伊豆高原の観光ガイド~大室山に城ケ崎公園など見どころスポット満載!~

伊豆高原 観光

きらめく海と雄大な山々に挟まれた、静岡県伊東市の伊豆高原。ファミリーに人気のエリアであり、見どころ&アクティビティが盛りだくさん。ミュージアムもたくさんあるので、雨の日でも楽しめます。

そこで今回は、伊豆高原の魅力や観光のポイントを深堀りして紹介します。思い出に残る伊豆旅行のプランニングに、ぜひお役立てください!

目次

<1. 観光で行く伊豆高原の魅力とは>

<2. 伊豆高原の絶景スポット>

<3. 伊豆高原の公園>

<4. 伊豆高原のテーマパーク・体験スポット>

<5. 伊豆高原の温泉>

<6. 伊豆高原のグルメスポット>

1. 観光で行く伊豆高原の魅力とは

静岡県伊豆半島の中でも、「大室山(おおむろやま)」の麓から「城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)」にかけて広がる、伊豆高原エリア。住所は伊東市になっていますが、わたしたちがよく知る「温泉で有名な伊東」とは、また違った顔を持っています。

というのも、伊豆高原はもともと大室山(おおむろやま)や岩室山(いわむろやま)などの噴火による溶岩で作られた場所。そのため、伊豆高原の周囲には、大地が作り出した自然美であふれ、風光明媚な絶景がたくさん見られます。海あり山あり、深い緑に抱かれながら潮風に吹かれて、のんびりリゾート気分を満喫するのにぴったり!

さらにバラエティに富んだミュージアムや温泉など、豊かな自然に加えて、プラスアルファの観光スポットがあるのも伊豆高原ならでは。まさに、心身をオールラウンドにリフレッシュさせてくれる、最高の癒しスポットなのです。

伊豆高原までのアクセス方法

東京から伊豆高原までのアクセスは、公共交通機関で約2時間。近すぎず、遠すぎず。日帰りでも十分楽しめる、ほどよい距離感が嬉しいですね。

新幹線を使う場合は、東京駅から熱海駅まで約45分。熱海駅からは、JR伊東線に乗り換え、伊東駅経由の伊豆急下田線・伊豆高原駅まで約50分となります。

他にも、特急「踊り子」や上質なおもてなしが楽しめる「サフィール踊り子」を使えば、乗り換え要らず! 新幹線を使った場合と、ほぼ同じ所要時間でアクセスできます。旅の目的や予算に応じて、何を使うのか決めると良いでしょう。

2. 伊豆高原の絶景スポット

伊豆高原には魅力的な観光スポットがいっぱい! まずは絶景スポットから見ていきましょう。

2.1 大室山

大室山
<出典元:写真AC

自然豊かな伊豆エリアを代表する観光スポットといえば、大室山(おおむろやま)です。アクセスは、伊豆急行線「伊豆高原駅」からバスで約20分。

大室山の標高は580mあり、山頂からは富士山や伊豆諸島の島々を見渡すことができます。壮大なそのパノラマを目にするだけでも、伊豆気分をたっぷり味わうことができるでしょう。

山頂までは6分でアクセスできるリフトがあります(大人は往復700円)ので、体力に自信がない人でも大丈夫! 海、山、空を一望できるので、映える写真を撮りたいという人にもおすすめです。初日の出の撮影スポットとしても人気で、元日には毎年多くの人々が訪れます。

2月には「山焼き」のイベントが行われることでも有名ですね。山をまるごと焼き尽くすというこのイベントは、この地に春が来たことを知らせる行事として親しまれています。

山頂には売店があり、名物「大室山三福(みつふく)だんご」が大人気。大室山をイメージしたゆるキャラ風のイラストが描かれていて、おもわずこちらも笑顔になってしまいます。

大室山観光の後、お食事を希望される方は、山麓の「おおむろ軽食堂」へ。伊東港鮮魚「魚将」さんの地魚を使った地魚フライ丼は、見た瞬間に心躍る贅沢なルックスです。山頂散策で景色を堪能し、その後は山麓でお食事。心もお腹も満たされるおすすめパワースポットです。

  • 住所:伊東市池672-2
  • 営業時間:3月6日~3月15日 9:00~16:45/3月16日~9月30日 9:00~17:15/10月1日~3月5日 9:00~16:15
  • 定休日:不定休
  • HP:大室山

2.2 門脇崎灯台

門脇崎灯台
<出典元:写真AC

城ケ崎といえば、「灯台」。漠然と、そんなイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか。それはおそらく、門脇崎灯台(かどわきざきとうだい)の写真をいろんなメディアを通じて目にしているせいかもしれません。

門脇崎灯台はこのエリアの記念撮影スポットとして人気。展望台があり、晴れた日には伊豆七島や天城連山まで見渡すことができます。

※ただし、2022年2月現在、展望台は閉鎖されています。

特に6月~7月にかけては、アジサイやハマカンゾウ、スカシユリなど可憐な花々を愛でる楽しみもあります。また、秋に咲くイソギク、ツワブキなど控えめなお花も絶景に彩を加えてくれますね。季節によって違った表情を楽しめるというのも人気の秘密といえるでしょう。

門脇崎灯台のすぐ近くには「城ケ崎吊り橋」があり、こちらも人気の観光スポット。高さ23m、長さ48mの、海の断崖絶壁にかかる吊り橋なので、スリルは満点! 度胸試しのために訪れる観光客も多いです。

また、城ケ崎海岸エリアを一通り楽しむなら、食事処「ぼら納屋」から、途中で灯台を経由して海洋公園に至る「城ケ崎ピクニカルコース」がおすすめ。所要時間約2時間のハイキングコースで、癒しとスリルの両方を味わえます。

ちなみに、ぼら納屋でお食事をするなら金目鯛の煮つけ定食がイチオシです。伊豆近海で獲れた金目鯛をふっくら煮つけた感動もののおいしさです。

門脇崎灯台へのアクセスは、伊豆急行線城ケ崎海岸駅から徒歩で約35分。

2.3 一碧湖

一碧湖
<出典元:写真AC

ハードな登山ではなく、のんびり自然散策しながら体を動かしたい! 一碧湖(いっぺきこ)は、そんな人におすすめの観光スポットです。

アクセスは、JR伊東駅からバスで約40分(東海バス シャボテン公園行き)。伊東市の市街地から南に約6kmのところにあります。

周囲約4kmで、規模としては決して大きな湖ではありません。しかし、伊豆半島では最大の湖。晴れた日には湖面に天城の山々と青い空が映し出され、それはまるで空を見上げる瞳のよう。その美しい景観から、「伊豆の瞳」という愛称で親しまれている湖です。日本百景の一つにも選ばれているということで、全国から観光客が訪れる伊豆の人気スポットの一つとなっています。

湖畔には約250本もの桜が植えられているということで、お花見のシーズンは多くの観光客でにぎわいます。また、魚(鯉やヘラブナ、ブラックバス、ブルーギルなど)が放流されており、釣りを楽しめるレジャースポットとしても大人気。貸しボートで周遊することもできますので、子ども連れはもちろんのこと、しっとり落ち着いた大人の桜デートもおすすめです。

お花見を目的に春に訪れる人が多いのですが、秋の紅葉もムードたっぷり。四季折々の違った表情を見せてくれるという点では、どの季節に訪れても心を満たしてくれるパワースポットといえるでしょう。

2.4 城ヶ崎海岸

城ヶ崎海岸
<出典元:写真AC

城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)は、約4000年前に起きた大室山の噴火によって流れ出した溶岩によって形成された海岸。溶岩流が海水に冷やされながら徐々に陸地を形成したと言われています。

ぱっと見は、断崖絶壁のちょっと怖い場所のように思えるかもしれません。しかし実際に足を運ぶと、荒々しい波が絶壁に打ちつける波の音はスリル満点ですが、あたりを見回すと四季折々の植物が豊かに繁茂し、訪れる人の心をそっと癒してくれます。

城ケ崎海岸を堪能するには、全長約9kmのピクニカルコースを散策するのがおすすめ。約2時間のコースなので、ウォーキングコースとしては、そこそこボリュームがありますよね。

途中にはハマカンゾウやスカシユリ(7月頃)など美しい花々を楽しめるスポットもありますし、なんといっても大海原の絶景を眺めながらの散策は旅人を退屈させません。さらにこのルートには、エリアを代表する観光名所である門脇吊り橋、門脇埼灯台も含まれています。

散策でペコペコになったお腹を満たすなら、吊り橋から約500mのところにある「ぼら納屋」へ。かやぶき屋根が印象的な磯料理のお店ですが、かつては「ボラ漁」の納屋として使われていたのだそうです。今でも、当時使われていた古い道具などが残されており、地元の人々のボラ漁にかけてきたアツイ想いやプライドが伝わってきます。

看板メニューは「金目鯛のづけ丼」ですが、お刺身の持ち合わせがついた「ぼら納屋定食」も魚好きにはたまらない! ガツンとボリュームたっぷりの伊勢海老のお味噌汁も気になりますね。

城ヶ崎海岸へのアクセスは、伊豆急行線城ケ崎海岸駅から徒歩で約35分です。

3. 伊豆高原の公園

ここでは、伊豆高原を代表する広大な敷地を持つ2つの公園を紹介します。

3.1 伊豆シャボテン動物公園

伊豆シャボテン動物公園
<出典元:写真AC

伊豆シャボテン動物公園は、「シャボテン」とついていることからもわかるように、非常にたくさんの種類のサボテンを見ることができる公園です。その数、なんと1500種類! 世界各国から集めた多肉植物を見ることができますので、サボテンマニアの方にとっては聖地とも言えるような場所なのです。世界でここだけの「サボテン狩り」を楽しめるコーナーもありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

そして、多くの観光客が楽しみにしているのはカピバラさんとのご対面でしょう。冬季限定ですが、露天風呂で気持ちよさそうに入浴していているカピバラさんたちを見ることができます。また、動物たちのかわいい仕草を癒され、またその賢さに驚かされるアニマルショーも開催中。伊豆シャボテン動物公園は、規模の大きな動物園とはまた一味違った楽しみ方ができるのが魅力です。

さらに、伊豆シャボテン動物公園は雨でも楽しめるのがアピールポイント! 所要時間4時間の「雨の日コース」が用意されていて、雨の日でも楽しめる工夫がこらされているのです。雨でもカピバラのエサやり体験が楽しめますので、子どもたちをがっかりさせることもありません。

ランチタイムは「森の動物レストラン」へ。かわいいカピバラさんのぬいぐるみと相席して、お子さんもニコニコに! カピバラをモチーフとした「カピバーガー」はサラダつきで1,200円です。色鮮やかな「フラミンゴカレー(1,100円)」や、縞模様がかわいい「レッサーパンダのしっぽパン(650円)」など、見るだけでテンション上がるメニューがたくさん。これは大人も大興奮ですね。

伊豆シャボテン動物公園へのアクセスは、JR伊東駅(伊東線)から東海バスで約35分(伊豆高原駅からは東海バスで約20分)。

入園料は大人2400円、小学生1200円、幼児(4歳以上)400円。

  • 住所:伊東市富戸1317-13
  • 開園時間:3月~10月 9:00~17:00/11月~2月 9:00~16:00
  • 休園日: 年中無休
  • HP:伊豆シャボテン動物公園

3.2 伊豆ぐらんぱる公園

伊豆ぐらんぱる公園
<出典元:写真AC

伊豆ぐらんぱる公園は、東京ドーム5個分もの面積の敷地内に多くの遊具やアトラクションがある、遊園地のような公園です。ペットが遊べるアトラクションやパークゴルフ場もありますので、家族みんなが楽しめるのも魅力です。

数あるアトラクションの中で特におすすめなのは、「ウォーターバルーン」。巨大な風船の中に入って、水上を歩いたり転がったりしながら移動するというもの。バルーンは直径2m(2人用)、直径3m(4名用)があり、カップル、友達、家族...とあらゆる層に大人気のアトラクションです。

また、ワンちゃんと一緒に乗れるゴーカートや自転車もあるので、愛犬家は大興奮! 一緒に食事を楽しめるレストランも3か所ありますので(いずれもテラス席)、ワンちゃんとのお出かけ先を探している人に、ぜひおすすめしたい観光スポットです。

ご家族でのランチなら、海賊レストランGRANTEIへ。花火付きのダイナマイトハンバーグは、お子さんのテンションも爆上がりですね! 火山をイメージしたマグマカレー、インスタ映え間違いナシのブルーオーシャンカレーなど、写真映えするメニューがそろっています。ご家族なら、いろんなメニューをオーダーしてシェアしてみてはいかがでしょうか。

夜になると、カラフルなイルミネーションを楽しむことができ、2021年からはなんとイルミネーションの上を歩くことができる「ウォークオンザイルミ」エリアも設置されています。ぜひ体験してみてください。

アクセスは伊豆高原駅から東海バスで約20分。入園料金は【昼の部】大人(中学生以上)1,300円、小学生700円、幼児(4歳以上)400円、【夜の部】大人1,500円、小学生800円、幼児は無料です。

  • 住所:伊東市富戸1090
  • 開園時間:公式サイトをご確認ください
  • 休園日: 年中無休
  • HP:伊豆ぐらんぱる公園

4. 伊豆高原のテーマパーク・体験スポット

伊豆高原には年齢を問わず楽しめるテーマパークや体験スポットが多数あります。

4.1 道の駅 伊東マリンタウン

道の駅 伊東マリンタウン
<出典元:写真AC

「道の駅」というと、一般的には「ドライブの途中でフラッと立ち寄って休憩をとるところ」というイメージではないでしょうか。しかし、伊東マリンタウンは違います! この施設自体がちょっとしたテーマパークのような場所であり、こちらで一日遊ぶために訪れる人も多いのです。

年間通じて人気の観光スポットですが、特に2月の河津桜まつりのシーズンは、さらに訪れる人が多くなります。

「マリン」とついていることからもわかる通り、テーマは「海」。1時間に2本ずつ遊覧船が出ていて、船の中から海中を泳ぐ魚の姿を見ることができるのです。水族館とは違った、自然の海を生きる魚の姿を見ることができますので、お子さんたちは大興奮すること間違いナシ!

遊覧船で海を満喫した後は、足湯でほっこり。全長43m、70人収容できる無料の足湯「あったまり~な」は関東最大級です。ワンちゃんと一緒に入れる「わんらぶゆ~」もありますので、ワンちゃんとのお出かけコースとしてもおすすめ。

足湯があるだけでもうれしいのに、敷地内には全身しっかり温まれる温泉もあります。「伊東日帰り温泉 朝日の湯 シーサイドスパ」は、地下1,000mから湧く源泉を「かけ流し・保温循環併用式」で提供。水平線から日の出を見ながら入浴できるというのはなんとも贅沢ですね。

もちろん、「道の駅」ですからレストランやお土産屋さんも充実しています。サンドイッチやソフトクリームなど軽食を扱うお店が多数あり、なかでも人気なのは、「伊豆高原ビール 海の前のカフェレストラン」の漬け丼! 特製のタレに漬け込んだマグロ、サーモン、イカが山盛りになった、ボリュームたっぷりの丼は、見るだけで気分が上がります。

せっかくですから、近海で獲れた新鮮なお魚を楽しみたいですよね。「伊豆太郎」さんの「海鮮のっけ丼」や「近海地魚にぎり」も人気メニューとなっています。

おやつタイムには、かわいい瓶に入ったプリンをどうぞ! 「はちみつジュレ&フランポワーズ」、秋冬限定の「塩キャラメル安納芋アイス」など他ではお目にかかれないような変わったスイーツもありますので、家族や友達とお互いに違うものをオーダーして味比べをしてみましょう。

土産物店も10店舗あり、おすすめNo.1は、バジルソースに駿河湾のしらすを合えたジェノベーゼ。パスタにあえたり、クラッカーに載せて食べたりと、いろんな楽しみ方ができます。伊豆の地ビールとセットなら、気の利いたお土産になりそうですね。

道の駅 伊東マリンタウンへのアクセスは、東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道135号(小田原・熱海)経由で約90分。

  • 住所:伊東市湯川571-19
  • 営業時間:各施設で異なるため、公式サイトでご確認ください
  • 定休日:各施設で異なるため、公式サイトでご確認ください
  • HP:道の駅 伊東マリンタウン

4.2 伊豆テディベア・ミュージアム

伊豆テディベア・ミュージアムは、懐かしい思い出がよみがえり、童心に戻れる伊豆高原きっての人気テーマパークです。

「テディベアの家」をコンセプトとしていて、世界各国で製作されたテディベアが展示されています。ギネスブックにも載っている非常に希少価値の高いベア(テディガール)も展示されており、長い年月をかけて人々を癒してきたお茶目な笑顔に会うことができます。

また、ぬいぐるみの手作り体験にもチャレンジできます。(約90分 5,500円)

テディベアに癒された後は、美味しいスイーツとお茶でほっと一息。ティールーム「テディズ・ガーデン」では、シンプルながら素朴でかわいいスイーツの数々がお出迎えしてくれます。一番人気はデカ・プディング。新鮮な卵とミルクを使用したボリュームたっぷりのプリン(550円)。テディベアの顔が描かれた、くるみたっぷりのブラウニー(550円)もかわいいですね。

伊豆テディベア・ミュージアムへのアクセスは伊豆急行線伊豆高原駅から徒歩約9分

入場料は大人1500円(税込)、中高生1000円、小学生800円、小学生未満無料です。

  • 住所:伊東市八幡野1064-2
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:2・3・6・12月第2火曜日(休館日が祝日にあたる時は開館)、6月の第2水曜日
  • HP:伊豆テディベア・ミュージアム

4.3 怪しい少年少女博物館

その施設名から、「一体どんな博物館なんだ!?」と興味をかきたてられる観光スポット「怪しい少年少女博物館」。コンセプトは「レトロで可愛くてグロイ」です。

1階には、ペコちゃん人形や戦隊ヒーローのフィギア、昭和の香り漂うデザインのアイドルのポスター、バービー人形、超合金...etc。昭和世代の人なら、「ああ~これ懐かしい」「子供の頃、よく遊んだよね」と思わず遠い目をしてしまいそうなお宝が所狭しと並べられているのです。

続く2階はアーティストコーナー。セクシーロボットシリーズで有名な空山 基(そらやま はじめ)さんが手掛けたフィギアや、なぜか唐突に古代文明をイメージした人形があったりするなど、見る人が見れば鳥肌ものに貴重な作品が展示されています。

その他にも、骸骨、幽霊、亡霊、ゾンビ...と、夜眠れなくなりそうなオカルトを集めたコーナーや、センサーでいきなり動き出す人形がいるなど、トラウマレベルで怖いと評判。釘と藁がセットになった「わら人形」も販売されていますので、お土産としてプレゼントしたら良いネタになりそうです。ひとあじ違う伊豆高原観光を楽しめますが、ホラーが苦手な人は閲覧注意ですね。

入館料は大人1,000円、小・中学生が600円。

アクセスは伊豆急行「城ケ崎海岸駅」から徒歩10分です。

(伊豆高原駅から東海バスシャボテン公園行き(ぐらんぱる経由)「池入口」下車すぐ)

4.4 与那国馬ふれあい牧場

伊豆高原の与那国馬ふれあい牧場(よなぐにうまふれあいぼくじょう)は、標高310mの高室山の山頂にあり、沖縄与那国島に生息する町指定天然記念物「与那国馬」とふれあうことができるスポットです。

馬を引いて歩いたり、エサをあげたりといったライトな体験から、本格的なフリー乗馬もできるとあって、子どもも大人も楽しめると評判。ミニウサギのふれあい体験コーナーもありますので、「馬が怖い」という小さなお子さんも安心して楽しむことができます。

もっとも、与那国馬の体高は120㎝と小柄で性格も温厚なので、恐怖を感じる場面というのはほとんどないでしょう。エサやり(にんじん1カップ200円)の体験もあり、むしゃむしゃ食べる姿はとても愛らしい! 食べ終わった後に柵から首を出しておねだりする様子も必見ですね。

眺望が良く、太平洋、大室山、富士山の大パノラマを楽しめるというのも、ここならではの観光ポイント。海、山の両方に抱かれながらの乗馬体験は、しばし現実を忘れさせてくれます。

入場料は大人500円、高校生300円、中学生200円、小学生以下無料。引き馬は5分で 平日1,500円、休日・休前日2,000円。馬場内騎乗は30分で平日6,000円、休日・休前日7,000円です。

アクセスは、伊東線・伊豆急行線「伊豆高原駅」から東海バス伊東駅行きで10分「栗の原」で下車。徒歩約7分。

4.5 伊豆アンモナイト博物館

伊豆アンモナイト博物館は、家族旅行にぴったりの観光スポット。伊豆高原の中でも小さな個人博物館ですが、無料で化石発掘体験もできてなかなか本格的です。

「アンモナイト」とは、約4億年前に地球上に現れ、約6500万年前に恐竜と共に絶滅したといわれている生き物。イカやタコに近い生物だったとか。そんなアンモナイトの化石に加え、恐竜のレプリカなども展示されているとあって、考古学ファンにはたまらないお宝空間。規模は小さいながらも、コアなファンが多い博物館なのです。

館長さんが直接指導してくれる化石堀り体験では、アンモナイトの化石がどのようにしてできて、どうやって発掘されるかをリアルに体験できます。興味がなかった子も、この体験で考古学の魅力に目覚めるかもしれません。(※化石発掘の体験は一回につき4名までです)

アンモナイトを使ったオリジナルのペンダントやストラップ、キーホルダーの販売もあるので、自分へのお土産、お守りとして一つセレクトしてみてはいかがでしょうか。長い年月を経てあなたの手元に巡ってきたものですから、きっとあなたにパワーを分けてくれることでしょう。

入館料は大人700円、小学生500円、幼児(4歳以上)300円。

アクセスは、伊豆急線伊豆高原駅からシャボテン公園行バス 「理想卿」バス停から徒歩4分。

  • 住所:伊東市大室高原10-303
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:火曜日・水曜日 (シ-ズン中除く)
  • HP:伊豆アンモナイト博物館

4.6 伊豆高原体験の里

伊豆高原で体験をメインに観光地を探すなら、伊豆高原体験の里へ。ここは、「観音亭」「あかざわ」「さくら坂」「八幡野窯」などの体験施設で構成された大型ドライブイン。

普段、蕎麦打ちをする機会はなかなかないものですが、伊豆高原体験の里「観音亭」なら本格的なそば打ち体験ができます。所要時間は約1時間。蕎麦の実を石うすで挽いて蕎麦粉にするところからやっていきます。うすの重さは体験してみないとわからないことですし、これはお子さんのみならず大人にとっても勉強になりますね。

香ばしい蕎麦の香りにほどよく食欲も刺激され、実食するその瞬間が待ち遠しい! いわゆる「三たて(挽きたて、打ちたて、茹でたて)」を味わえるのも魅力です。

また、伊豆高原体験の里「あかざわ」では、「にぎり寿司体験」ができます。こちらは、伊豆の海で獲れた新鮮な魚介類と、石川県能登半島産のシャリを使った贅沢なお寿司にぎり体験! 作務衣と和帽子も着用して、かなり本格的なスタイルでにぎりに挑戦できます。

そして、「さくら坂」では、かわいらしいお花のキャンドルやハーバリウムなど、さまざまなアート体験が楽しめます。ハーバリウムは、エキゾチックな形状が魅力の「エジプシャングラス」で作るバージョンや「クリアジェル」で作るバージョンもあり、お店で見るタイプとはちょっと違った雰囲気に仕上がりそうです。

「八幡野窯」は、陶芸体験が楽しめるスポット。一番人気のメニューは、約40分で2~6個くらいの器を作ることができる「電動ろくろ体験」です。ろくろに向かう時間は「無」になれそうですね。

伊豆高原体験の里へのアクセスは伊豆急行線伊豆高原駅から徒歩20分。

  • 住所:伊東市八幡野1666-4
  • 営業時間:公式サイトでご確認ください
  • 定休日:年中無休
  • HP:伊豆高原体験の里

5. 伊豆高原の温泉

日々の疲れを癒すなら、やはり温泉は欠かせませんよね。ここでは、日帰りで利用できる2つのスポットを紹介します。

5.1 立ち寄り温泉 伊豆高原の湯

伊豆高原観光で欠かせない温泉。「伊豆高原のゆ」は伊豆高原の中でも、ちょっと変わったお風呂の入り方ができるのが魅力です。

変わった入り方というのは、ズバリ「泥パック」。オリジナルブレンドの泥パックを顔に施したまま温泉に入れます。公式サイトには、泥を塗った顔写真をアップする「泥顔写真館」コーナーもあり、来館者のみなさんがノリノリでこのパック入浴を楽しんでいることがうかがえます。もちろん終わった後はつるつる&すべすべですから、美容効果を期待する人はぜひ挑戦してみてくださいね。

また、なんといってもコチラの魅力はその立地。露天風呂は緑いっぱいの雑木林の中に点在する形となっており、深い緑に抱かれながら入浴タイムを楽しめます。泉質は「アルカリ性単純温泉」。神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばりなどに効果が期待できます。

心身ともにほぐれると、やっぱりお腹が空きますよね。お腹が鳴ったら、お食事処「うまいもん処」へ。こちらは伊豆高原ビールが経営しており、ひと風呂浴びた後の冷えたビールは格別です。

入館料は大人(中学生以上)1,000円、子ども(4歳以上)500円。

アクセスは伊豆急行線伊豆高原駅から徒歩5分です。

5.2 赤沢温泉郷

赤沢温泉郷(あかざわおんせんきょう)なら海あり、森あり。空と海の青に抱かれて、まるで空に漂っているような心で入浴を楽しむことができる、伊豆高原の人気観光スポットです。日帰り温泉施設や宿泊施設、スパ、エステ、フィットネスクラブ、プールなどが点在。なかでもおすすめなのは、日帰り入浴「赤沢日帰り温泉館」です。

太平洋の水平線が見える内湯は、お湯と海がつながっているような演出で、しばし現実を忘れさせてくれる空間。ジャグジー、寝湯、ジェットバス、サウナは2種類とお風呂のバリエ―ションが豊富なのも、温泉好きをときめかせてくれます。

注目は、化粧品で有名なDHCが手がけた、スキンケア効果が期待できる入浴剤を使用した「DHCの湯」です。有機栽培されたオリーブから採ったバージンオイルが配合されているということで、湯上りも乾燥を防ぎ、つるつるなめらかなお肌に。

そのほか、浴室やパウダーコーナーのアメニティ(シャンプーやクレンジング、化粧水など)にもDHCの商品が用意されているので、手ぶらで行けるというのも魅力ですね。

お風呂でリラックスしたら、お腹も空いてくるでしょう。お食事は、館内のレストランへ。おすすめは「湯めぐり海鮮手桶丼」「金目鯛のひつまぶし」。海を見ながらのお食事は、心にもたっぷり栄養をチャージできそうですね。

さらに贅沢な癒しをお求めの人は、「赤沢スパ」を利用してみてはいかがでしょうか。こちらはフランス発祥の「タラソテラピー(海洋療法)」の発想から生まれたスパ施設。海水の浮力には、筋肉の緊張をほぐして心身をリラックスさせる作用があるとされています。また、海洋深層水はミネラルやイオンが豊富で、必要な栄養素を補うことでカラダの深い部分から疲れをほぐしてくれますよ。

敷地内にはフィットネスクラブ、テニスコート、ボーリング場もありますので、まずは運動して汗をかいてから温泉へという過ごし方もできますね。宿泊は「赤沢温泉ホテル」「迎賓館」「合宿所」にわかれていますので、目的に応じて使い分けることができます。宿泊した場合、日帰り温泉の入浴は何度でも無料です。

アクセスは、伊豆高原駅から無料の送迎バスが出ており、1時間に1~3本出ています。時間は公式サイトでご確認ください。

  • 住所:伊東市赤沢字浮山163-1
  • 営業時間:10:00~22:00
  • 定休日:年中無休
  • HP:赤沢温泉郷

6. 伊豆高原のグルメスポット

伊豆高原を訪れたら、ぜひ地元のグルメも堪能してください。ここでは、観光客だけなく、地元の人からも愛される人気のお店を紹介します。

6.1 伊豆高原ビール 本店

伊豆高原ビール 本店
<出典元:写真AC

伊豆高原ビールの本店は、200席という大規模レストランに醸造所を併設しており、大変な人気で、伊豆高原の観光名所となっています。

「最高の材料」と「伊豆高原の水」にこだわり、オリジナルの技術で少量ずつ造るという点にポリシーを置いています。原料は大豆モルトを100%使用し、熱処理も濾過もナシ! 生きた酵母をそのままいかした製造方法なので、どんなビール好きも思わずうなずいてしまうような仕上がりです。

そんなこだわりのビールと相性バッチリでおすすめの一品は漬け丼です。人気のある「漁師の漬け丼膳」は、マグロ、アジ、サーモン、イカ、イクラ...と海鮮界の人気者たちが集結! 具がこぼれんばかりに盛り付けられていますので、ビールのおつまみとしてもおすすめです。

また、「地魚フライ」などの揚げ物も口コミ人気が高く、お刺身が苦手な人でも楽しめます。小さい丼などのキッズメニューが充実しているのも良心的ですね。

アクセスは伊豆急行線城ケ崎海岸駅からタクシーで約10分です。

  • 住所:伊東市富戸1103-21
  • 営業時間:公式サイトでご確認ください
  • 定休日:不定休(年5日程度) 
  • HP:伊豆高原ビール 本店

6.2 伊豆高原 地元食材イタリアン ミラコロ

「ミラコロ」は、「選べる楽しさ」を大事にする、伊豆高原の人気イタリアンレストラン。ランチは3つのコースがあり、メインのお料理のバリエ―ションが充実しています。たとえば、パスタランチなら定番と季節のもの、5~7種類から選べます。季節によって食材が変わるため、リピートするなら別の季節を選びたいものです。

そして、「ミラコロランチコース」も、「伊豆 地魚のポワレ」「天城黒豚のロースト」など地元の食材を使うことにこだわっています。伊豆高原をたっぷり観光した後、宿泊先の料理が和食だった場合には、ランチタイムでミラコロを訪れてみて。同じ食材でも、料理の仕方でこんなに変わるんだ、と新鮮な発見があるでしょう。

アクセスは、伊豆高原駅から車で約15分。東海バス「理想郷東口」のバス停から徒歩約2分です。

6.3 ケニーズハウスカフェ

お店も料理もかわいい! と若い世代から人気が高い「ケニーズハウスカフェ」。ハワイ風のインテリアで、テラス席も充実。青空の下、南国に旅しているような錯覚をしてしまうほど細部にこだわった演出が魅力的です。

特に人気のメニューは、伊豆の牧場で採れた新鮮なミルクを使ったソフトクリーム。プレミアムなミルクソフトの他にも、抹茶あずきやベリー&ベリーなど、種類豊富。

メディアでは「スイーツ」をメインに紹介されることが多い「ケニーズハウス」ですが、実はお食事のメニューもかなり充実していて、人気が高いのは三元豚カツサンド(1200円)。どうやって食べようか? と迷ってしまうようなボリュームですが、最終的には、美味しさのあまりガツガツいっちゃいます!

テラス席はワンちゃんも同席OKなので、愛犬と一緒にお出かけできる観光スポットをお探しの人にもおすすめです。

アクセスは、伊豆高原駅から徒歩約8分です。

豊かな自然と温泉、絶品グルメ。伊豆高原は、トリプルの癒し効果で心身共にリフレッシュすること間違いなし! 伊豆高原へ観光される際には、上記を参考にしてくださいね。

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