トロントのCreek Trail(小川沿いの道)を散歩して見つけた、6月に見られる野花

Creek Trail 橋

四季の移ろいを目や肌で感じることができるここトロントでは、寒さの厳しい冬から春になると共に草木が芽吹き、夏に近づくと緑が生い茂り、春から夏にかけて様々な植物が見られます。日本の四季に比べるとやや夏が短いですが、その移り変わりの様子はかなり似ているところがあります。

広大な土地を持つカナダは、一軒家の前庭や公園に緑が多く、近所を散歩するだけでも日々変わる緑の様子を観察しながら楽しむことができます。

コロナの影響で近所で過ごすことが多くなり、子どもと一緒にさまざまな場所を散策して、地理に少し詳しくなりました。そこで今回の記事では、私たちの大好きな散歩コース「Taylor Creek Trail」という場所で見つけた自然や、野草についてご紹介します。

目次

Taylor Creek Trailとは

トロント市内の至るところにトレイル(自然の中にある舗装されていない散歩道)があり、トロント東部でとりわけ人気があるのがこのTaylor Creek Trailです。通常トレイルは舗装がしてない土の道であることがほとんどなのですが、ここには舗装された道もあり、川に沿って長いサイクリングロードがあり、都心部に続いていることから、サイクリストにも人気があります。

Taylor Creek Trailは、東西に走っている「Taylor-Massay Creek」という小川に並走するように作られていて、これはトロントで最も大きいDon Riverへと繋がっています。私たちはいつも東側の「Taylor creek park」という入口から入り、西に15〜20分ほど歩きStan Wadlow parkの手前まで行って帰ってきます。平坦な道で歩きやすいし、色々な景色を楽しみながら歩けるので、飽きずに歩くことができます。写真を交えながらどんな様子かご紹介しますね。

Taylor Creek Trail

入口には駐車場があります。アスファルトで舗装がしっかりされているので、シニアの方や小さな赤ちゃんのいる家族でも利用しやすいです。トロント都市部より少し離れているので、人混みはなく主に近所の人が散歩に来るような場所です。トロントには、このような自然公園が至る所にあります。ちなみに、トロントでは蚊がほとんど見られません。郊外へ行きさらに自然が増えると虫除け対策が必要になってきますが、真夏でも虫除けスプレーなどなくても歩けます。

Taylor Creek Trail

サイクリングロード

入口からずーっと続くサイクリングロードです。ウォーキングをしている人もいますが、日陰がないので、快晴の日は歩くにはかなり堪えます。

橋

橋

所々に橋があり、川の向こう岸に渡ることができます。Taylor Creek Trailでは、サイクリングロードの対岸に無舗装の道が並走しています。

Taylor Creek Trail

Taylor Creek Trail

Taylor Creek Trail

川と並行して走るトレイルです。大木のおかげで日陰が多く、日差しの強い日でも快適に散歩することができます。道の真ん中に大きな木が残っているところもあり、平坦な道に彩りを添えてくれています。途中犬の散歩をする人、サイクリングやウォーキングをする人、混んではいませんがぽつぽつと人とすれ違いました。

川

Taylor Creek Trail

トレイルから小川を見下ろすことができます。普段からあまり綺麗には見えない川なのですが、この日は雨が降った翌日だからか、さらに水が濁っているように見えました。

トレイルを歩いていると、河原まで降りることができる場所があります。小川のせせらぎが聞こえたり、めだかの群れが泳いでいたり、あめんぼが水面にいたりと、自然に触れ癒されることができる場所です。

Taylor Creek Trail

川沿いの木々が地滑りに見舞われたようで、市の職員が対応していました。ここへ来た2〜3日前に大雨が降ったのが原因のようですが、このような現象は初めて見ました。

6月にトロントのトレイルで見られる野草

トレイルを歩いていると、たくましく綺麗に咲いている野生の花をいくつか見つけました。日本ではあまり見られない花もあるかもしれないので、ご紹介します。

ハナダイコン

ハナダイコン。元々ヨーロッパで園芸植物として愛されていた植物ですが、今はアジアや北米でも見られます。薄ピンク、薄紫や白の色がありました。

アクリスキンポウゲ

アクリスキンポウゲ。黄色い花びらが太陽の光に反射してキラッと光り、綺麗な花です。かなり侵食率が高く、一部の国では有害外来種として確認されているようです。花言葉は「富」です。

ハナイチゴ

ハナイチゴ。ハナイチゴの赤い果実は食べることが出来、ジャム・ゼリーなどに利用されます。北アメリカ東部原産なので、トロントの地域発祥の植物といえます。花言葉は「保護、愛」です。

ノイバラ

ノイバラ。日本にも生息している植物で、春に白やピンクの花を咲かせます。アメリカ東部では侵略的外来種とされており、在来の低木を駆逐してしまう危険性があるそうです。花言葉は「ロマンス」です。

フランスギク

フランスギク。ヨーロッパ原産で、日本でも野生化していますが、涼しい気候を好むようで主に北海道でよく見られるそうです。北海道とトロントの緯度はほとんど同じなので、育ちやすい環境なのだと思います。

ヨシ

ヨシ。ピークになると2mほどの高さになります。河原から少し離れた土手でたくさん見受けられました。

ハルジオン

ハルジオン。薄いピンク色の可愛らしい花で、春に咲く花と言われています。花言葉は「魔除け、保護」です。

ノハラガラシ

ノハラガラシ。日本でも至る所で見ることができる雑草です。

最後に

今回の記事では、トロントにあるTaylor Creek Trailという自然公園とそこで見られる野草の一部を紹介いたしました。広大な土地カナダにはたくさんの自然が至る所にあるので、公園散策やハイキングが好きな方にはうってつけの観光地です。機会があれば、ぜひ1度足を運んでみてくださいね。

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2012年よりトロント在住。自営業、ブロガー、2児の母。

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