日本一星空が美しい長野県阿智村で星空ツアーを体験!

星空 長野県阿智村

<トップの写真 提供:阿智☆昼神観光局>

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。

今回は長野県阿智村(あちむら)に行ってきました。阿智村は美肌の湯と言われる良質な泉質を誇る昼神温泉(ひるがみおんせん)がありますが、有名なのは温泉だけではありません。それは...「日本一の星空」が美しい村として脚光を浴びた村でもあります。「日本一の星空」というのは、環境省が行った全国星空継続観察で星が最も輝いて見える場所第1位に選ばれた称号のこと。それはどれくらい美しいのか...。「日本一の星空」を紹介しましょう!

目次

天空の楽園 日本一の星空 ナイトツアーとは?

まず「天空の楽園 日本一の星空 ナイトツアー(略してナイトツアー)」は長野県下伊那郡阿智村にある「スタービレッジ阿智」にて開催されています。

「スタービレッジ阿智」は、ヘブンスそのはらのゴンドラ山麓駅からゴンドラに乗り標高1,400mの山頂駅を降りた場所にあります。町の光が届かない山頂で、合図とともに一斉に照明を消灯すると、今にも手の届きそうな無数の星々が輝きます。都会では見ることができない貴重な体験ツアーになっています。※雨天や曇天でもナイトツアーは実施されます。

長野県下伊那郡阿智村(あちむら)はどんなところ?

長野県の南端、下伊那郡の西南に位置し、北は木曽郡南木曽町、東は飯田市、下條村と阿南町、南は平谷村に接し、西は中央アルプスの恵那山を境として岐阜県中津川市に接しています。標高410mから恵那山山頂2,191mまでにおよび、山間地に56の集落が点在しています。【阿智村役場HPより引用】

ACHI BASE(阿智ベース)

ヘブンスそのはらのゴンドラ乗り場に行く前に「ACHI BASE(阿智ベース)」に立ち寄りましょう!

「ACHI BASE(阿智ベース)」は阿智村を楽しむ方の観光拠点として、村内及び周辺の観光案内や手配&レンタルショップ&カフェ施設です。阿智村の情報はこちらで案内してくれます。

阿智ベース 長野県阿智村

  • 住所:長野県下伊那郡阿智村智里338−25
  • TEL:0265-49-3177
  • 営業時間:9:00~18:00 ※水曜日休み
  • HP:ACHI BASE
  • 駐車場あり(無料)

※施設内には阿智☆昼神観光局が併設されています

ACHI BASE(阿智ベース)内はこのような休憩スペースがあります。

阿智ベース 阿智村

また、サイクリング、ハイキング、トレッキング(自転車、ウェア、シューズなど)のレンタルもあります。

>>レンタルに関する詳細はコチラから

  • 利用時間:10:00~17:30(最終受付は15:00)※不定休

※事前予約をおすすめします
※運転免許証や保険証などの身分証明書が必要です

阿智ベース 阿智村

阿智村が日本一星空が美しい村として認定されてからのヒストリーを画像で紹介しています。

阿智ベース 阿智村

カフェスペースです。コンセプトがありこの時はウルトラマンでした。

  • 営業時間:11:00~23:00(L.O. 22:30)※不定休

阿智ベース 阿智村

カフェの外には昼神温泉が一望できるテラスがあります。

阿智ベース 阿智村

天空の楽園 日本一の星空 ナイトツアーの予約方法

ナイトツアーは、専用のインターネットサイトから事前にチケット予約することから始まります。

  • 予約サイト
  • ナイトツアーは年間を通して開催されますが除外期間もあります
    ※参考(2021年の場合)開催期間:4月17日~2022年3月26日まで(除外日:5月23日~7月9日、9月26日~10月8日、11月24日~12月23日、2022年1月11日~1月21日)となっています
  • 予約開始日:利用日の2週間前の午前10:00
  • 料金:大人(大人・高校生)2,000円~、小人(小・中学生)1,000円~、幼児無料 
    ※イベントによって料金が異なります ※料金にはゴンドラ往復乗車料金が含まれています

【注意点】

  • チケット購入後のキャンセル(払戻し)、日時変更はできません
  • 雨天曇天でも返金や割引はありません
  • 荒天により営業を中止されることがあります。その場合は購入金額を払戻しされます(中止については主催者側が判断します)

【インターネット予約方法】

  • 1. チケット購入を選択
  • 2. 来場日を選択 ※予約は2週間後まで
  • 3. 来場時間を選択 ※来場時間=ゴンドラを山廊駅から乗車する時間
  • 4. チケット枚数を選択 ※1申込みで10枚まで
  • 5. 支払方法・受取方法を選択 ※チケットは15分以内に決済する必要があります

>>ナイトツアー予約に関してよくある質問はコチラ

※天空の楽園 日本一の星空 ナイトツアーに参加するには事前の予約が必要です。荒天でない限り、ナイトツアーは実施されますので天候には十分注意してください

ヘブンスそのはら・ゴンドラ山麓駅

予約を取ったら当日ヘブンスそのはらのゴンドラ乗り場へ行きましょう!当日の流れを案内します。

天空の楽園と称される「スターベース阿智」にはヘブンスそのはらのゴンドラを利用して移動する必要があります。

★ゴンドラ山麓駅は駐車場、そして麓のゴンドラ乗り場になります

ヘブンスそのはら 阿智村

アクセスは中央自動車道・園原ICから約5分です。ゴンドラ山麓駅には駐車場が完備されていて無料で利用することができます。車はこちらに駐車して必要なものを持ってゴンドラに乗り込みます。忘れ物がないかよく確認しましょう。※忘れても販売しています。

▼おすすめの持ち物

◎防寒着(夏でも必ず必要)
◎レジャーシート&マット
◎雨具
◎ペンライト
◎車のキーや財布は落とさないようにしっかり鞄にしまいましょう
○ブランケット(毛布)もあれば持っていきましょう
○星空を撮影するのならカメラ・三脚・リモートコントローラー

ゴンドラ山麓駅
<ゴンドラ山麓駅の受付建物(左)とゴンドラ乗り場(右)>

ゴンドラ山麓駅

ゴンドラに乗車するまでは売店やトイレを済ませましょう(山頂にもトイレあります)。売店は下山してからでも購入可能です。

星空に関するグッズも販売しています。ビクセンの望遠鏡がカッコいい!

ゴンドラ山麓駅 売店

天体観測やナイトツアーの楽しみ方が書かれています。あ、H2Bロケットがある!

ゴンドラ山麓駅 売店

トイレの表示もこんな感じです!山麓駅にいる時からワクワク感満点です!

ゴンドラ山麓駅

山麓駅の愛称は"ベガ"。ベガはこと座で最も明るい1等星。七夕の織姫星としても知られています。また夏の大三角のひとつでもあります。

ゴンドラ山麓駅

こちらは山頂のマップです。山頂と言っても頂上ではなくゴンドラ山頂駅に広がる丘陵地帯です。

山頂マップ

ゴンドラ山麓駅には当日のインフォメーションが掲示されています。

ゴンドラ山麓駅 案内板

ヘブンスそのはら・ゴンドラに乗車

★ナイトツアーの会場へはゴントラに乗車して頂上駅に行く必要があります

それではゴンドラに乗って山頂駅へ向かいましょう!ゴンドラは定員12名です。座席はなく立ったままの状態です。

ゴンドラ

山麓駅は標高約800m、山頂駅は標高約1,400m、全長2,549m、標高差約600mを約15分かけて上ります。

ゴンドラからの眺め

晴れていれば周囲の山々を眺望できます。

ゴンドラからの眺め

ヘブンスそのはら・ゴンドラ山頂駅

★頂上駅到着後はナイトツアーで星空を観測する場所を確保しましょう!

標高約1,400mの山頂駅に到着しました。

ゴンドラ山頂駅

ゴンドラを降りて感じるのは涼しいこと。

ゴンドラ山頂駅

山頂駅でゴンドラを降りて、正面に見える建物がマウンテンロッジです。

マウンテンロッジ

マウンテンロッジ

★頂上駅の目の前にあるマウンテンロッジ。ここがナイトツアーのベースになります

マウンテンロッジにはトイレや自動販売機があります。またナイトツアー時には建物外にて軽食やレジャーシートなどの販売も行われます。

マウンテンロッジ マウンテンロッジ

マウンテンロッジのトイレです。とても清潔なトイレなので安心して利用できます。

マウンテンロッジ トイレ

1. スターガイドエリア

★山頂は3つのエリアに分かれています。「1. スターガイドエリア」ナイトツアー時は星空のガイドが行われるエリアです

マウンテンロッジ前は「スターガイドエリア」と呼ばれています。

スターガイドエリア

天空の楽園・ナイトツアーは事前予約制なのである程度人数を把握できるので、人数に応じてガイドエリアを振り分けるそうです。この「スターガイドエリア」は1,000人弱の参加者の時に使用します。

スターガイドエリア

天空の遊歩道

★エンターテインメントエリアやヒーリングエリアに向かう遊歩道です

マウンテンロッジから赤い「天空の遊歩道」を通ってセンターハウス方面へ行きます。緩やかな下り坂ですが、この赤い道はベビーカーや車いすでも通行ができるように整備されていますので移動も楽です。

天空の遊歩道

2. エンターテインメントエリア

山頂は3つのエリアに分かれています。「2. エンターテインメントエリア」もナイトツアー時はスクリーンを使って星空の説明などが行われます

正面にステージが見えてきました。こちらは「エンターテインメントエリア」です。人数が1,000人を超える時はこちらを使用します。

エンターテインメントエリア

かなり広いエリアです。「スターガイドエリア」もこの「エンターテインメントエリア」も地面は草地です。必ずレジャーシートを持参しましょう。

エンターテインメントエリア

これだけの大きなステージがありますので、大掛かりなイベントも開催可能です。

エンターテインメントエリア

3. ヒーリングエリア

山頂は3つのエリアに分かれています。「3. ヒーリングエリア」はガイドなど必要なく、個人的に星空観測したい方におすすめのエリア。有料エリアになります

「エンターテインメントエリア」の奥にあるのが「ヒーリングエリア」です。

ヒーリングエリア

「ヒーリングエリア」にあるセンターハウスです。ここにもトイレがあります。

ヒーリングエリア

「ヒーリングエリア」を利用するには追加料金が必要です。でも、誰にも邪魔されず自分だけの星空観測が可能です。

ヒーリングエリア

「ヒーリングエリア」にはリクライニングチェアやソファーが設置されています。利用期間は2021年は5月1日から11月23日までとなります。特別イベント時は休業になります。

ヒーリングエリア

天空の楽園 日本一の星空 ナイトツアーがスタート

★ナイトツアーはライトダウンタイムに開催されます

ナイトツアーのスケジュールは下記の通りです。

■通常営業(4月〜6月・8月〜11月)
17:00~19:30 上りゴンドラ運行
20:00~20:30 ライトダウンタイム
20:30~    下りゴンドラ運行

■サマータイム営業(7月)
17:30~20:00 上りゴンドラ運行
20:30~21:00 ライトダウンタイム
21:00~   下りゴンドラ運行

■ウィンター営業(12月〜3月)
18:00~19:30 上りゴンドラ運行
19:00~20:30 ライトダウンタイム
※下りゴンドラ常時運行

僕が訪問した時はビクセンデー(7月開催時)でビクセンの望遠鏡が活躍していました。

ビクセンの詳細は、こちらの記事「【埼玉】総合光学機器メーカー、ビクセンを訪問しました!」をお読みください。

望遠鏡

参加者の入場が始まりました!7月のゴンドラ運行は17:30からです。

参加者

★「スターガイドエリア」で参加者の様子をタイムラプスでご覧ください。

日も暮れました。続々と参加者がゴンドラに乗って上がってきます。

参加者

ゴンドラを降りたところにスタッフが3つのエリアを説明してくれますので初めてでも安心です。

エリアの説明

参加者も増えてきました。それぞれレジャーシートを敷き、「ライトダウンタイム」まで思い思いの時間を過ごします。

マウンテンロッジ前

マウンテンロッジ前では軽食やレジャーシートの販売など屋台が出ていて、賑わっていました。

マウンテンロッジ前 売店

この日は上弦の月頃。望遠鏡では月に焦点を合わせていましたので、クレーターを観測することができ、参加者から歓声が上がっていました。

月
<写真提供:阿智☆昼神観光局>

カウントダウンと共に「ライトダウンタイム」がスタートしました。一斉にライトが消されると満天の星空。大歓声でした。「スターガイドエリア」では光のポインターを使って星座などをガイドが説明していました。

光のポインター ガイド
<写真提供:阿智☆昼神観光局>

参加者は満点の星空に酔いしれていました。それにしても星の数が半端ないです!

星空
<写真提供:阿智☆昼神観光局>

「ライトダウンタイム」が終了し、スタッフの誘導でゴンドラでの下山が始まります。

下山の様子

待ち時間は望遠鏡で月や土星を観ることができました。

参加者

町中は、町明かりのため見ることができる星空が限られます。なので、老若男女関係なく星空に魅了されていました。

望遠鏡

この日はビクセンデーでしたので、ビクセンのスタッフが望遠鏡を操作し、星空の案内をしていました。

望遠鏡

望遠鏡で月や惑星を観ることは普段ありませんので、とても人気がありました。

望遠鏡

下山は参加人数で異なりますが、約1時間程度で完了します。

下山の様子

参加者の下山が終わった「天空の遊歩道」から「エンターテインメントエリア」です。

エンターテインメントエリア

僕もゴンドラで下山します。ゴンドラ内は真っ暗なので月明かりに照らされた周囲の山々が素晴らしかったです。

ゴンドラ

もうひとつの星空観測地 標高1,200mの星空の聖地 日本一の星空 浪合パーク

実は阿智村にはもうひとつの星空観測地があります。それは「浪合パーク(なみあいぱーく)」です。ここは標高1,200mと「スタービレッジ阿智」より標高が低いですが、車で直接アクセスできるのが特徴。そしてナイトツアーは時間が区切られ、時間内に下山しなければいけませんが、「浪合パーク」はご自身のペースで天体観測することが可能です。「浪合パーク」は3つの星空の楽しみ方があります。また天体観測機器(望遠鏡や双眼鏡等)や撮影機器(カメラ、三脚、レリーズなど)もレンタルがありますので手ぶらでも楽しむことができます。

1. ゆっくりと静かに星空鑑賞

芝生に寝転がったり星空ハンモック(有料)に乗って星空鑑賞ができます。

2. 安全・快適に朝まで写真撮影&星空鑑賞

星空デッキ(有料)と呼ばれる4畳半のプライベート空間で星空鑑賞ができます。

3. えらべる星空鑑賞

星空鑑賞会や星空撮影会など各種イベントに参加して星空鑑賞ができます。

▼浪合パークの基本情報

  • 住所:長野県下伊那郡阿智村浪合1192-356
  • 営業期間:通年営業(不定休)
  • 営業時間:18:00~22:00 ※鑑賞コンテンツ(星空デッキ等)利用の場合は24:00まで、もしくは翌朝6:00まで。
  • HP:浪合パーク
  • 各種イベント:予約制です>>予約約に関しての詳細はコチラ
  • アクセス:中央自動車道・園原ICから約25分、山本ICから約25分です。(駐車場あり・無料)
  • ナイトツアー予約に関するよくある質問はコチラ

※ナイトツアー同様、防寒着(夏でも必ず必要)、レジャーシート&マット、雨具、ペンライト(写真撮影されている方の邪魔にならないように注意してください)を持参することをおすすめします。
※車のキーや財布は落とさないようにしっかり鞄にしまいましょう。
※夜間は真っ暗になります。

天空の楽園 日本一の星空 ナイトツアーのおさらい

  • 「スタービレッジ阿智」のナイトツアーはイベントを含めて星空を楽しく観賞したい人向け、「浪合パーク」は本格的に星を観測したい人向けです
  • 実施日を確認してください
  • 申込みはインターネットからが基本です
  • 雨天・曇天でもナイトツアーは実施されます
  • 満天の星空を見たいのであれば下弦の月から新月あたりまでの月明かりがない日付を選びましょう
  • 真夏でも防寒着が必要です
  • 山の中ですので雨具も必要です
  • レジャーシート、クッション性のあるマットを持参しましょう
  • 夏場はアブやブヨがいます。虫よけおよび虫刺され薬を必ず持参してください
  • 冬場はスキー場となります。完全防寒防水着が必要です
  • 頂上は3つのエリアに分かれます。事前にエリアをご確認の上、滞在場所を決めておきましょう

※当記事は2021年7月に訪問した時のものです。詳細は必ず公式HPにてご確認ください

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中尾勝

旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。

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