公開日:
最終更新日:
【イタリア】南チロル地方で温泉も美景も堪能旅!
チロルやチロリアンって、日本でも耳にしたことのある言葉ではないでしょうか、
ミラノから東へ車で3時間30分ほど、オーストリアとの国境近くにある南チロル地方。イタリアでありながら公用語はドイツ語のこのエリアには、独自の文化が生み出したかわいいがいっぱい。温泉もあるこのエリアの魅力をご紹介します。
目次
温泉の街、メラーノ
<メラーノのパノラマビューを望みながら入浴できるスカイスパ>
メラーノは、南チロル地方にある温泉の保養地として知られる街。
メラーノへやって来た目的はなんと言ってもテルメ=温泉です。漫画『テルマエロマエ』などでもご存知の通り、テルメ=温泉文化はイタリア全土にあり、温泉の国、日本からやって来た身としてとてもありがたい存在です。メラーノにはオーストリアの皇女エリザベートも愛した温泉と言われているメラーノ温泉があります。
<モダンな雰囲気が漂うウエルネスホテル>
今回は「ホテル テルメ メラーノ」に宿泊して、チェックインからアウトまでとことん湯浴みを楽しみます。
ちなみにイタリアのテルメは水着着用、そして湯の温度は30〜38度と低温です。そのため、のぼせることなく長くお湯に浸かることができます。ただ、湯からあがると寒いので、バスタオルで体を拭いてすぐにバスローブを羽織ります。そして、サウナで体を温め、たまにハーブティーで休憩。これがスパリゼクレーションのおすすめの過ごし方です。
<天候に気にせず楽しめるガーデンスパ>
ホテル内には絶景を望める屋上のスカイスパと2階にガーデンスパがあり、屋上のスカイスパにはさまざまな温度のサウナ施設や休憩室、ハーブティが常設されたサウナエリアも併設されていて、湯浴み以外でもゆったり過ごせます。
ホテル テルメ メラーノ
- 住所:Piazza Terme, 1, 39012 Merano BZ
- 公式サイト:ホテル テルメ メラーノ
<天井高があり、ガラス張りで開放感たっぷり>
そして、宿泊者には併設の温泉施設「テルメ メラーノ」も利用可能です。
こちらは日帰り温泉施設でもあるので、メラーノに宿泊しない人でも気軽に屋内外のテルメを堪能できるのでおすすめです。屋外、屋内に大小25の温泉プールをはじめ、さまざまな温度のサウナが設置されているので、ファミリーでもおひとり様でも1日中楽しめちゃいます。
テルメ メラーノ
- 住所:Piazza Terme, 1, 39012 Merano BZ
- 開館時間:9:00~22:00
- 休館日:無休
- 公式サイト:テルメ メラーノ
カラフルな街、ヴィピテーノ
<ショップやカフェが並ぶメイン通り>
オーストリアの国境からほど近い小さな街ヴィピテーノ。旧市街のメイン通りは400mほどとコンパクトなのですが、ここに並ぶカラフルなカラーリングの建物群がとってもステキです。カフェやショップを覗いたり、写真を撮影したりと大忙しです。
カラーリングもさることながら、意匠も凝っていて、ついつい見惚れてしまいます。
正面の鐘塔がこの街のランドマーク、ドーディッチ塔です。
<イタリアのヨーロッパはなめらかなテイスト>
ヴィピテーノといえば、イタリアのスーパーでよく見かけるヨーグルトブランド名でもあります。このエリアに1884年に創業した乳製品製造所があり、そこで作られているヨーグルトがイタリアで人気なのです。
旧市街地にも路面店があり、多彩なフレーバーのヨーグルトが並んでいます。翌朝の朝食用に購入してみてはいかがでしょうか。
その名もチロルという街
<まるでお城のようなシルエットのホテル>
南チロル地方のチロルという町にやってきました。ここのはオーストリアのハプスブルク家が愛したチロル城があるのですが、私が行った時期は残念ながら休館中。ちなみに、元々チロルという名はチロル城の城主、チロル伯の勢力が拡大し、この領地全体がチロルと呼ばれるようになったそうです。
小さな街ながらメルヘンチックでかわいらしい建物がたくさんありました。
木製のとんがり屋根が愛らしいホテル。 春夏にはバルコニーにお花が並んで美しさがUPします。
紋章がかっこいいですね。でも表情は何ともいえないかわいらしさ。
ちなみにチロル地方の名物お料理を忘れてはいけません。チロル地方といえばダイナミックな肉料理。
豚もも肉を塩と香辛料で漬け込み、燻製にしたスペックは、レストランで味わうのはもちろんテイクアウトもできるのでホテルでいただくのもおすすめです。
新鮮な生肉を粗みじん切りした牛肉のタルタル。塩と黒胡椒、オリーブオイルでシンプルにいただきます。
そして、肉厚ジューシーな牛肉のステーキです。ワインとも相性バツグンです。
湖畔の街、モルヴェーノ
<青く透き通ったモルヴェーノ湖>
チロル地方からはみ出して、トレントにあるモルヴェーノという湖畔の街にも行ってみました。
ここは青い湖、モルヴェーノ湖が有名で、湖の反対側にはドロミテ山脈も見ることができます。美しい景色と空気、トレッキング、ウォータースポーツなどを楽しむ人の人気リゾート地。一年を通して多くのツーリストが訪れています。
<ドロミテを間近に望む小さな村>
まとめ
南チロルはイタリア文化とオーストリア文化、ドイツ文化が混じった独特な文化が構成されていて、魅力にあふれてたエリアです。イタリアの北東部にありながらヴェネチアやヴェローナとはまた違った楽しさがあります。
イタリア旅行のリピーターさんにもおすすめですので、いつかの旅行先としてご検討ください。
関連記事
Rankingイタリア記事ランキング
-
YUKITALIA
- 真のミラネーゼになるべく、2021年よりミラノに移住した雑誌の編集・ライター。王室&貴族とテルメが大好き。