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【千葉県市川市】地元に愛される梨の聖地!大町梨街道で新鮮な梨とスイーツを
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市川市・大町梨街道
梨が旬を迎える夏。8月から10月まで、そのみずみずしい梨を心待ちにしている方は多いのではないでしょうか。千葉県は梨の栽培面積、収穫量、産出額ともに日本一!(平成30年~千葉県HPより)
船橋市の梨の妖精や、松戸市の地名・二十世紀が丘に名が由来するものなど千葉県には梨のコンテンツが盛りだくさん。なかでも市川市の北部を通る国道464号線は、「大町梨街道」と呼ばれ、沿道には約50軒もの梨農家が軒を連ねている地元では有名な場所があります。
幻の梨「かおり」
市川市民にとっては、もはや夏の恒例行事といっても過言ではない大町梨街道の直売所で買う「市川の梨」。時期によって様々な品種が味わえることからこの時期の週末は多くの人で賑わいます。
9月は、あきづき、新高。またその希少価値から幻とまで謳われる「かおり」が店頭に並びます。大町梨街道は、その名の通り梨農家が街道沿いにずらりと並んでおりお気に入りの梨園さんもあれば、どこで買おうか悩むのも醍醐味のひとつ。
そこで今回は、「大重園(だいじゅうえん)」をご紹介。五代続く歴史ある梨園。気さくなご主人は、おいしい梨の見分け方や食べごろなども教えてくれるので気軽に話しかけてみては。直売所のいいところは、こうして生産者の方と直接話ができコミュニケーションが楽しめること。パーキングも広く20台以上止められるので便利。
「かおり(香り)」という梨をご存じですか。収穫量が少ないために幻と謳われ、ほとんど地元でしか流通していません。かおりの特徴はまずはその大きさ。大きなものでは1kgを超えるものもあるそうです。またその色が一般的な梨が薄茶色であるのに対して、青りんごのようなカラーであることも他の梨との違いです
味はしっとりとした上品な甘みが広がり、とにかくみずみずしくジューシー。食感もきめ細かく大人の梨という感じ。もちろんその名の通り香りも上品。今では多少生産高も増えているものの、少し前は少ないながら都内の有名百貨店へ卸していたということで、一度は口にしたい逸品です。
大重園
- 住所:千葉県市川市大町313
- 電話:047-337-8751
- 営業時間:10:00~16:30
- 休み:不定休
梨のスイーツ
新鮮な梨ももちろんいいですが、その梨のスイーツがあるとあっては気になるところ。大町梨街道にある勘兵衛園では、辺りでは珍しいカフェを併設して梨メニューを提供しています。
勘兵衛園は、創業嘉永4(1851)年創業。カフェは2014年にオープンしました。カフェは、販売所の裏手にあり、テーブル席で20~30人ほどが一休みできるスペースがあります。確かに梨の販売所は多くありますが、休憩できる場所はなかなかありませんでした。もっといえば、カフェなどがなかったこの界隈ではそれだけでもうれしい存在。さらに梨をふんだんに使ったドリンクやスイーツが楽しめるとあって、ますます気になります。
梨は、早生の幸水からはじまり、中生の豊水、9月からはあきづき・新高など。違った品種の違った味をそれぞれちょっとずつずらして味わえるのが特徴。食感や甘さ、みずみずしさと人それぞれ好みがあって市川の夏の風物詩となっています。
販売所の一角にキッチン設備があります。メニューは、「和梨のピッツァ」(1,300円)などもあり、小腹も満たせる充実のラインナップ。本格的です。「和梨のシャーベット」は(500円)。キンキンに凍った梨をミキサーでクラッシュする瞬間をライブで見ていると、期待感と清涼感が高まります。
味は、梨の自然の甘味が引き立っていてさっぱりと心地よい。ザクザク感も残してくれているところが梨感満載。量もたっぷりあって大満足の一品です。残暑厳しいこの時期にはもってこい。自転車や徒歩で来る地元の人たちが多いことでもその人気がうかがえます。
勘兵衛園/CAFE KANBE
- 住所:千葉県市川市大町230
- 電話:047-337-8636
- 時間:10:00~17:00 ※梨の販売は9:30~
- 休み:月・火曜
- URL:https://shop.kanbe-en.com/
ほかにも市川市内には、梨を使った和洋のスイーツや、加工品を提供するプロジェクトがあり、梨の時期には各地で商品が並びます。
みずみずしい梨を買いながら、とれたてを加工したスイーツを楽しむ、梨王国・千葉県市川市の大町梨街道。10月上旬まで楽しめるので梨好きの皆さんはぜひ!
大町梨街道
- 住所:千葉県市川市大町
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BOZU
- 横浜市出身。新卒から旅関連の事業に携わっており、日本国内は離島以外すべて訪問。海外も10か国30都市以上渡航しています。タイのバラマンディー釣りと手長えび釣り屋さんで釣って食べた手長えびの入りトムヤムクンとビールの体験と味。奄美大島の鶏飯と黒糖焼酎の味が忘れられません。焼酎・歴史・釣り・キャンプ・高校野球そしてシウマイ弁当を愛する元野球部。