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【イギリス】オックスフォードハーフマラソンを走ってきました!
イギリスオックスフォードで開催されたハーフマラソンを走ってきました!にわかランナーでしかない筆者でも、美しい街並みと沿道の声援に押されて、21kmを楽しく完走できました。新型コロナのパンデミックはすでに過去のことのようになっているイギリスでの大規模なレースの様子や、今後海外旅行中のイベントとしてもおすすめしたい海外レースのリラックスした雰囲気をお伝えします。
目次
- ほぼ脱コロナ!レースは例年通り開催中
- オックスフォードハーフマラソン
- 誰もが楽しめるマラソン大会
- 脱コロナ?コロナ対策はゼロのランレース
- イギリスでのマラソン大会の役割とは?
- 海外観光と併せて楽しみたい!世界各地のマラソン大会
ほぼ脱コロナ!レースは例年通り開催中
新型コロナのパンデミックで2020年から2021年前半にかけてはすべてのマラソン大会が中止や延期になっていたイギリスですが、2021年夏以降は徐々に開催が再開されています。
2022年10月にはロンドンマラソンが通常より半年遅れで開催され、エリートアスリートのみならず一般のランナー4万人以上が、ロンドンの中心を駆け抜けました。
また、11月6日には世界一の規模を誇るニューヨークシティマラソンが3年ぶりに通常通り開催されました。毎年10万人近くがエントリーする世界最大のレースで、トップアスリートだけでなく、ランニング系ユーチューバー、また観光を兼ねて訪れる庶民ランナーなど多くの人が日本からも参加し、今年は5万人を超えるランナーがニューヨークの街並みを駆け抜けました。
今回は筆者の住む地元オックスフォードでハーフマラソンに参加した様子をご紹介します!
オックスフォードハーフマラソン
オックスフォードはイギリスの首都ロンドンの北西部約60kmに位置する世界有数の大学都市で天皇、皇后両陛下がそれぞれ留学されていたことでも有名です。また、世界的にもファンの多いハリー・ポッターシリーズのロケ地として知られているため、世界中から観光客が訪れるイギリス国内でも外せない観光スポットにもなっています。
今回筆者が参加したのは、オックスフォードの中心地をコースに有名な大学カレッジの間を駆け抜けるオックスフォードハーフマラソンです。街並みの美しさ、坂のない平坦なコース、またロンドンから電車で1時間というアクセスの良さから例年5,000人以上がエントリーする人気の大会です。
誰もが楽しめるマラソン大会
日ごろから5km程度のジョギングは週に2回ほどしている筆者ですが、さすがにハーフ(21km以上)は長いものです。練習不足で走り切れるのか?という不安のなかスタート!大勢の参加者がいるためスタートを切るのにも10分以上かかりました。
10月16日の当時は天候にも恵まれ、まぶしいほどの秋晴れでした。21kmのコースですが沿道の声援が途切れることがありません。また、新型コロナウイルスが過去のものとなりつつあるイギリスでは、沿道でチョコレートやグミの差し入れをしてくれる人もいます。長い時間走るには糖分補給はかかせません。
また、ブラスバンドやDJなどが数か所でパフォーマンスもしてくれておりとても楽しい雰囲気でした。
給水所のボランティアもなかなかのさわやかさです。
さすがに15km以降は足が重くなったものの秋晴れのなか美しい街オックスフォード。
最後まで笑顔で走り切れました!
脱コロナ?コロナ対策はゼロのランレース
イギリスでは、今も35人に1人ほどが新型コロナウイルスに感染中(2022年10月中旬現在)と予測されている状況ですが、ほぼパンデミックは脱した(もう新型コロナウイルスを特別扱いしたくない)という考えの人が大半なため、参加者5,000人以上、さらにボランティアや沿道の応援でぎゅうぎゅうずめの場面も対策ゼロで大会は開催されています。マスクをしている人はランナーやボランティアはゼロ。沿道ではお年寄りなどがたまにマスクをしていたかな?という程度でした。事前の簡易テストももちろんなく、除菌ジェルもどこにも見ることがありませんでした。
イギリスでのマラソン大会の役割とは?
日本ではジョギングが爆発的なブームとなり、各地で様々なマラソン大会が開かれるようになりました。ただ、いまだにマラソン大会とはランナーのためのものというイメージが強いと思います。
イギリスでは、ジョギングを本気で趣味にしている人ももちろん多くおり、大会でその成果を試すことを楽しみにしている人も多くいます。
ところで、ロンドンマラソンを含め多くのランレースは実は「チャリティ」がメインのイベントだと知っていましたか?
チャリティ活動発祥の国イギリスでは、さまざまなチャリティ団体が活発にコミュニティを盛り上げています。そしてマラソン大会で「参加ランナーが集う募金」が多くのチャリティ団体の大切な資金源になっています。そのため、コロナ禍で大会が中止になった2020年から2021年にかけてはチャリティ団体の経済状態は非常に緊迫していたと言われています。
こちらは、昨年も見た洗濯機を背負ってハーフマラソンを走る有名なチャリティランナーたちです。SSNAP(Support for sick newborn and their parents、病気の新生児や超未熟児とその家族をサポートするチャリティ団体)をサポートしているそうです。50kg以上ある洗濯機を背に21kmを毎年完走しており、頭が下がる思いでした。
海外観光と併せて楽しみたい!世界各地のマラソン大会
海外旅行が行きやすい雰囲気になりつつある現在、ジョギングが趣味の人もそうでない人も、観光と併せて海外のマラソン大会に参加するというのも大変おすすめです。フルマラソンばかりではなく、5kmや10kmとという走りやすい(歩きやすい)部門も多く、ルート上に世界遺産を通過するものなど、予定の一部に組み込めば海外旅行自体が特別なものになるでしょう。
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ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。