【ポルトガル】リスボン&ポルトでしたい10のこと

ずっと行ってみたかった極西の国、ポルトガル。

リスボン&ポルトでやりたかったこと=やってよかったことをキーワード別にご紹介します。想像した以上にポルトガルは快適で美味しくて、美しくて ...めっちゃいい国でした!

目次

1. アズレージョ

アズレージョ

ポルトガルの街を彩る青い装飾タイル、それこそがアズレージョです。アズレージョの歴史はイスラム王朝に影響を受けたと言われていてその起源は14世紀だったそう。そこからポルトガル独自の文化として発展し、教会や邸宅、駅などに施され、人物や歴史などが描かれています。

特にポルトガルの北部が今でも多く現存し、ポルトはアズレージョの宝庫でした。

サント・イルデフォンソ教会

サント・イルデフォンソ教会

ポルトの高台に佇む「サント・イルデフォンソ教会」。青空とのコントラストが美しいです。

アルモス聖堂

アルモス聖堂

ポルトのショッピングストリート、サンタ・カタリーナ通にある「アルモス聖堂」。アクセスもよく、正面もサイドもアズレージョが施され日夜共に美しいです。

サン・ベント駅

私の見たいアズレージョ、ナンバー1だったのが「サン・ベント駅」。世界で一番美しい駅とも称されているそうで、全面にアズレージョがびっしりで圧倒的。その数2万枚のタイルだそうです。

カルモ教会

カルモ教会

正面から見るとスタンダードな教会、側面を見ると見事なアズレージョの「カルモ教会」。ポルトガル国内最大級のアズレージョとも言われています。

2. シーフード料理

イワシ

ポルトガルは美味しい!とよく耳にしていたのですが、噂通り日本人の口にぴったり合うのです。その理由は、イワシや鱈、イカ、タコ、エビなど日本人に馴染みのあるシーフードを使った料理が多くあること。また、西洋では珍しくだし文化がある国でもあり、素材の味を生かしたシンプルな味付けで飽きがこなくエンドレスに食べられてしまいます。

アローシュ・デ・マリシュコ
<ポルトガル名物の海鮮リゾット「アローシュ・デ・マリシュコ」>

3. エッグタルト

エッグタルト

ポルトガルの国民的スイーツといえばエッグタルトこと「パステル・デ・ナタ」。パリパリのパイ生地にとろ〜りとしたクリームが絶品です。

ポルトでもリスボンでもパステル・デ・ナタの専門店がたくさんあるので、毎日数軒をめぐり食べ比べを楽しみました。

パスティシュ・デ・ベレン

パステル・デ・ナタの発想は「ジェロニモス修道院」の厨房でこっそり作られていたことだそう。現在でも「パスティシュ・デ・ベレン」が当時のレシピを忠実に守っています。「パスティシュ・デ・ベレン」は常に長蛇の列ですが、イートインとテイクアウトがあり、どちらかはスムーズに入れるので安心してください。私の時はテイクアウトはすぐに買えました。

パスティシュ・デ・ベレン

4. 世界一美しい本屋さん

レロ書店

レロ書店

『ハリー・ポッター』の原作者、J・Kローリング氏がポルトに住んでいた当時に足繁く通い、『ハリー・ポッター』の着想を得たと言われる「レロ書店」ことLivraria Lello e Lrmao。

人気スポットだけに、常時外には長蛇の列ができていますが、現在はサイトで予約が可能です。チケットは5€ですが、本を購入するときのバウチャー5€としても使えます。

宮殿のような豪奢な店内で、特に目を引くのは天国の階段と言われる螺旋階段です。

Livraria Lello e Lrmao

  • 住所:R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto
  • 開館時間:9:00~19:00
  • 休館日:無休
  • 公式サイト:Livraria Lello e Lrmao

5. 缶詰

缶詰

ポルトガルって缶詰大国なのをご存じですか?

ポルトガル名物のイワシのトマトや唐辛子漬け、鱈のパテをはじめ、サーモン、ツナなどバリエ豊富な魚介の缶詰がスタイリッシュなデザインで販売されています。しかもポルトにもリスボンにも缶詰の専門店も多くあり、パッケージを選ぶのも楽しいです。缶詰なら日持ちもしますし、コンパクトなのでおみやげにもピッタリ。

缶詰の専門店

Loja das conservas

ポルトとリスボンに店舗がある「Loja das conservas」。缶詰デザインもディスプレイもおしゃれなのでお買い物が楽しい。

Loja das conservas

  • 住所:Rua do Arsenal 130, 1100-040 Lisboa
  • 開館時間:10:00~22:00
  • 休館日:無休
  • 公式サイト:Loja das conservas

缶詰のレストラン

Sol e Pesca

店内で缶詰を食べられる缶詰バーの「Sol e Pesca」。その場で食べて気に入った缶詰があればテイクアウトもできるので一石二鳥。イワシのオイル漬け、鱈のパテ、ピリ辛ツナをオーダしましたが、パンともワインとも相性バツグン。

Sol e Pesca

  • 住所: R. Nova do Carvalho 44, 1200-019 Lisboa
  • 開館時間:12:00~翌2:00
  • 休館日:無休
  • 公式SNS: Facebook

6. コスタ・ノヴァ

コスタ・ノヴァ

私がポルトガルで最も行ってみたい場所がコスタ・ノヴァでした。ポルトから1時間、リスボンから2時間半ほどの場所にあるアヴェイロ駅。そこからタクシーで15分ほどの場所にある海辺のリゾート。そこにストライプやカラフルな家が並んでいて、「パジャマシティ」とも呼ばれています。元々は漁師の町で、漁師さんが海からでも自分の家がすぐに見つけられるように色付けがされたそう。

コスタ・ノヴァ

もちろんこの家々には住人がいらして、テラスで読書をしたり、おしゃべりしていたり、お庭作業をしたり、海辺のお家で優雅な時間を過ごされていました。

カラフルな家と港町ならではののんびりとした雰囲気で、わざわざ行く価値ありです。

7. カラフルな建物

アヴェイロ

ポルトガルの各地にはタイル模様やカラーリングが愛らしい建物がいろんなところにフォトジェニックなんです。特に私が気に入ったのがコスタ・ノヴァへ行くのに立ち寄ったアヴェイロ。小道に入るとかわいいフォルム&優しいカラーリングの家が立ち並んでいて大興奮しました。

市街地
<こちらはリスボンの市街地。建物は優しいカラーリングで統一されていて街をおしゃれにけん引しています>

8. 器

器

ポルトガルは日本でも人気の食器ブランドが多くあり、直営店に行くのも楽しみの一つでした。カトラリーの「クチポール」や高級磁気メーカー「ヴィスタ・アレグレ」、日常使いしやすい「コスタ・ノヴァ」など。

今回とくに心ときめいたのがフルーツや野菜、動物モチーフの食器でお馴染みの「ボルダロ・ピニェイロ」。どれも卓上を華やかに彩るものばかりで、毎日のお食事がより楽しくなりそう。

ボルダロ・ピニェイロ

  • 住所:Av. Guerra Junqueiro 28 D, 1000-167 Lisboa
  • 開館時間:10:00~14:00、 15:00~19:00
  • 休館日:日曜
  • 公式サイト:Bordallo Pinheiro

お皿
<かわいいお皿があれば毎日の料理も頑張れそう!?>

9. 海

海

ポルトガルといえば海と共に繁栄してきた国。せっかくなら海を堪能したい!ということで、リスボンから電車で約40分で行けるカスカイスへ行ってきました。

ここはヨーロッパの人たちが大好きなビーチリゾート。街を歩きながらどこからでも目に飛び込んでくる真っ青な大西洋。水の透明度は高く、水温は低く、足をちゃぷちゃぷさせただけでもテンションは上がります。

地獄の口
<太平洋の荒波に削られた断崖絶壁を望むカスカイスの見どころ「地獄の口」>

カスカイス
<カスカイスには富裕層の邸宅や別荘、高級ホテルが並び、リッチな雰囲気を堪能できます>

10.シントラ

シントラ

以前、写真で見たカラフルな宮殿に魅了され、行ったのはシントラ。リスボンから電車で約40分の世界遺産の都市。1836年にヨーロッパやイスラムの建築様式を取り入れ、ポルトガル王宮の離宮として建てられたペーナ宮殿。青、オレンジ、黄色の外観がとにかくフォトジェニックです。宮殿内の寝室やキッチンなど、どの部屋もステキ。

ペーナ宮殿
<イスラム建築やアラブ建築を取り入れた独特の警官が魅力のペーナ宮殿>

ペーナ宮殿
<ペーナ宮殿の外壁のタイルもアズレージョを採用。いろんなデザインがあるので自分好みを見つけたい>

まとめ

ポルトガルは景色が良くて、見どころも豊富、食事も美味しくて、名産が多いのでお買い物も楽しい。と、ツーリストの満足度を全方位で満たしてくれる旅行先。

「やりたい10のこと」以上にもまだまだ魅力はいっぱいで、絶対にリピートしたい国のひとつになりました。

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YUKITALIA

真のミラネーゼになるべく、2021年よりミラノに移住した雑誌の編集・ライター。王室&貴族とテルメが大好き。

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