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パンデミック中に訪れたアメリカ大陸5か国を比較【コロナ時代でも旅を続ける4つの重要ポイント】
コロナだから旅ができない。ましてや海外旅行なんか無理でしょ。そう思っていました。
でも、案外普通に旅をしている人々は大勢いて、新たにWORK FROM HOME!ブームに乗ってデジタルノマドになり、毎日同じ場所に通わなくてもよくなって、
「じゃあ外国に住んでみようかな」
と新しいライフスタイルを実践している人も多くなってきたように感じます。
こんな状況ですが、「いつになったら海外に行けるのか?」と考えている方に向けて、私が気をつけているコロナ時代での海外旅行重要ポイントと、2021年に旅をしたアメリカ大陸のメキシコ、アメリカ、パナマ、エクアドル、コロンビアの5か国を実際に見て感じた印象をシェアしていきます。
全て私の個人的な意見なので、1つの見解として読んでいただければ幸いです。
目次
各国のコロナ対応で感じたこと
<エクアドルのキロトワ湖にて。有名な場所なのに観光客が全くいなくて閑散としていました>
私はずっとパンデミックが始まる以前から中南米にいるので日本の状況は全く分かりませんが、アジア各国の対応をニュースで見ていると中南米の国々とはかなり対応が違うなという印象です。
私が2021年に旅をした、5カ国の実際に感じた印象をここでお話ししていきましょう。
メキシコ
<白銀の町タスコにて>
メキシコはコロナ禍の期間、一度たりとも国境を閉じなかった中南米でも珍しい国の1つです。
人々の反応は様々でしたが、観光客に向けて一度も国境を閉じなかったこともあり、私のようなデジタルノマド生活をしている人々や、ヨーロッパはロックダウンが頻繁だからメキシコを選んで長期滞在のため人も少なくない印象です。
ところどころ、マヤ遺跡などの観光地が閉鎖されたままだったこともありましたが、ほとんどのメインの観光スポットは再オープンしていたし、レストランも通常営業をしている雰囲気でした。
さらにメキシコは観光ビザでの滞在も、6ヶ月発行されることと、数日グアテマラなどの別の国に行けばすぐにメキシコに戻ってもまた6か月ビザが降りることもある(絶対じゃありませんよ!これをする場合は自己責任でお願いします)お手軽さもあり、のんびりと旅をできることもメキシコが人気の理由の1つだと思います。
アメリカ
<マイアミのビーチはみんなノーマスク!>
現在はワクチンを受けていないと外国人は入国できないルールに改正されましたが、私はそのルールが改正される前に入国し、無料でワクチンを受けさせてもらいました。
<出典:在日米大使館>
アメリカは最もマスクをしていない人の割合が多い国!という印象が一番強く、スーパーマーケットに行ってもノーマスクで普通に生活をしている人が半分以上はいるな、と思いました。
アメリカといっても私が滞在したのはフロリダだけですが、エリアが違うとまた人々の反応も違うのかもしれません。
一時期アジア人へ対する差別ニュースをよく目にしていたので、渡米する時は正直どきどきでした。しかし、3か月の滞在中は全く差別を感じることはありませんでした。
いい意味でも悪い意味でも、ワクチンを打つのも、マスクをするのも、夜な夜なパーティーに行くのも、全て個人の判断に委ねる!というアメリカらしい姿勢を感じます。
パナマ
<パナマシティ>
パナマはさすがに北中南米を繋ぐハブ的な存在なだけあり、たくさんの旅行客が行き交う活気のある場所でした。
私が滞在したパナマシティのカスコビエホのホステルでは、週末になると若者たちでパーティーが行われていて少しびっくりしました。ノーマスクで朝までパーティーですよ!?全く驚きです。
シティから少し離れた田舎の方にも行ってみましたが、どこに行ってもバックパッカー達や旅行者に会うことができました。
レストランやホテルやカフェも、通常営業をしていました。
入国前にワクチン証明書の写真データのアップロードは義務付けられていましたが、特にどこに行ってもワクチン証明書を提示することもありませんでした。
エクアドル
<キト>
エクアドルは私がこの1年滞在した中で、一番経済的打撃を受けているという印象です。
ロックダウンも長いこと行われていたし、外国からの観光客もほとんどいない印象です。キトやクエンカといった町でも、少し田舎でもマスクをしていない人はほとんど見ませんでした。
ローカルレストランに入ると、「以前までは観光客で賑わっていたのに、今では全く利益にならなくて本当に困っている」という話を実際に聞きました。
コロナ対策と経済対策は、どこの国も大きな問題ですね。特にエクアドルの観光業は、どこの国よりも冷え切っているように私には見えました。
さらに中南米はどこでも大きな問題になっていますが、ベネズエラから来た人々が路上で物乞いをしているのもたくさん見かけました。
コロンビア
<グアタぺ>
コロンビアは1年の間に2度も訪れた、私のお気に入りの国です。
前回、記事を書いた時にはボゴタの北部を2週間かけて旅をしました。
>>コロンビア北部のフォトジェニックなコロニアルタウンBEST3
特にコロンビアはルールがコロコロ変わるので、コロンビアに旅行する際はしっかりと調べてから来ることをおすすめします。
2021年の12月末頃までは陰性証明も必要なくて、パナマからの入国でしたがフォームに連絡先などを記入するだけで大丈夫でした。
しかしまたルールが変わって、現在は入国には PCRテストが必要みたいですが(詳しくは調べてみてください!)、またすぐに変わるのかなと予想しています。
コロンビアも、大きなイベントやたくさんの人がいる観光スポットに行くときはワクチン証明書の提示が必要になります。
ショッピングセンターやモールなども通常営業です。屋内屋外問わずたくさんの人々が基本的にはしっかりマスクをしている印象ですが、一度カフェやレストランに入ると普通にノーマスクで会話しています。
パンデミック中でも旅を続けるための4つの重要ポイント
<レティロ・コロンビアの100年以上続く伝統のフェスティバル。顎マスクが多い>
1. 常に入国ルールが変わることを念頭に
コロンビアのように、コロコロと入国ルールが変わる国もあるので、国をまたぐ際はしっかりとその国のルールをチェックしてから行かないと後でパニックになります。
アメリカも当初はいろんな国からの人々を受け入れて、ワクチンを打つためにわざわざ南米やメキシコから渡米する人もいたくらいですが、オミクロン株が流行り出す少し前からワクチン証明書がないと入国できなくなったりとルールが変わっています。
2. 最新情報をその国の言語でチェックする
しっかりと政府の公式サイトからチェックするようにしましょう!
その国の言語でチェックすることも必要ですが、各国にある日本大使館のウェブサイトをチェックするのも大切ですね。
中南米の国ならスペイン語で書かれた情報をチェックする必要がありますが、Google翻訳などを使ってさらっとチェックするだけで、ほとんどの情報は理解することができますよ。
あと、現地にいる人の生の意見を聞きたい場合の、おすすめの情報収集方法が"Facebookページ"です。
たとえばコロンビアのメデジンにはアメリカやヨーロッパの人々が移住することが多く、英語話者向きのFacebookグループがいくつかあります。
- 町の名前 digital nomad
- 町の名前 expat
という風に検索すれば、簡単に長期滞在している外国人の集うFacebook のグループが見つけられます。
グループの中では頻繁に、入国要件の話やおすすめのレストランや宿泊情報などをたくさんの人が投稿して、情報交換をしています。
大体プライベートグループですが、いくつかの質問に答えてグループに入る申請をしたら、数日後には認証されてディスカッションを見たり、自分で質問したりもできます。
3. ワクチンカードは(まだ)かなり重要
最近は、あちこちでワクチン接種証明書を提示することが義務付けられるようになってきました。国によっても違いますが、私が今いるコロンビアのメデジンはそこら中で聞かれます。
政府の方針というよりは、お店の方針によるとは思いますが、あると便利ではあります。かといって、ワクチンを強制するような社会は少し暮らしにくいのかもしれません。
しかし、イギリスでは全てのルールを撤廃するような動きもありますが、証明書がないとレストランでご飯が食べられないこともあるので、まだまだ持っていることに越したことはないなと思います。
4. やっぱり基本的には個室で、人込みにはいかない
最後はやはりこれに尽きます。人の多いところに行かないのが一番の防衛策ではないでしょうか。
まとめ
まだまだコロナ禍で世界中大変な状況ではありますが、そんな中でも旅行はできます。
- 人混みは避ける
- 手洗いうがいはしっかりする
- バックパッカー宿などは極力避ける
- 普段からしっかり食べて、しっかり寝る
- 不摂生はしない
- 体調が少し悪いなと思ったら自主隔離をしてゆっくりする
- スケジュールは詰め込みすぎない
ということを普段から心がけて、しっかりと情報収集をしながら海外旅行をのんびりと楽しみましょう!
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Ai Nishino
- メキシコ大好きな旅するフォトブロガー。25歳の時に、青年海外協力隊としてタンザニアで2年間職業訓練校にて活動。そして、バックパッカーに。英語、スワヒリ語を話し、スペイン語を習得中です。ライター、デザイン、翻訳などをして海外ノマド旅中。AiWorld Exploreというサイトを運営。