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東京・下北沢でステイケーション!「由縁別邸 代田」
<まるで山里の温泉地を訪れたような雰囲気 ©Nacasa & Partners>
東京にいながら、旅行気分が味わえて、心からくつろげる温泉旅館「由縁別邸 代田」。新宿や札幌で人気を博している「ONSEN RYOKAN 由縁」系列の上位ブランドで、洗練された空間やクオリティの高い料理、温泉の泉質は折り紙つき!
小田急線下北沢駅徒歩8分、世田谷代田駅徒歩1分というアクセスしやすい場所にありながら、山里の温泉地を訪れたような気分を感じさせてくれます。より落ち着いた雰囲気を求めている人、近場でステイケーションできるところを探している人にぴったりの温泉旅館です。
以前、「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」に訪れた時の記事もありますのでよかったら見てくださいね。
>>東京・新宿で温泉旅行!「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」の記事はこちら
目次
下北沢からも徒歩圏内「由縁別邸 代田」
<1階フロントの盆栽アートのほか、館内各所に和を感じるアートが>
由縁別邸 代田は、2020年9月に世田谷代田に誕生しました。小田急線の線路地下化に伴って誕生した下北線路街にあります。下北沢に隣接する世田谷代田は、都心から10分という立地ながら、昔からのお屋敷や神社、緑が残る落ち着いた雰囲気の街です。
<自家製抹茶わらび餅は、濃厚で絶品!>
また、世田谷代田は、かつては茶畑が広がり、多くの文学者に愛された街でもあります。その歴史と文化を背景に、由縁別邸 代田はお茶にこだわっています。例えば、「茶寮 月かげ」では、茶審査技術段位最高位で、日本で15人しかいない茶師十段を2名有する地元下北沢の名店「しもきた茶苑大山」セレクトのお茶を飲むことができます。そのほか、お茶をテーマにしたドリンクや甘味も充実しています。
箱根から運ばれた天然温泉で極上の癒しを
<目の前に広がるお庭を眺めながらの温泉は最高 ©Nacasa & Partners>
東京にいながら箱根の天然温泉が楽しめるところも、由縁別邸 代田の大きな魅力。露天風呂のお湯は、箱根「小田急 山のホテル」の自家源泉「芦ノ湖温泉 "つつじの湯"」から運ばれるアルカリ性単純温泉です。内湯も露天風呂も、目の前はお庭の緑。富士山の水音のBGMが流れ、心も体もすっかり癒されます。
女湯にはアロマミストサウナがあります。このアロマは、淡路島の香りアーティストIZUMI KAN氏がプロデュースするもの。男湯にはアロマサウナではなく、ドライサウナがあります。
<温泉の入り口を開くには、カードキーが必要>
由縁別邸 代田は、旅館ながらホテルステイのような良さもあり、セキュリティ面も安心です。女湯は温泉の入り口が施錠されていて、カードキーで開けるスタイルになっています。
<温泉の休憩室には、オリジナルアロマのサンプルが置かれている>
女湯のミストサウナで使われているオリジナルアロマオイルは、神秘的な山居の空気を感じさせる由縁別邸 代田を代表する香り「SHIN KOKYU」。このアロマオイルともう一種類の「TAIKAN」のアロマオイルは施設で販売されています。休憩室にはサンプルが置かれているので、じっくり匂いを確認できます。
また、由縁別邸 代田の離れには、スパ「SOJYU spa」があり、全身マッサージやオリジナルアロマを用いたトリートメントを宿泊の客室で受けることができます(要予約)。
<お風呂の後は、やっぱりアイスキャンデー!>
休憩室に置かれた大きな冷凍庫に入っているのは、アイスキャンデー(無料)。お風呂の後に火照った体をクールダウンできますね。
ニーズに合わせて選べる7タイプの客室
<最大3名まで宿泊できるデラックスツインルーム ©Nacasa & Partners>
由縁別邸 代田は、低層で、部屋数は19㎡~32㎡の7タイプ35室と「ONSEN RYOKAN 由縁新宿」と比べると、こじんまりとしています。一番部屋数が多いルームタイプは、デラックスダブルルームで、板間、畳間、広縁がある、伝統的な旅館の空間構成になっています。
そのほか、庭付きのお部屋や、メゾネットタイプのお部屋、露天風呂付きのお部屋なども。上の写真のデラックスツインルームは、布団を追加することで3名まで宿泊可能です。
<お着き菓子は、地元のお菓子が2種類>
由縁別邸 代田でお着きのお茶菓子として出されるお菓子は、どちらも地元のお菓子です。一つは下北沢で大正2年から続く昔ながらのお煎餅屋さん、玉井屋の「柿の種」。旨味のある醤油味と、ピリッと辛い後味のバランスがバッチリです。もう一つは、代々木上原の「和のかし 巡」の「サクッと小豆きな粉」です。こちらは、きな粉棒をアレンジしたサクッとしたお菓子。白砂糖は使っておらず、アガペシロップを使用した控えめな甘さです。
素材にこだわったお料理が味わえる「割烹 月かげ」
<世田谷の歴史あるお屋敷から譲り受けた建具・景石を活用した落着きのある和空間 ©Nacasa & Partners>
1階にあるレストラン「割烹 月かげ」は、代田で晩年を過ごした歌人、斎藤茂吉の料理歌集「つきかげ」から命名されました。地元世田谷産の野菜や、料理長が日本各地の生産者を訪ねて出会った旬の味が楽しめます。お酒は、きき酒師が日本産にこだわって厳選しているそうです。
<旬の食材を使った料理が、彩り豊かに盛り付けられた前菜>
由縁別邸 代田では、夕食付きプラン、朝食付きプラン、夕食なしの素泊まりプランなど、ニーズに応じて選択できます。夕食付きのなかでも、プランによってコースが異なり、季節によって、提供される食材が異なります。のぼり路というコースでは、食前酒ならぬ食前茶で茶師十段厳選の玉露が出されたり、お茶の佃煮が出てきたりなど、やはりお料理にもお茶へのこだわりが感じられました。
<一品一品にこだわった和朝食>
どれもおいしいと評判のボリュームたっぷりの和朝食。世田谷寿豆腐店の湯豆腐、有機野菜のサラダや加賀美人蓮根のきんぴら、「幻の米」と呼ばれる長野県飯田産のこしひかりなど、一つ一つの素材にとてもこだわっています。
<小腹が空いてしまったときのための、お茶漬けサービス>
夕食後にもしお腹が空いてしまったら、ぜひ利用したいのが、お茶漬けのサービスです(21:00〜23:00の間)。フロントに頼むと、お部屋まで持ってきてくれます。普通のお茶漬けではなく、焼きおにぎりのお茶漬けで、お腹が空いていなくてもペロリと食べられてしまいそうなおいしさ。横に添えられているのは、うなぎとお茶の佃煮です。
まとめ
下北沢なのに、まるで山里にいるかのような落ち着いた雰囲気を感じられる素敵な温泉旅館、由縁別邸 代田。おいしいお料理を食べて、温泉に入って、アイスキャンデーを食べたら、日頃の疲れなどどこかへ吹き飛んでしまいそうです。
宿泊するプランのほかに、ランチとセットになった日帰りプランや、ビールとおつまみのついた日帰りプラン、甘味とセットになったもの、かき氷とセットになったものなど、日帰りプランも充実しています。ぜひ宿のホームページをチェックしてみてくださいね。
由縁別邸 代田
- 住所:東京都世田谷区代田2-31-26
- アクセス:小田急線下北沢駅徒歩8分、世田谷代田駅徒歩1分
- 電話番号:03-5431-3101
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比嘉麻友
- トラベルエディター。旅行ガイドブックの編集者を経て、ウェブメディアの編集者へ。特にアンテナを張っているジャンルはグルメ。エスニック系が好き。