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【栃木県・益子町】約10種類のいちごを食べ比べできる! いちご狩り天国「吉村農園」
突然ですが「いちご」の一番の産地といえば・・・?
答えは栃木県です。
栃木県は、50年以上も連続して「いちご収穫量全国1位」を誇っています。
そのいちご王国、栃木県の益子町で、いちご狩りができる吉村農園さんに伺いました。
通常、いちご狩りをやっている農園では食べ放題といっても2~3種類のいちごしか食べられないところが多いですが、ここ吉村農園では、約10種類(日によって種類は前後します)のいちごを好きなだけ食べ比べできるという、なんとも贅沢ないちご狩りができる農園です。
目次
- 栃木県はいちご収穫量全国1位のいちご王国
- 一度にたくさんの種類のいちごを食べ比べできる農園がここ!
- スーパーで買ういちごとの違い
- 吉村農園のいちごを実際に食べてみた感想
- 吉村農園ではどんな種類のいちごを食べられるのか?
- 吉村農園のいちご狩り食べ放題情報
- 最後に
栃木県はいちご収穫量全国1位のいちご王国
いちごは果物のイメージですが、実は作物としては野菜に分類され「果実的野菜」とも呼ばれているそうです。
いちごはビタミンCの含有量が多く、6~7粒で、1日に必要なビタミンC(レモン5個分相当)が摂れるとか。ビタミンCはメラニンの生成を抑えて「シミ、そばかす」の予防、またコラーゲンの生成を促し、美肌効果、風邪予防にも有効と言われています。
令和2年の農林統計データでは、いちご収穫量ランキングで栃木県は昭和43年からなんと53年連続で全国第1位を獲得。2位の福岡県の約1.4倍の収穫量を誇ります。
栃木県は首都圏にも近いため、新鮮ないちごを素早く届けてくれているんですね。
いちごはそもそも夏の果物です。現在はハウス栽培が広まり、秋~春に収獲できるようになりました。いちごを美味しく食べられるシーズンはおおよそ12月~5月頃です。
一度にたくさんの種類のいちごを食べ比べできる農園がここ!
益子町の吉村農園は、1986年創業。
<吉村農園の受付所>
吉村農園の代表取締役 吉村 収さんは、やや強面(ごめんなさい!)ですが、いちごの帽子を被ったとってもお茶目な社長さんです。
<お話もユニークで面白い、吉村農園の吉村社長>
吉村農園は30棟のハウスでいちごを栽培しています。
スーパーで買ういちごと農園のいちごの違い
スーパーに並んでいるいちごは、熟す前に早めに収獲されたものです(スーパーの店頭に並ぶ時、一番良い状態であるためには致し方ないのですが。。。)
農園では、熟して一番美味しい状態のいちごを摘みたてで食べることができます。
どうですか!ヘタがピンピン立っています。このヘタが反り返っているのが熟れた状態の証だそうです。
吉村農園では、毎年テーマを決めていちごを盛りあげています。今年のテーマは「白と赤対決」
吉村農園のいちごを実際に食べてみた感想
よく芸能人がテレビでいちごを食べて「ん~、甘~い!」なっていっていますね。しかし吉村農園のいちごを食べてわかりました。
「いちごは甘ければよい、というものではない!」と。
吉村農園のいちごを食べてみた感想は次のようなものです。
・甘さと酸味のバランスが絶妙ないちごが美味しい
・ジューシーで瑞々しい
・種(つぶ)がプチプチクキクキしていて美味しい。
もちろん個人の好みですので、甘ければ甘い方が良いという人もいて良いのですが、いちごの美味しさは「甘酸っぱさ(バランス)」だと改めて感じました。
吉村農園ではどんな種類のいちごを食べられるのか?
吉村農園では、なんと約10種類ものいちご狩り(食べ放題)が楽しめます(時期により食べられる種類数は前後します)。採れたての瑞々しいいちごを心ゆくまで楽しめます。食べ比べてみるとそれぞれのいちごの香り・味・歯ざわりの違いがはっきりわかります。自分好みのいちごはどれかな?と探しながら食べるのも楽しいですね。
ハウス内には各いちごの銘柄のサインボードが立てられているのでどこにどんないちごがあるのかわかりやすいです。
それでは吉村農園で食べたいちごをドドーンとご紹介しましょう。
とちおとめ
とちぎの「とち」といちごの女性らしいイメージから「おとめ」と名付けられた栃木を代表する銘柄。
<とちおとめ。農園で撮った写真がピンボケだった為、買ってきたとちおとめを改めて撮りました。。。>
甘み、食感、香り、すべてにおいてバランスが良く、まさに栃木県を代表するいちごです。
女峰
いちごの元祖。粒はやや小さめ。果肉がしっかりあり、酸味強めの甘酸っぱいいちご。
スカイベリー
栃木産の高級いちご。粒が大きく、瑞々しくすっきりした甘さです。栽培するのが難しく、益子でもあまり作られていないそうですが、吉村農園では栽培に成功しています。
かおりの
香りに特徴があり、口に入れると桃のような香りが広がるいちご。
章姫(あきひめ)
酸味が少ない分、甘みが際立ち、口溶けもとろけるような柔らかさです。
紅ほっぺ
瑞々しく甘酸っぱい。バランスの取れた美味しさはとちおとめに劣らないかも。
恋みのり
実がしっかりしていて食べ応えあり。ひとつ食べると恋が実ると言われているらしい。
ミルキーベリー
令和に生まれた白いいちご。とちおとめと比べ、酸味少なく、まろやかな食感と甘みが特徴。
とちひめ
栃木県産「幻のいちご」と呼ばれている。とちおとめより大玉で甘くジューシー。
とちあいか
令和初の新種で今イチオシのいちご。甘味が強く、酸味優しくまろやか。口の中にいつまでも香りが残るような深い味わい。縦にカットするとハートに見えます。
おいCベリー
ビタミンCが一番多く含まれているいちごで、7粒で1日に必要なビタミンCが摂れると言われている。
吉村農園のいちご狩り食べ放題情報
吉村農園では、約10種類のいちごを栽培しています(時期や天候等により収穫できる品種は異なります)。
いちご狩りは事前予約無しでも基本的には大丈夫ですが、人数が多いときは事前予約しておくと安心です。いちごがなくなり次第終了となります。予めご了承ください。
- 営業期間:12月1日 ~ 5月中旬頃までお楽しみいただけます。
- 営業時間:9:00~16:00 ※いちごがなくなり次第終了
- 料金:おひとり様 12月2,500円、1~4月2,300円、5月2,000円 3歳未満無料、3歳以上小学生以下1,500円(シーズン通して一律)
- 住所: 栃木県益子町塙520
- アクセス:電車・バス:真岡鐵道真岡線「北山駅」から徒歩7分。車:北関東自動車道「真岡IC」から23分。北関東自動車道「桜川筑西IC」から25分
- 公式サイト:吉村農園
20台分の無料駐車場をご用意しておりますので、お気軽に車でお越しいただけます。もちろんバスの駐車も可能ですので、団体でお越しの方も安心です。
吉村農園の新型コロナウイルス対策に関して
- 営業時間中、いちご狩りハウスや受付所等の屋内施設は常時換気を行います
- 毎日スタッフの体温を測定し、平熱より0.5℃以上体温が高い場合はその者の出勤を停止し、38℃以上の発熱が認められた場合はPCR検査の実施を行っていきます
- スタッフはマスク着用にて、ご接客させていただきます
- スタッフは、定期的に、薬用せっけんによる手洗い、消毒用うがい薬によるうがい、消毒用アルコールによる手指の殺菌消毒をしています
- 定期的な園内全体の殺菌消毒を実施いたします
お客様へのお願い
- ご来園時に、お客様全員の体温を測定させて頂き、37.5℃以上の方がいらっしゃった場合は、全員の入場をお断りさせて頂いております(ツアー観光バスのお客様は除きます)
- お客様はいちご狩りの制限時間中以外は、常時マスクの着用をお願いいたします
- ご来園前2週間以内に、発熱、咳、体の怠さ、味覚・嗅覚の異常等、身体症状があった場合には、ご来園をお控えください
- ご来園時は、園内の設備にて、手洗い・手指のアルコール消毒をお願いいたします
- ソーシャルディスタンス確保のため、ハウス内はハウス毎に入場制限を設けており、いちご狩り開始までお待ちいただく場合がございます
- いちご狩りは、園でご用意するビニール手袋を着用の上、行って頂くようお願いいたします
- 摘み取ったいちごは、ハウス外に設置してある屋根つき屋外テーブルにて、お召し上がりください
最後に
昔はいちご狩りというと練乳をかけて食べるのが定番でしたよね。今は練乳がなくても甘いいちごがたくさんあります。いちご農家さんの努力による品種改良のおかげでどんどん美味しくなるいちご。
私は以前、イタリアに住んだことがあるのですが、市場で見たいちごが真っ赤でとっても美味しそうだったので、買って食べたらこれが酸っぱいのなんのって。日本のいちごの上品な甘さの優秀さを痛感しました。
本来は夏の果物であるいちご。ハウス栽培により冬でも美味しいいちごが食べられるようになりましたが、冬は朝晩冷え込みます。寒さからいちごを守り、伸び伸び育つように、ウオーターカーテン(ハウスの中にもう一枚ビニールを貼り、そこにお湯を流してハウス内の温度を保つ。)を開発し、いちごを寒さから守ってくれているそうです。
今回の訪問で、いちごと日本酒(大吟醸酒)との相性がばっちりだということも知りました。
いちごは分類上は野菜で多くのビタミンCが含まれ。体にもいい食べ物です。
スーパーで売っているいちごも美味しいけれど、できれば農園で、一番美味しい状態に熟れたいちごを摘み、そのまま口に入れるのが美味しいです。
ぜひ吉村農園でたくさんの採れたてのいちごを味わってください!
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。