【ロンドン】五輪開催から10年!オリンピック・パークでその軌跡をたどる

ピンクのフレーム

2012年にロンドン五輪が開催されてから、今年で早10年。

メインの会場エリアとなった、ロンドン東部、ストラトフォード特別区にあるクイーン・エリザベス・オリンピック・パークと周辺エリアでは、今でもそのレガシーが感じられます。オリンピック・パークでは今年、その名も「レガシー・トレイル」が開催中。広大な敷地に散らばる五輪メモリアルスポットに設置されたピンク色のフレームに収まって写真を撮りつつ、園内全体を散策していくチャレンジです。

今回は、丸1日遊べる公園の中からその名所の一部をご紹介します。

>>London 2012開催10年記念特設ページ

目次

最寄駅:交通のハブ、ストラトフォード駅

地下鉄ストラトフォード駅

ストラトフォード駅は、ロンドン地下鉄、オーバーグラウンド、DLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)、ナショナルレールの各線が乗り入れる鉄道の要所。最近オープンしたばかりのエリザベス・ラインの停車駅でもあります。駅からオリンピック・パークまでは、隣接するショッピングセンター「ウェストフィールド」を通り抜けて、徒歩10分弱ほどです。

地下鉄ストラトフォード駅構内の壁
<オリンピック関連の様々な数字データを紹介する図が並ぶ、駅構内の壁面>

インフォメーション・ポイント

オリンピック・パークのインフォメーション・ポイント

パークの散策を始める前に、インフォメーション・ポイントで無料のマップやパンフレットを入手していくと便利です。オフィスビルの一角に設けられた小さな案内所はボランティアによって運営されており、記念グッズを販売するショップも兼ねています(残念ながら写真はNG)。

お話を伺ったボランティアの方は、2012年のオリンピック開催時にも「ゲーム・メーカー(Game Maker。ボランティアの呼称)」として参加されていたそうで、「自分は今でもオリンピック・バブルの中で生きている」と言っていたのが印象的でした。

オリンピック・パークのレンタルサイクル
<広大な園内を回るのに便利なレンタルサイクル。1回30分以内でドックに戻せば1日2ポンドで何回も利用可能>

オリンピック・パークの開催10年記念情報
<開催10年記念の情報をマップとウェブで確認してから探索に出かけよう!>

アクアティクス・センター

オリンピック・パークのアクアティクス・センター

ストラトフォード駅からウェストフィールドを経由してパークを訪れた場合、まず最初に見えてくる競技会場がアクアティクス・センターです。競泳・飛込・シンクロナイズドスイミングなどの水泳競技が行われたこの会場は、現在では一般市民の利用が可能で、多彩なレッスンも提供されています。東京五輪では編み物で話題になった飛込選手、トーマス・デーリーのダイビング・アカデミーも併設されています。

オリンピック・パークのアクアティクス・センター
<反対側から見たアクアティクス・センター。レガシー・トレイルのピンクの写真撮影用フレームは全部で12個。すべて巡ると全長7.5kmにもおよぶそう>

オリンピック・スタジアムとオリンピック・ベル

オリンピック・スタジアム

2012年大会では多くの競技、そして開会式・閉会式で盛り上がった、通称「オリンピック・スタジアム」ことロンドン・スタジアム。現在、プレミアリーグのサッカーチーム、ウェストハム・ユナイテッドFCの本拠地になっています。

オリンピック・スタジアム

サッカー以外のスポーツの試合や音楽イベントの会場としても使われています。ガイド付きのスタジアムツアーもおすすめ。

オリンピック・ベル

スタジアム北側の入口付近にあるオリンピック・ベル。2012年大会は、このベルの音で開催が告げられました。インフォメーション・ポイントから出発する、ガイド付きウォーキングツアーの観賞ポイントのひとつにもなっています。

オリンピック・リングス

オリンピック・パークのオリンピック・リングス

ヴェロドローム(自転車競技場)近くの小高い丘の上に設置されている五輪のシンボル。アルミニウム製のリングは、総量13.4t!丘からは、ロンドン中心部の高層ビルを望むことができます。

リー・バレー・ヴェロパーク

トラック競技、ロードレース、BMX・マウンテンバイクに対応可能な自転車競技場。

リー・バレー・ヴェロパークのヴェロドローム

トラック競技を行うヴェロドロームの施設内部は一般の人々も無料で見学ができ、カフェはだれでも利用可能です。

オリンピック・パークのヴェロドローム

2022年10月31日までオリンピック・パラリンピック開催10年記念エキシビションが開催されています。マスコットの「ウェンロック」、覚えていますか?

リー・バレー・ヴェロパークのヴェロドロームのエキシビション

オリンピックビレッジ(選手村)の現在

オリンピック・ビレッジ

ヴェロパークの南側は2012年大会開催時、選手村だったエリアです。当時の建物は、現在一般の人々が暮らす住宅地になっています。ストラトフォード・インターナショナル駅から徒歩数分、周辺には飲食店も多く、すっかり新たなコミュニティーとして定着しています。

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音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。

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