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ベトナムの高原ダラットでネイチャーリゾートを満喫
ベトナムの中南部に位置するダラットは、ベトナム人のハネムーンの場所として人気の高原地帯です。南国のベトナムとは思えない涼しい気候のダラットですが、今回は市街地から少し離れて、自然に囲まれたネイチャーリゾートで1日を過ごしてみました。
目次
- ダラット市街地南方に広がるリゾート地帯を散策
- ダラット名物に舌鼓。湖畔で食べる昼食
- 自然に囲まれた4つ星ホテル「テラコッタ」に宿泊
- 一番安い部屋でもバスタブ付きの客室
- ホーチミンから2泊3日のダラットネイチャートリップを計画してみては
ダラット市街地南方に広がるリゾート地帯を散策
ダラットはフランス統治時代にフランス軍人によって開拓された町で、市街地は大きな市場や観光客向けのお土産店やレストラン、ツアーデスクなどが並び、意外と開けた町並みを見渡すことができます。
今回足を運ぶのは、ダラット市街地から車で20分ほど南方に走った森林地帯。山を上るように道幅の狭い道路をひたすら上がっていくと、大き湖にたどり着きます。カヤックやスワンボートなどを楽しめる知る人ぞ知るリゾート地です。
ダラット名物に舌鼓。湖畔で食べる昼食
タクシーで湖まで運んでもらったら、散歩がてら少し歩くと、湖畔で営業している幾つかのレストランが見えてきます。いずれのお店もメニューはほとんど同じで、ダラットの名物である「イノシシ肉の焼肉」や「コムラン」、「ダラット産のサラダ」が献立に並びます。
イノシシ肉は日本人は食べたことがない人も多いかもしれませんが、鍋のように煮ると固くなってしまいますが、炭火で網焼きすると、柔らかく香ばしい味わいを堪能することができ、牛肉や豚肉とも似つかない食感を楽しむことができます。
コムランは竹筒にもち米を詰めたおこわです。砂糖を混ぜたゴマをたくさんふりかけて食べるとより美味しいです。
コムランはダラットの名物というよりは、ベトナムの山岳地帯でよく見かける料理です。
食後はブルーベリージュースと自家製ヨーグルトが出てきました。ただ、ブルーベリーと言われて飲んでみましたが、実際は桑の実でした。
ベトナムは実はシルクが特産で、中部中南部では昔から蚕が育てられており、上質な絹は中国や日本、欧州へと輸出されていたほどです。ダラットは蚕のエサとなる桑の産地。シーズンになると通りのいたるところに桑の実を山盛りに積んだ屋台が並ぶようになります。
自然に囲まれた4つ星ホテル「テラコッタ」に宿泊
湖畔沿いには4つ星ホテルの「テラコッタ ホテル&リゾート」が建っています。カラフルなフラワーガーデンが広がる自然と一体化したようなホテルです。コロナ禍の現在はチェックインする前にPCR検査を受けることになります(数分で終わります)。
広い敷地内には宿泊棟が本棟と別棟に分かれているほか、スパとカラオケ、屋内プールに卓球などができる娯楽施設を備えた建物があります。また、テラコッタは野菜を自家菜園していて、ビニールハウスを見学することもできますし、少し離れたところにはテニスコートもあります。
テラコッタはダラット市街地から少し離れているため、基本はホテル内で半日過ごすことになります。造り自体はシンプルですが、ファシリティサービスは申し分ないので、ゆっくりとリゾートライフを満喫することができます。
一番安い部屋でもバスタブ付きの客室
今回宿泊したのは1泊5000円程度の一番安いプランでしたが、朝食ビュッフェはもちろん、部屋にはバスタブがついていたのは嬉しい誤算。ダラットは都心と比べるとまだインフラが未整備なところが多いので、シャワーを太陽光で温めているホテルも少なくありません。
その点テラコッタは、長時間お湯を出してもぬるくならないので、バスタブにしっかりと熱いお湯を張ることができます。
また、ダラットは年間を通して気温がそこまで高くならないため、ほぼすべてのホテルで冷暖房がありません。テラコッタも冷房はない代わりに扇風機が置いてありましたが、実際はそれすら使う必要がなく、夜はホーチミンではちょっと考えられない冷え込みです。
ホーチミンから2泊3日のダラットネイチャートリップを計画してみては
日本からダラットへは直行便がありませんので、ホーチミンを経由することになります。ダラットは2泊3日くらいがちょうどいいので、ホーチミンとダラットの2都市周遊旅行を計画してみてはいかがですか。
テラコッタ ホテル & リゾート ダラット
- 住所: Phan khu chuc nang 7.9, KDL ho Tuyen Lam, Lam Dong
- HP:テラコッタ ホテル & リゾート ダラット
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古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!