【ミュンヘン】10年ぶりにオープン！フラウエン教会の塔に登ってみよう！

ドイツ、ミュンヘンの象徴ともいえるフラウエン教会。2本の高い塔が特徴的なフラウエン教会はミュンヘンのランドマークであり、観光客だけでなく地元の人も多く訪れる教会です。そんなフラウエン教会の塔が、2022年5月、10年ぶりにオープンしたと話題になっています。今回は実際にそのフラウエン教会の塔に登ってきました。

フラウエン教会とは？

ミュンヘン中心部を歩いていると、一際目立つ2本の塔がすぐに目に入ると思います。その塔がある建物こそが、ミュンヘンのシンボルとして有名なフラウエン教会です。現在ミュンヘンでは、市の中心部で99mを超える高さの建物の建築を禁止しているため、109mの塔をもつフラウエン教会がこのあたりで一番高い建築物。赤レンガを基調としたゴシック様式の教会に緑のタマネギのような形をした塔が目を惹きます。

フラウエン教会の2本の塔はとても特徴的で有名ですが、それ以外にも有名なのが内部にある「悪魔の足跡」。正面入り口から教会内に入ってすぐのところにある大きな足跡が「悪魔の足跡」と呼ばれており、多くの観光客がそれを見にやってきます。

「悪魔の足跡」には諸説ありますが、フラウエン教会建設時に教会を建築したイェルク・フォン・ハルスバッハと悪魔との間で教会内に窓を作らないことを条件に教会を建てる約束をしたそう。賢いハルスバッハは正面入り口から窓が見えないように窓を取り付け、まんまと悪魔を騙しそのまま窓をつけた状態で教会を完成させました。教会完成後に訪れた悪魔は騙されたことに気づき、その場で地団駄を踏み、あの足跡ができたと言われています。

実際に悪魔の足跡に足を重ねて立ってみると窓が見えないのがなんとも不思議です。そんな伝説もあるフラウエン教会ですが、内部は白を基調としていて洗練されており、ステンドグラスも鮮やかなものが多く美しいです。

さて、そんな見どころ盛りだくさんのフラウエン教会ですが、10年ぶりに塔の改修工事が終わり、ついに塔に登れるようになったので早速行ってきました。

フラウエン教会の塔に登ってきました！

正面入り口から入ってすぐ右にお土産売り場があり、そちらで塔に登るためのチケットが購入できます。大人7.5€、7歳から16歳までは5.5€、6歳以下は無料です。コロナ禍ということと塔に登るためのエレベーターまで続く階段が狭いということもあり、しばらく下で待機。塔内は広くないので多少の人数制限があるようです。

降りてくる人を待っていざ塔へ！ぐるぐると螺旋階段を上っていきます。思ったよりエレベーターまでの道のりが長いので注意。たくさん歩くので歩きやすい靴で行くのが無難です。

エレベーター前まで到着したらあとは一気にエレベーターで塔の上まで上がっていくことができます。上に上がるとこんなに素晴らしい眺めが待っています。

さすがはミュンヘンで一番高い塔！ミュンヘンの街を一望できます。また、ミュンヘンの有名な建物の説明書きが随所にあるので、ミュンヘンのことをより知りたいという方にもおすすめのスポットです。

1つ残念だったのは塔の外には出られず、完全に屋内であるということ。ヨーロッパの多くの教会の塔は屋外に出られるものが多く、生でその景色が楽しめるのでそれが味わえず残念でした。

ただ、天気に左右されることなく塔に上がることができるので、どのタイミングで上がっても素晴らしい景色が堪能できるのは嬉しいところ。ドイツあるあるですが、塔の中は冷房が取り付けられていないので夏場は注意です。

個人的に良かったのは、もう一方の可愛らしいタマネギ型の塔を間近で見られたこと。この日は天気も良かったのでしっかりと見学ができ、とてもラッキーでした。

【フラウエン教会】

住所：Frauenplatz 12, 80331 München
公式サイト：フラウエン教会

フラウエン教会のおすすめ撮影スポット（2か所）

ミュンヘンのランドマーク、フラウエン教会。実はあまりの高さに、目の前で写真を撮っても綺麗に全体を映すことができないのが難点。そこでフラウエン教会を綺麗に撮影できるスポットを2か所ご紹介します。

1. 聖ペーター教会

まず一つ目は、マリエンプラッツすぐ横にあるペーター教会に登って撮影することをおすすめします！かなりの段差を登らないといけないので大変ですが、フラウエン教会を含めたミュンヘンの主要スポット全体を見渡せるのがすごく良い！ペーター教会の塔も人気があるので少々並ぶとは思いますが、並んででも登って欲しいおすすめスポットです