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【タイランド徘徊日記】電動ボートでバンコクの運河を行く
かつては水の都、東洋のベニスと言われたバンコク。
いまも残る運河では、公共交通としての乗り合いボートが運行されています。運河ボートというとほとんどがディーゼルエンジン全開の騒音ブンブンボートなのですが、旧市街のクルンカセム運河では、2020年11月からすべての船が電化されました。動力はボートの屋根についているソーラーパネルです。
2021年7月の週末、新しい船に乗ってみることにしました。
目次
1. 始発のボートに乗船
クルンカセム運河ボートの始発は、国鉄フアランポーン駅(バンコク中央駅)のすぐ横の停留所です。
土曜日の昼間は30分間隔の運行のようです。コロナ禍の規制中なので人影はまばら。本当なら多くの観光客で賑わっていたはずなのに寂しい。
スタッフさん達は黄色いポロシャツのユニフォーム。乗客は少ないけれど、明るい笑顔で対応してくれます。
2. 音もなく出航
出発時間になると、すべるように動きだしました。静かで揺れもなくびっくりするほど快適。
クルンカセム運河は再開発が進んでいて、橋も新しく設置されて綺麗。この風景、バンコクとは思えません。
<官庁の建物>
運河沿いには官庁の建物、古い木造長屋、瀟洒なアパートなど、変化に富んだ景色が見られました。
3. 運河上の交差点!
この航路のハイライト、と言えるのがセンセーブ運河との交差地点。運河の交差点です。双方共にボートが運行されているので衝突しないように減速して、スタッフの方が目視で安全を確認します。
なんと信号機がついている!一時停止の赤ランプが点滅していました。ミラーに船体が写っています。これは珍しい体験だなぁ。
4. 30分で目的地に到着
終点の一つ手前、テウェートの停留所で下船しました。
約30分の乗船、渋滞知らずの運河ボートは、移動手段としても観光目的としても、利用価値が高いと思います。旅行者の皆さんにもおすすめ。楽しかったです。
5. 周辺のみどころ
テウェート周辺の見どころの一押しはワット・インタラウィハーン。通称ペッタンコ大仏と言われるユニークな大仏様のある仏教寺院です。横から見ると本当に薄い。仏塔に寄りかかっているみたい。大きな足の指に花をお供えして参拝します。
運河沿いにさらに歩いていくと植木の市場。タイでもガーデニングは盛んで、週末は大賑わいです。一年中、毎日暑いタイですから、自宅には花や木々が必要不可欠な癒しアイテムなのです。
チャオプラヤ川に到着。ここに来たらテラスレストランでぜひお食事を。ラマ8世橋を眺めつつ、川風に吹かれると疲れも吹っ飛びます。この写真は2019年の頃。今は残念ながらロックダウンで店内飲食ができません。早くこんな風に食事がしたい。規制解除になる日を心待ちにしています。
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まめ緒
- タイのバンコクに単身赴任していた10年間、週末に風情ある街角を徘徊しつつ、ローカルご飯を食べるのが楽しみでした。タイ各地と東南アジア周辺国の面白スポットをご紹介します。