コートジボワールの魅力がギュッと詰まったエコビレッジ、ドメインビニ

料理

今回は、コートジボワールの伝統的文化や生活を体験しながら学ぶことのできるエコビレッジ、ドメインビニを紹介します。

アビジャン
<アビジャン、プラトー地区の夜景>

目次

西アフリカの優等生、コートジボワールとは?

コートジボワールは西アフリカのギニア湾に面し、ガーナ、ブルキナファソ、マリ、ギニア、リベリアと国境を接する国です。カカオの生産地として、ガーナと生産量世界1、2を競い、カシューナッツの生産も世界最大級です。1980年代までは年間の平均経済成長率8%を達成し、「アフリカの優等生」と呼ばれるほどの経済発展を経験したコートジボワール 。最大都市アビジャンの中心街「プラトー地区」には高層ビルが立ち並び、路線バスなどの公共交通機関、比較的安定した電力供給等のインフラが整っています。

コートジボワールへの入国は、最大都市アビジャンのフェリックス・ウフエ・ボワニ国際空港を使います。フランスからはエールフランス、コースエアーの2社が日に数本直行便を出しており、欧州からの観光客やビジネスマンが多く来ます。日本からのアクセスとしては、フランスを経由した欧州ルート、エチオピア・アジスアベバ を経由するアフリカルート、もしくはドバイを経由する中東ルートがあります。

生後9ヶ月以上の全ての旅行者には入国時に黄熱予防接種証明(イエローカード)の提示が求められています。その他、マラリアも頻繁に発生するため、予防薬を服用するか、虫除けを使うことも必須です。2022年5月以降は、新型コロナ対策として、PCRの陰性証明書もしくはワクチン接種完了の証明書の提示が必要となっています。

ほぼ赤道直下に位置するため日差しが強く、年間を通して高温多湿ですが、7月後半から10月までは比較的過ごしやすい陽気です。一方、5月末から7月頭は大雨季となり洪水となるほど雨が続くため、訪問を避けた方が良いでしょう。通貨は、周辺8カ国で共通使用されている西アフリカフランセーファ(XOF)が使用されています。1XOF=4.51円(2022年10月10日時点)ですが、セーファは1ユーロ=655.957XOFで固定されており、市中どこでもほぼ同じレートで両替が可能であるため、ユーロを持参すると便利でしょう。公用語はフランス語で、1960年の独立までは旧フランス領であったため郊外や辺境地に行ってもフランス語が通じます。

エコビレッジ、ドメインビニで現地の生活を体験!

ドメインビニは首都ヤマスクロに向かう高速道路をアビジャンから約50km進んだところにあるため、レンタカーを借りるか、タクシーを使ってアクセスできます。ドメインビニは、地元の森を保全しつつ地域住民の収入を得るために、持続的な観光を行うことを目的に設立されました。ゴミをなくす「ゼロ・ウェイスト」を掲げ、ロッジなどの建物、テーブルや椅子といった家具、子どもの遊び場まで、自然の材料で作られています。

ドメインビニの創設者、ジャンマーク・ビニ氏はコートジボワールからカナダに移住した銀行員でした。彼の父は1974年に70ヘクタールにも及ぶ土地を購入したものの、1992年に亡くなり、その後土地は放置されていました。そこで、ビニ氏は2015年に、父から残された土地を使ってエコツーリズムの推進をすることを決めたのです。そんなドメインビニでは4種類の体験ツアーが提供されています。

まず、コートジボワールの生活を知る入門編としておすすめしたいのは、ディスカバリーコース。朝9時から夕方17時までの1日をビニの森で過ごします。到着時には、ひょうたんからできたカップでウェルカムドリンクを乾杯。

ウェルカムドリンク

その後、ビニの森をガイドと共に散策します。

ここでは、ゴムの木からどのようにゴムの原料を採取するのか、カカオの実や胡椒の実はどのように採集されるのかなど、コートジボワール原産の植物について学ぶことができます。その後、ベースキャンプに戻り、昼食でコートジボワールの伝統料理が振る舞われます。午後の時間には、ジップラインやペタンク(フランス発祥の球技)、巨大な滑り台を楽しめます。また、肌に良いとされる天然のクレイバスに入ることができるので、水着とタオルの持参をお勧めします。

1日の体験料は食事も込みで15,000XOFです。

カカオの実
<熟したカカオの実は真っ赤になります>

カカオの実
<カカオの実を生で実食>

ゴム
<ゴムの原料は木を傷つけて採取されます>

このディスカバリーコースを延長し、ビニの森に1泊するイマージョンコースもあります。このコースでは、夕暮れ後にヘッドライトをつけて地元の蒸留所を訪問、盃を交わします。ビニの森にはもちろん電気が通っていないため、地元の村人たちとともにキャンプファイヤーをし、キャンドルで灯されたテーブルで夕食をいただきます!食後には、コートジボワールで古くから伝えられる物語や伝説を観劇。アフリカの大自然で一夜を過ごす、とても貴重な体験です。

このコースは1泊食事込みで50,000XOFとなっています。

そのほかにも、アビジャンの干潟を楽しむラグーンコースでは、森の散策の代わりにアビジャンのマングローブをボートで訪問したり、水辺でのアクティビティを体験することができます。ヒッポコースでは、アビジャンから1.5時間離れたティアッサで、ボートでの川を渡りながら野生のカバを見ることができ、ビニの森以外を発見するコースも提供されています。

ラグーン
<ラグーンの夕暮れ>

コートジボワールの伝統的食事風景

ドメインビニで振る舞われる食事は、コートジボワールの伝統的なメニューをブッフェ形式で好きなだけ楽しめます。

主食としては、サツマイモのフライ、アロコ(プランテーンと呼ばれるバナナを揚げたもの)、アチェケ(キャッサバをすりつぶして発酵したもの)、フトゥ(ヤムイモやキャッサバ、バナナからできた餅)やご飯等。おかずとして、グリルチキン、魚のシチュー、ほうれん草やオクラの煮込みなどがついてきます。これらの伝統的な食事を、バナナの葉に盛り付け、手で食べるのです。

こうした伝統的な食事方法は「festin des 10 doigts=10本指のご馳走」と呼ばれます。

アチェケ

アチェケの製造風景。周辺には発酵した酸っぱい匂いが漂います。

バナナのフトゥ
<バナナのフトゥ>

料理
<食器も全て自然の材料でできています>

まとめ

今回は、西アフリカ・コートジボワールの伝統と生活を体験できるエコビレッジ、ドメインビニを紹介しました。

カカオやゴム、スパイスなどコートジボワールの名産品が育つ過程を見て学び、伝統的な料理を数種類一気に楽しみ、そして天然のクレイバスで1日の疲れを落とすことができる、盛りだくさんの1日を過ごすことができます。コートジボワール や西アフリカの文化を地球に優しいエコビレッジで学ぶ貴重な体験。

ぜひ皆さんも訪れてみてください!

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Saori K. Courtois

西アフリカ在住の国際公務員。アフリカの日常的観光スポットから~旅行に役立つ情報まで幅広くお届けします。

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