たびこふれ

オンラインツアーでブラジルのアマゾン先住民と交流

記事投稿日:2021/08/05最終更新日:2021/08/05

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Braziliando オンラインツアー風景
<写真提供:Braziliando>

ブラジルの新型コロナウイルスの感染状況は、3月・4月の危機を乗り越え、少しは良くなったものの、一日の死者数も感染者数も劇的に減少することなく、深刻な状況がまだ続いています。そのため、息抜きに旅がしたくても、なかなか行動に移せない状況です。

そのような中、出てきたのがオンラインツアー。私が住むブラジルでも旅行の選択肢の一つとして流行っています。そこで私も初チャレンジすることにしました!

でもオンラインツアーって一体どんなものなのでしょうか。一番の不安は「つまらなかったら嫌だな」ですよね。

そこで、

  • オンラインツアーとはどんなものか
  • 現地に行かずして、どんな満足感が得られるのか
  • 参加する価値はあるのか

この3点を検証するために、アマゾンの先住民との交流を図るオンラインツアー「バレ・コネクション(Baré Connection)」に参加することにしました。

目次

オンラインツアー企画運営会社について

今回私が参加したオンラインツアーは、コロナが起きる以前は、「プランガ・コンキスタ」という持続可能な開発保護区にある、アマゾンの先住民バレ族のコミュニティーに滞在しながら、様々な文化体験を通じて交流を図る目的で行われていた現地体験型ツアーでした。現在は、オンラインでこれを体験します。

同ツアーを行っているのが、ブラジリアンド(Braziliando)という、アマゾンでの現地体験型ツアーを専門にする旅行会社です。パンデミック前は、実際に村で数日滞在していたのですが、今は不定期で、オンラインで2時間半~3時間、現地の人たちと交流します。参加はもちろんブラジル国内に限らず、他国からも参加可能。ポルトガル語が話せない場合は英語での通訳が入るので、日本からの参加も全く問題ありません。

興味のある方は、下記に旅行会社の情報を書いておきますので、問い合わせてみてください。

ツアー前の準備

ツアーの5日前から着々と旅の準備が始まります。メールで今回訪問するバレ族やアマゾンの先住民に関する文化資料を数回にわたってもらいました。

資料は読んだり、聴いたり、作ったり、といろいろなアクティビティをこなさいないといけませんが、先住民の文化への関心の扉が開くことは間違いありません。

前日にオンラインミーティングに参加するためのリンクが届き、後は当日のチェックインを待つだけです。

このツアーには、参加者の理解が不可欠な注意事項があります。それは、アマゾンのコミュニティーのインターネットの接続の悪さです。ジャングルの中にある村なので、私たちと同じようなネット環境にありません。彼らが使うのは衛星インターネットで、遅くなったり、落ちたりすることがあるそうです(私が参加した回は、ほぼ問題なしでした)。先方と繋がらなくなり、回復不可能な場合は、別の日に延期されることもあるとのことです。

バレ・コネクション

オンラインツアー
<写真提供:Braziliando>

ツアーが開始されると、まずは今回訪れる場所を地図で確認し、アマゾナス州マナウス市からあたかも船に乗って、訪問先のバレ族のコミュニティー、ノヴァ・エスペランサ(Nova Esperança)に向かいます。この移動は動画と画像で誘導され、到着すると、コミュニティーとのライブ中継が始まります。

オンラインツアー
<写真提供:Braziliando / Unidade de Conservação "Reserva de Desenvolvimento Sustentável Puranga Conquista"(持続可能な開発保護区プランガ・コンキスタ)>

村の代表者が私たちを迎え入れ、そこから2時間半かけて、彼らの暮らしや文化、食について、数人の先住民から話を伺います。もちろん途中で、質問などがあったら、マイクをオンにして直接聞くこともできますし、チャットに書き込んでの質疑応答もできます。また、一緒に活動する時間も設けられていて、遠隔ながらも、不思議と一体感がありました。

ツアー終了後、電子版旅行アルバムが届くのも嬉しいです。旅の総括と参加者全員で撮った集合写真が入っていて、良い思い出ができました!

ツアーの感想

オンラインなので、参加者全員が個々に感想を述べることはできませんが、チャットをうまく利用してコメントを書き込めば、自分が参加している感覚も高まります。

また、司会者が上手いタイミングで参加者にアンケートを実施したり、全員で記念撮影をしたりして、こういう取り組みも現地でツアーに参加しているような気分が味わえ、楽しかったです。

2時間半の先住民との交流はなかなか内容の濃い、しっかりとしたものでした。言語の異なる種族間の共通言語、ニェエンガトゥ語というものが存在することも初めて知りました。

また、バレ族の子供たちのお気に入りの本が、「トゥルマ・ダ・モニカ」というブラジルの人気漫画であることも、おそらく、どんな人類学の専門書を探しても載っていないでしょう。彼らから聞かないと分からないことです。

ブラジル人でありながら、「先住民」と別扱いされているのは、自分たちの伝統的な生活スタイルを守っているからであって、だからと言ってブラジルの現代社会と決して遠ざかって生きているのではないということを実感しました。自分が先住民に持っていた先入観に気づかされ、反省する面もありました。

体験のまとめ

さて、今回オンラインツアーに関して検証したかった3点ですが、まとめてみると以下の通りです。

  • オンラインツアーとはどんなものか
    →動画や画像を利用するほか、現地からのライブ中継があった。
  • 現地に行かずして、どんな満足感が得られるのか
    遠隔ではあるものの、実際に傍にいるような感覚で一緒に活動をしたり、交流を図ったりすることができた。旅行者は単なる情報の受け手ではなく、イベントに積極的に参加したという満足感が得られた。
  • 参加する価値はあるのか
    オンラインツアーは参加費用も安価。その割には、いろいろなことが学べ、とても楽しい時間を過ごせたので、十分に価値はあったと思う。そして何よりも、次は実際に行こうという気持ちになった。

まだまだ実際に行ける日は遠そうですが、新しいものとの出会い、関心事ができたので、当分の間は、ツアーで得たものでおうち時間が楽しめそうです。

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記事投稿日:2021/08/05最終更新日:2021/08/05

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