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淡路島の新・癒しスポット!禅坊 靖寧で女子旅
2022年4月29日、淡路島北部に、見たことの無い新しい施設が誕生しました。その名も『禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい)』です。
目に飛び込んでくるビジュアルは、まるで歴史ドラマで登場するお城の渡り廊下のような、歴史ある寺院のような、ちょっと違うような。。いったい、この禅坊 靖寧で、何を体験できるのか?全く想像がつきません。でも、気になります!!
気になり過ぎて、オ-プン初日のイベントに参加してきました!!
目次
禅坊 靖寧へのアクセス
私は淡路島好きなのにノーマイカーです。同じような人のために、まずはアクセスから説明させていただきます!!
- 車の場合:神戸淡路鳴門自動車道 淡路I.C. から5分
- ノーマイカーの場合:1. 三宮駅か舞子駅からバスで淡路IC
2. 明石港からのジェノバラインで岩屋港→無料シャトルバスで【禅坊 靖寧】で降りて歩き
詳しいアクセスは、ぜひ、公式サイトのアクセスページをチェックして下さい。(特にお車の方は、駐車場の位置などがありますので、事前のご確認をおすすめします)
今回、初めてジェノバラインを利用しましたが、約13分の船旅は、なかなかテンション上がりました!船旅も、いいですね!!
禅坊 靖寧のこと
バス停から降りまして、建物に向かう道も、お庭も、こんなに素敵です。
当日は、雨でぐるりとは歩けませんでしたが、360℃どの方向から見ても雰囲気があります。
絵になる姿に、期待が高まります。
この階段も、まるで、寺院の本殿に入っていくみたいで緊張してしまう!?
大丈夫ですよ!入口は、階段の横にありますよ。かわいい表示がありますので、こちらからどうぞ。
このひとめ見たら忘れられない"禅坊 靖寧"の建物。こちらは、建築界の最高の栄誉と言われる「プリツカー賞」を受賞した坂 茂(ばん しげる)設計事務所の建築です。
私は、建築家・坂 茂さんとモデル SHIHOさんのトークショーイベントに参加したのですが、不勉強で坂さんのことを、その時点では存じ上げませんでした。(生でSHIHOさんにお会いできる~、と興奮していました)が!!トークショーが終わってみると、『今日、ここへ来て、お話を聞けて良かった!!このために、来た!!』と、すっかり、坂 さんファンになってしまいました。
建築はだいたい人が幸せな時に仕事がある。人が悲しい、辛い時に、建築で何か役立つことができないか?と、阪神淡路大震災や様々な被災地へ自ら赴き、行動され、ウクライナ難民が多く逃げて来ていたポーランドでも紙管を使い、プライバシーを守りながら、ボランティアと共に安心できる避難所づくりをされていることを、いきいきと話される姿に「こんな素敵な考え方のできる人の作る、"禅坊 靖寧"って、どんな場所なんだろう!!」と期待が高まりました。
お部屋について
では、それぞれのお部屋もご案内しますね。私はイベント参加でしたので宿泊はしていないのですが、イベントの休憩室としてお部屋を使わせてもらいました。
それぞれのお部屋にとても素敵な名前が付いています。私はこちら。幸せな言葉が舞い降りてきました。
こちらが、私の案内していただいたお部屋です。
まずは、お迎えのほうじ茶と、ナッツで寛ぎます。
まさに『起きて半畳、寝て一畳』の精神で、とてもコンパクトなスペースにベットと文机などが設置されています。エアコンやコンセントもうまく木の中に溶け込んでいます。これも坂 茂さんの工夫のひとつです。
この日は雨だったせいもあり、大きな窓から見える山の緑も一層、鮮やかで深いです。
実は私は、同じ系列のホテルでヒノキのおしぼりをいただいて以来のヒノキの香りマニアです。なので、この窓からの風景をぼんやり見ながら美味しいほうじ茶をいただき、ぼんやりヒノキの香りに包まれる時間が、本当に至福の時間でした。この一畳の空間で、他に気を取られずに自分と向き合って、心の内を大切にしてあげられる時間を過ごせた気がします。
2人部屋はこんな感じです。ちょっとゆったりですね。他にも、少しゆったり広めの1人部屋もありますよ。
施設について
お部屋以外の場所も少し紹介しますね。入口すぐにある、共有のスペースです。
ここで、旅の計画を立てたら、どんどんアイディアがわいてきそうです!!
ショップもあります。癒しを感じられるこだわりのグッズを、思い出に買って帰りたいですね。
ここをわざと何度も歩いたくらい大好きなので、写真も載せてしまいます。山の木々と建物の木材をとても身近に、迫力いっぱいに感じることができる全面窓の通路です。歩いているうちに森の中に吸い込まれてくような不思議な感覚を覚えました。
洗面も木のティストで統一されていて落ち着きます。コインランドリーもあり便利です。お手洗いも、清潔で使いやすかったです。シンプルで素朴な優しさに安らぎます。
地下に湯殿もあるそうですが、今回は機能的なシャワーブースを紹介しますね。
空中座禅とは!?
禅坊 靖寧と言えば、完成前から「空中座禅ができる道場が、淡路島にできるらしい」と話題になっていました。
外から見ると、すーっと龍の首のように真っ直ぐ伸びた空間に浮かんでいるような、最上階の展望テラスがこちら。
ちょうど山の木々と同じ目線で全面のガラス窓から差し込む光を感じ、鳥の囀りや風の音も聞こえ、そして!!この窓は、何と!!全部、開けることができるのです!!すごい!!
私が訪問した日は雨降りでしたので、そーっと開けてそーっと匂いを感じて、座禅を組み、瞑想の時間を楽しみました。
こちらの椅子が、脚をとても組みやすい、座禅しやすい魔法の椅子です!!
股関節が硬い方でも(私のことです!!笑)、長い時間、身体に楽な姿勢をキープできます。
これなら、座禅初心者さんでも、気軽に参加できますね!
私は、当日、うっかり、ロングスカートをはいてきてしまいましたが、ひざ丈以上であれば、スカートでも支障なかったです。体験の方は、動きやすい館内着も貸してもらえますよ。
淡路島産の季節に合わせた食材を中心とした、身体に優しい健康的な禅坊料理を提供してくれます。
油、乳製品、小麦粉、動物性食品を一切使用していないそうで、全部食べた後も全く胃にもたれずとても身体が楽でした。シェフは、敷地内の山に食材を採りに行ったりしちゃうそうですよ。
新しい発想もありつつ、素朴で懐かしい味にも感じました。
ZEN Wellness プログラムのこと
座禅以外にも、こちらでは、色んな体験ができますよ!!
「書道」や「茶道」「香道」など、心を整える体験が用意されています。
玄関では、紫舟さんの書かれた大きな気の字が私たちを迎えてくれますが、書道体験ではその紫舟さんの書をお手本に筆を走らせることができます。どの体験も派手な内容ではないですが、日常からは少し外れた自分と向き合う特別な時間を楽しむことができるのではないでしょうか?
今回、私は、初めて『リトリート』という言葉を知りました。
リトリートとは、仕事や生活から離れた非日常的な場所で自分と向き合い、心と身体をリラックスさせるためにゆったりと時間を過ごす新しい旅のスタイル。日常に疲れた大人女子のリフレッシュには、まったりと抹茶をたしなむ時間が必要かも知れません。
禅坊 靖寧では、自身の予定に合わせてオープン記念の日帰りプラン(5時間)や土曜日限定SUNSETプラン(3時間)、ZEN stay宿泊プランに、私が参加したようなヨガやトークショーなどの特別なプログラムを含むイベントが、随時実施されているそうです。
日々の生活に疲れたとき、禅坊 靖寧の公式サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか?
禅坊 靖寧の基本情報
- 住所:兵庫県淡路市楠本字場中2594-5
- 公式サイト:禅坊 靖寧
- 公式SNS:Facebook、Instaguram
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。