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【イギリス】寒い日におすすめ!伝統的な温かいプディング
イギリスには、寒い時期には嬉しい温かいプディング(デザート)がいろいろあります。今回はその中から、特に伝統的な3点をご紹介します。
目次
アップル・クランブル with カスタード
まずは、学校給食のデザートとして登場することも多い、アップル・クランブル。「クランブル(Crumble)」とは、ぼろぼろに崩れるという意味の単語で、小麦粉、バター、砂糖を混ぜ合わせて砕いた状態のものをクランブルと呼びます。クランブルという単語はまた、フルーツの上にクランブルを被せてオーブンで焼き、温かいうちに食べるデザートの総称としても使われており、その中でもっとも代表的なのがアップル・クランブルです。パブで食べられるデザートの定番メニューでもあります。
イギリスでは、アップル・クランブルといえば、たっぷりと盛った温かいカスタードと一緒に食べるのが定番です。こちらはとあるパブでいただいたアップル・クランブル。
見た目はいまいちかもしれませんが、惜しみない量のカスタードにからめたアツアツのリンゴ、そしてサクサクのクランブルはとっても美味でした。
スーパーマーケットでは、オーブンや電子レンジで温めるだけで自宅で手軽に食べられる商品も入手できます。こちらは大手スーパーの自社製品で、ミニサイズのクランブル2個入り。
自宅でも、温めたカスタードは忘れずに!カスタードもスーパーマーケットで驚くほど豊富な種類のものがゲットできます。粉末をお湯で溶いて液体状のカスタードにするタイプもあります。こちらの棚、ほぼ全部がカスタードです!
今回は必要な分だけ温めて使える個別容器のものを購入してみました。
温かいカスタードの代わりに、冷たいバニラアイスクリームと一緒にいただくのもアリです。
2. ブレッド・アンド・バター・プディング
その名の通り、バターを塗ったパンをベースとした、シンプルなプディングです。残り物のパンを無駄にしないように生み出されたと言われています。こちらもまた、あとは自宅で焼くだけのものがスーパーで購入できます。
基本のレシピは、スライスしたパンにバターを塗って耐熱容器にならべ、その上にレーズンをまぶす。これを数段重ねた後、カスタード液(卵、クリームまたは牛乳、砂糖を混ぜ合わせて温めたもの)を上からかけて、オーブンで焼くだけ。ナツメグでちょっとスパイスを効かせるのもポイントです。
3. スティッキー・トフィー・プディング
「スティッキー(Sticky)」、つまりネバネバでべとつくトフィーソースのかかったプディングです。土台はとってもしっとりとしたスポンジ生地。その秘密は、細かく刻んで混ぜ込んだデーツ(なつめやし)にあります。ブラウンシュガー、バター、ダブルクリームを溶かして作ったアツアツのトフィーソースをたっぷりかけていただきます。
同じく大手スーパーマーケット・チェーン、セインズベリーズ(Sainsbury's)の自社製品。スティッキー・トフィー・プディングは、各種メディアによる「イギリス人が選ぶ人気のデザート」的なランキングでよく一位を獲得しています。バニラアイスを添えていただくか、カスタードを合わせるのもOKです。
お味の方は、とにかく甘くて濃厚!デーツとバターを多く含んだリッチなボディで、ミニサイズでもお腹はしっかり満たされます。
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。