【カナダ】トロントの秋を大人気のりんご・かぼちゃ狩りで満喫

トロントでは、10月初旬になると空気が一気に冷え込み、朝晩は一桁の気温になることが増えてきました。季節の移り変わりを肌で感じ、ふと外を見ると紅葉が始まった木々を見つけ、秋本番だなと目でも感じることができる時期になりました。

ある日に車で移動中、ふと外に目をやると飛び込んできた鮮やかな紅葉は、毎年10月頭から中旬頃に見頃を迎えます。緑が多く、公園にメープルの木が植えられていることが多いここトロントでは、家のすぐ近所を含め、街中の至る所で紅葉を楽しむことができます。

特に紅葉で有名なのはメープルの木で、メープルにも様々な種類があり、葉の色全体が真っ赤になったり、オレンジになったり、黄色から茶色になったりします。紅葉・落ち葉と言っても木によって色が異なるので、この写真のように、遠くから見ると、グラデーションに見えたり、まばらに見えたりしていますが、それぞれとても美しいです。

また、9月末〜10月中旬にかけて旬であり、スーパーなどでもよく見られるのが、「りんご」と「かぼちゃ」です。先日りんご園とかぼちゃ園が併設されている農園を見つけ、行ってきましたので、今回の記事ではそのことについてご紹介します。

今回訪れたファーム（農園）

訪れたのは「Downey's Farm Market」と、「Downey's Apple Farm」です。

トロント都市部から北西に車で1時間弱ほど行くとあります。トロントを少し離れた近郊部には農園が多く、この時期はどの農園も訪れる客で賑わいます。道路挟んで向かい合わせにある場所は、徒歩で両方を行き来でき、色々楽しみたい人には大変便利です。Farm Marketには、かぼちゃ販売、果物を使った加工品の売店、子どもたちが遊べる自然で作られたアミューズメントパークなどがあります。

Apple Farmは、およそ15種類のりんごの木が植えられており、収穫のピークが品種によって異なります。マーケットとりんご園、どちらも行けば朝から夕方まで1日中楽しめてしまう、とても充実した楽しい場所になっていました。どちらも旬の時期は9月後半から10月中旬頃までなので、この時期は平日でも比較的多くの人たちで賑わっています。

Apple Farmの様子

まず始めに、りんご狩りの様子から写真を交えてご紹介しますね。

入口です。Enter Hereというところから、農園に入場します。入場料は無料ですが、入場の際に10ポンド（5kg弱）もしくは20ポンド（10kg弱）用の袋を購入し、それにりんごを入れて持ち帰ります。エコバッグやリュックなど、大きいバッグの持ち込みは禁止されています。

入口に、農園で栽培されている品種と収穫時期が書かれている表がありました。他の農園に比べて種類が豊富でした。

入口から中へ入ると、一列に並べられたりんごの木が先が見えないくらい遠いところまで続いています。ガイドやスタッフはおらず、基本的に自分で好きなところへ行き収穫するセルフスタイルでした。カナダの農園ではとても一般的です。

りんごの木の列の入口に品種と、収穫可か不可か書かれています。カナダでは日本発のFujiもよく見かけます。カナダのりんごは一般的に小ぶりのものが多いのですが、Fujiりんごは大きめです。とても甘くて美味しいので、人気があります。

収穫がピークの箇所では、熟れてしまったりんご達がたくさん地面に落ちています。これらは恐らく、のちに家畜の餌にされるのでしょう。赤く食べごろで美味しそうなりんごは、ほぼ全て高いところに実っていました。至る所に脚立があるので、それを駆使して高い場所にある美味しいりんごを収穫しました。

我が家は10ポンド用の袋を購入しました。20個くらいは入ったと思います。自分で収穫したくない、できない人のために、あらかじめ収穫して箱に入ったものや、はちみつ、アップルサイダーなどが出口付近で売られていました。

後日りんごを食べてみると、やはり採れたてなので、みずみずしくて歯応えもあり、スーパーのものと比べものにならないくらいとてもおいしかったです。4種類ほどの品種を採った中、特にHoney Crispという品種がとてもみずみずしく、家族一同とても気に入りました。

Farm Marketの様子

次に、お向かいのFarm Marketへ。無数のかぼちゃが出迎えてくれました。これだけでインパクト大で、インスタ映えすること間違いなしです。実際にトロントの若者や小さい子どものいるママに大人気のインスタスポットで、Instagramで見るととてもたくさんの人がハッシュタグをつけてシェアをしています。