【イタリア】シチリア郷土料理カポナータのレシピをご紹介!

ボンジョルノ!

夏ですね。トマトやナスなどの野菜が美味しい季節になりました。

ということで今回は、そんな夏野菜をたっぷり使った、イタリア・シチリア島の郷土料理カポナータのレシピをご紹介します。シチリア人マンマ直伝のレシピ、ぜひ皆さんも作ってみてくださいね。

目次

カポナータとは?

カポナータ
<カポナータ/出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

カポナータとは、たっぷりの野菜と、アラブ支配時代に伝わったレーズンや松の実などを使った、シチリアの郷土料理の代表格です。代表格といっても、各家庭、各レストランにそれぞれのレシピがあるため多種多様なカポナータが存在します。

トマトやなす、パプリカなどの夏野菜をたくさん使いますが、それはまさにシチリアデザインのようなカラフルさです。

材料(4人分)

材料

  • 熟したトマト 大きめ3個
  • 赤パプリカ 1個
  • 黄パプリカ 1個
  • ピーマン 2~3個
  • セロリ 1本(茎の部分のみ)
  • なす 中サイズ2本(小なら3本)
  • 玉ねぎ 1個
  • オリーブオイル 大匙5
  • オリーブ 60g
  • レーズン 20g
  • 松の実 20g
  • 塩付けケッパー 20g
  • 白ワインヴィネガー 大匙2
  • 砂糖 大匙1
  • バジルの葉(お好みで)
  • 揚げ油

※野菜の個数は、日本で売られている大きさを想定して書いています(シチリアのものは日本の倍ぐらいのサイズがあります)
※写真では、玉ねぎは紫たまねぎですが、一般的な白い玉ねぎで構いません

作り方

1. 下準備:なすをよく洗って角切りにし、ざるに入れます。塩をふって1時間ほど置き、余分な水分を落とします。キッチンペーパーで水分を拭きとったら素揚げにします。きつね色になったらキッチンペーパーの上に広げて余分な油を落とします

なす

2. トマトの皮を剥き、角切りにします。パプリカとピーマンは種を取り除き、1口サイズに切ります。セロリは筋をとり、薄切りに。玉ねぎは皮を剥いてざく切りにします。

角切り

レーズンは10分ほどぬるま湯につけて戻しておきます。また、塩漬けのケッパーも水で洗って塩を落としておきます。

レーズン

3. 大きめのフライパンにオリーブオイルを敷き、玉ねぎを炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたらパプリカとピーマンを加え、さらに炒めます。

炒める

4. 角切りにしたトマト、オリーブ、レーズン、ケッパーを加えます。15分ほど炒めたら、素揚げにしたナスを加え、さらに5分ほど炒めます。

炒める

5. すべての材料に火が通ってしんなりしたら、白ワインヴィネガーと砂糖を混ぜたものを加え、弱火で水分がほとんどなくなるまで煮詰めます。最後に塩で味を整えます。

6. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で1時間ほど休ませて出来上がりです。食べるときにお好みでバジルを散らします。

できあがり

さいごに

カポナータは、作った翌日がさらに美味しいので作り置きにもぴったりです。特定の日に食べたい、という場合は前日から仕込んではいかがでしょうか。

また、冒頭で申し上げたように各家庭にカポナータのレシピがあります。「レーズンだけはどうしても苦手!」という方はレーズンを抜いてもかまいませんし、「もっとお酢がきいているほうがいい!」という方はワインヴィネガーの量を増やしても構いません。ご自身の好みの味を見つけてくださいね。

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サエコ

シチリア島に魅せられて移住。目標は地元民に間違えられるようになること。ガイドブックに載っていないような、ローカルな情報をお伝えします。

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