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ガチで広すぎ!光化門広場がリニューアルオープン
目次
光化門(クァンファムン)
朝鮮時代の王宮である景福宮(キョンボックン)へ入る手前に、ドーンと立っている大きな門が光化門(クァンファムン)です。この門は、景福宮の正門として、1395年に創建されました。
光化門をくぐり、景福宮へ入る手前の広場では「守門将交代儀式」が定期的に行われています。さらに徳寿宮(トクスグン)方面へ向かう巡察パレードなども行われていますので、観光の際は運行時間や天候などを確認の上、ご覧ください。(※毎週月曜休業)
光化門広場(クァンファムンクァンジャン)
光化門広場(クァンファムンクァンジャン)は、光化門(クァンファムン)へ続く広い道路の中央に位置しており、2009年に公園として整備されてからは、市民の憩いの場として親しまれてきました。今回の再整備は車道を減らし、中央にある広場を片側に寄せて、かなり大きな広場としてオープンしました。
以下、比較写真
<2010年頃の光化門広場>
<リニューアルして片側車道が撤廃された>
ソウルの車道は片側5車線などと、かなり広いのですが、広い車道から狭い車道への合流地点で渋滞が起こりやすいという問題を、ここ最近では車線を減らすことで緩和しようと各地で整備が行われています。そのため光化門広場横の車道も整備の対象になったわけです。
思った以上に広ーい!
新しくなった光化門広場は、とにかく広い!という印象です。片側5車線分を広場に追加したのですから、当たり前かもしれませんが、噴水やくつろぎの場所が至るところに配置されていて、夏は足を浸けられるような小川もあって、ソウル市の中心地にこんな場所があるのは、なんとも贅沢な気分になります。本当に韓国は座る場所が多いですね。カフェでテイクアウトしながらベンチでのんびり、まったり仕放題です。
<駅ステーションのようなバス停>
司憲府(サホンブ)門跡を発見!
司憲府(サホンブ)とは、朝鮮、高麗時代に実在した行政を監督する部署で、役人の違法行為や不正を監視、取締りを行っていました。韓流ドラマ「ヘチ・王座への道」は、イ・サンの祖父の青年時代のストーリーで、まさにこの役を演じています。興味のある方はぜひこのドラマをご覧ください!
話がそれましたが、光化門広場の工事中にその司憲府庁舎の塀と門の跡、行廊の遺構および排水路や井戸などが発掘され、今は屋外展示場として整備されています。
光化門広場の工事は平坦な工事なので、すぐに終わると思っていたのですが、この遺跡が発見されたことで1年半もかかり、2022年8月にやっと完成したのです。
光化門広場の見どころ
光化門広場は、ゆったりした憩いの広場というだけではなく、歴史的にも価値のある展示などが多数あります。
地上にはドーンと位置する、李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像や世宗大王の銅像、地下には多目的空間の「ヘチ広場」、李舜臣(イ・スシン)将軍を紹介する「忠武公物語(チュンムゴンイヤギ)」、世宗大王の年代記「世宗物語(セジョンイヤギ)」などの展示場が常設されています。
道路を渡った側には、ソウル最大級の教保文庫(キョボムンゴ)(以前の記事:書店か?図書館か?雑貨店か?ソウルで最大級の『教保文庫』)、その並びには、韓国近代史の資料を展示している大韓民国歴史博物館、そして世宗文化会館(セジョンムナフェグァン)では、オペラやコンサートなどの素晴らしい公演が開催されています。
その他、教保文庫の斜め向かいには東和免税店、その対岸には、あのアルパコとイ・セドル九段が囲碁対決したフォーシーズンホテル。さらに進むと清渓川広場。そして少し足を伸ばせば、その他の古宮などが集まる地域であり、観光スポットの鐘路(チョンノ)や仁寺洞(インサドン)までも、そう遠くはない場所です。
歴史的にも重要な場所は、現代においても重要な場所となっているのですね。
光化門広場
- 地下鉄5号線 光化門駅 9番出口 直結
- 住所:ソウル市鐘路区世宗大路
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COZ
- 初めて韓国の地を踏んだン十年前の懐かしさが忘れられず、とうとう永住権まで取得。主人は韓国人、子供なし。奮闘と葛藤の飽きない毎日を過ごしています。