーロッパの空港を結ぶフライトは、各社LCCが運行しているケースがほとんどなのでご留意ください。

また、観光シーズン以外の時期、観光シーズンでも日程によっては、結局ローマ経由で乗り換えが2回以上のケースもありますので、フライト予約の際はトランジットの時間が十分に確保されているかなど、しっかりチェックしましょう。

KLMオランダ航空
<KLMオランダ航空/出典:Wikimedia Commons>

ドバイやトルコを経由するルート

エミレーツ航空はドバイ=カターニア間が就航しているので(運行はLCCのフライドバイ)、成田や関空から、ドバイでの1回のトランジットでシチリアまで飛ぶことが可能です。この場合、EU圏への出入国審査はカターニアで行われます。

また、羽田からですと、トルコ航空のイスタンブール経由もあります。

エミレーツ航空
<エミレーツ航空>

筆者のお気に入りルート

何度もシチリア⇔日本を往復している筆者のお気に入りは、エミレーツ航空を利用し、ドバイ経由でカターニアへ飛ぶルートです。お気に入りポイントは下記の2つです。

カターニアの発着時間が昼間

日本発着が早朝・深夜ならまだしも、慣れない海外で早朝・深夜に発着する便は、少しドキドキしませんか?バスがない、タクシーは深夜割増料金がかかる、予約したB&Bが24時間チェックインではなかった、レストランが開いていない...などなど色々考えることがでてきます。

エミレーツ航空で日本~シチリア間をドバイ経由で往復する場合、カターニアへの発着はちょうどお昼頃の時間帯です(遅延等がない場合)。往路はまだ明るいうちにカターニアの中心や他の目的地へ移動でき、復路もカターニアの宿泊先や近隣の町から、ゆっくり朝食をとったあと、時間に余裕をもって空港まで移動できます。

乗り換え時間も悪くはない

できれば毎回2時間程度のトランジットが理想ですが、そうは問屋が卸しません。が、現在のところトランジットは、日本からの場合、往路2時間・復路6時間程度です。6時間を長いと感じる方はたくさんいらっしゃると思いますが、あまり短すぎても焦ってしまうので、実は小心者の筆者にとっては許容範囲です。

また、ドバイ空港はかなり大きく、何よりゴージャスでラグジュアリー。お店もたくさんあるので、空港内を歩くだけでも楽しいですよ。

ドバイ空港
<ドバイ空港内>

加えて、前述のようにトランジットが1回で済むこと、そして関西人の筆者にとっては関空からドバイへ飛べることも大きいです。

※なお、筆者はエミレーツ航空の回し者ではございません。

さいごに

今回は、シチリアへの主なアクセス方法について、筆者のお気に入りルートも交えてご紹介しました。もちろん、他にも組み合わせ次第ではいろんなルートが可能です。

その他にも日程や値段、マイレージなど考えることはあるかと思いますが、実際どんなルートがあるか分かれば、少し身近に感じてきませんか?

「それだったらちょっとシチリアへ行ってみたいな」と思われた方、ぜひ今年の海外旅行先に検討してみてください。

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シチリア島に魅せられて移住。目標は地元民に間違えられるようになること。ガイドブックに載っていないような、ローカルな情報をお伝えします。

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