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カナダの冬の定番アクティビティ、スケートをしました。
1~2月になると、カナダは冬本番。筆者の住むトロントは、この時期に日中の気温がマイナスになることがほとんどで、寒さが厳しいため長時間外にいられません。とにかく寒いので室内で何かしたいところですが、依然コロナ禍の状況で、人混みや室内はなるべく避けたい・・・そう思い、この冬は一家でスケートを始めることにしました。
ウィンタースポーツが盛んなトロントは、スケート人口はとても多く、冬は屋内外のスケートリンクを市が整備・一般開放しています。その数は非常に多く、近所で思いつくだけでも屋内外含め4箇所もあるから驚きです。カナダ人にとって、スケートはとても身近なもので、子どもから中高年の方まで気軽に楽しまれています。
というわけで、今回の記事では、トロントで気軽に行える冬のアクティビティ、スケートについてご紹介します。
目次
トロントでスケートができる場所
トロントでアイススケートができる場所を、ざざっとGoogleマップで調べてみました。直径8km以内に15箇所以上あり、いかにスケートが大衆的に行われているかがうかがえます。ここに表記されているもの以外でも、有志で公園に水を撒いてスケートリンクを作っているコミュニティがあったり、池が凍っていたりするので、至る所でスケートが楽しめます。池に関しては、気候によっては危険なので、自己責任で利用します。
スケートリンクは屋外のものと屋内のものとあり、屋外のものは冬のみ運営されています。トロント市が運営しているリンクは、誰でも無料で利用できます。スケートリンクによって一般開放している曜日・日時が異なるので、事前に市のウェブサイトで確認する必要があります。(一部のスケートリンクは終日Leisure Skateのみ開放)
開放されている時間帯にはカテゴリーがあり、主にLeisure Skate(一般開放)とShinny(フリーホッケー)があります。Shinnyには時間によって性別や年齢で参加できる人が分けられており、安全に利用できるように運営されています。Shinnyに参加するには、ホッケー用のヘルメット・グローブ・パックが必要です。
また、スケートリンクは公園に隣接されていることが多いですが、一部例外もあります。「Nathan Philips Square」という場所にあるスケートリンクは、公園ではなくトロント市役所の目の前、ダウンタウンのど真ん中にあります。レンタル靴を行っている数少ない場所なので、観光客やグループに大人気です。
スケート靴をレンタルしているスケートリンクはほぼなく、基本的にマイスケート靴を皆さん持参しています。値段はピンキリですが、中古で買うと大人のものでだいたい3,000〜3,500円程度です。子どものスケート靴は、成長に伴いほぼ毎年買い換えないと行けないので、中古を買う人がほとんどです。
Leisure Skate(一般開放)の時間に行きました
実際にスケートに行ってきたときのことを、写真を交えてご紹介しますね。
だだっ広い公園の一角に、フェンスに囲まれた建物があったら間違いなくスケートリンクです。ここのロケーションには、リンクサイドに観覧席がありました。フェンスはホッケーのパックが飛んでくるかもしれないので、その対策で設置されています。
スケートリンクの入り口付近には、ベンチや更衣室が設置されています。ベンチ付近はゴムマットが敷いてあるので、スケート靴で歩いて移動できます。
Shinny(フリーホッケー)の時間になると、ゴールがスケートリンクに設置されます。Leisure Skate(一般開放)の間は危険なので、リンクの外に撤去されています。
入り口です。混雑している時はマスク着用を推奨していますが、屋外なので義務ではありません。訪れた日は、滑走している人で着用している人はほとんどいませんでした。
この日は週末でしたが、あまり混んでおらずとても快適に滑れました。
来る度に、ホッケーを何年もやってきたであろうめちゃくちゃスケートが上手なパパさんや中高年の方を見かけます。サイドや後ろ向きに滑ったり、スピードスケートのスタートダッシュをしたり、さすがカナダ・・・と思い横目で見ながら初心者の筆者は、子どもとよたよたと滑っています。
日本でスケートの経験がほとんどないので比べられませんが、そつなく上手に滑っている人がとても多く感じます。それほどカナダ人には馴染みのあるスポーツなのでしょう。
レジャースケートの時間は、子どももよく見かけます。家族の冬のアクティビティとしてスケートをする家庭が多く、幼稚園児〜小学校低学年くらいの子どもが上手に滑っていました。
初心者や子供には、ウォーカーを無料で貸し出しています。私も10年以上ぶりにスケートを行なったので、最初はウォーカーを使って練習しました。子供の腕や身体を支えて、サポートしながら滑るのは至難の技なので、こういうものがあるととても助かります。
おまけの1枚です。トロントの2月は、最高気温もマイナスの日が多いので、雪がなかなか解けません。春になるまで、このような雪一面の景色が続くことがほとんどです。公園には雪がびっしりと残っていますが、歩道や車道は除雪が入るので、基本通行には不便はありません。
最後に
今回の記事では、カナダの定番アクティビティであるスケートについてご紹介しました。
気軽に楽しく行えるスケートは、運動不足解消にもなるので一石二鳥です。コロナ禍でできることが限られている中、このような屋外スポーツが近場で出来る環境にあることをありがたく感じます。
皆さんも冬の寒さやコロナに負けず、安全に健康にお過ごしください。
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もも
- 2012年よりトロント在住。自営業、ブロガー、2児の母。