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巨体がうごめく国内唯一のヒグマ専門パーク!サホロ ベア・マウンテン

記事投稿日:2021/05/24最終更新日:2021/05/24

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ベアマウンテンのヒグマ

ヒグマは北海道のみに生息する国内最大級の陸上の野生動物です。

北海道新得町にある「ベア・マウンテン」は、たくさんのヒグマが放たれている施設です。専用バスや高く張り巡らされた遊歩道から、安全にヒグマを観察できます。国内唯一のヒグマ専門パークを訪れました。

目次

自然に生きるヒグマを見せるために開園

ヒグマ
<約15ヘクタールの森に11頭のヒグマが暮らす>

「ベア・マウンテン」は、2006年4月29日に開園しました。運営会社である加森観光は登別市でのぼりべつクマ牧場を経営しています。当時の園長がスウェーデンの「オッシャ・ベアパーク」を訪れたときに、「北海道の自然に生きるヒグマを見てほしい」との発想から、 ベア・マウンテン開園に至ったと言われています。

十勝エリアの佐幌岳のふもと約15haの森に11頭のヒグマが放されています。ヒグマはホッキョクグマと並んでクマ科最大の体長を誇り、オスの成獣で体長2.5~3.0mで体重は250~500kg程度。外国では500kg以上のヒグマも確認されています。人を襲ったり鮭を食べるイメージから肉食性と思われていますが、ほとんどが木の実などの植物を食べています。

ベアウォッチングバスでヒグマの森を探検

サホロベア・マウンテン ペアウオッチングバス
<完全武装で安全性が確保されたベアウォッチングバス>

チケットは2種類。園内を横断する全長370m、高さ5mの歩道橋からヒグマを探しながらの散策(1,870円)と、往路にバスから至近距離でヒグマの迫力を楽しむ「ベアウォッチングバス付き入場券(2,970円)」が用意されています。せっかくのなので、 ベアウォッチングバス付き入場券を購入しました。

サホロ ベア・マウンテン ペアウオッチングバス
<細い道を切り返しながらバスは進む>

ベアウォッチングバスは9時台から15時台にかけて、1時間に2~3本運行されています。サファリパークのような厳重なゲートが開き、全長1.2kmの探検が始まりました。ベア・マウンテン園内は、ヒグマが自然に近い状態で行動できるように、サホロの森と融合した環境が整備されています。

個性豊かな11頭のヒグマたち

サホロ ベア・マウンテン ヒグマ
<バスの真横にヒグマが現れた>

2021年4月現在、ベア・マウンテンには大きな体と丸い耳が特徴的なキャンタ (28歳)をトップに、首の下の白い斑点が目印の双子のコウタとコウジ (28歳)、コウタの息子で太目が気になるヒロタケ (22歳) 、喧嘩するほど仲がいいヒナタと サンタ(20歳)、麻呂眉がキュートなモコ(20歳)、ベアマウンテン歴が一番短いテツロウ(15歳)、 喧嘩になると表情が厳しくなるミット(13歳)、前足が太いホルト(11歳)、ミットの子供で最年少のレラ(10歳)の11頭が暮らしています。

私たちには全部同じに見えますが、運転手さんにはちゃんと見分けがつくようです。

サホロ ベア・マウンテン ヒグマ
<自然に近い状態でヒグマを観察>

格子で守られているのでヒグマが近づいてきても安心。森の中を動き回るヒグマを近くで観察できます。迫力ある牙や爪、日光に照らされてキラキラと光る毛並みがなど、臨場感のある光景を楽しむことができました。

サホロ ベア・マウンテン ヒグマ
<悠々とバスの前を横切っていく>

一時期は絶滅が危惧されたヒグマですが、近年では生息数が増加。それに伴いヒグマが人里に降りてくるなど人間の生活との距離が近くなり、さまざまな被害も出ています。また、人間がヒグマのテリトリーに入ったり、食べ物の匂いがするものを山に捨てていくなど、人為的に招いた被害も少なくありません。

ベアウォッチングバスの運転手さんは「ヒグマは本来おとなしい動物で、人間を恐れている」と言います。森に踏み入る際は生息地に立ち入るという意識を持ち、ヒグマと遭わないためのルールを守らなくてはならないと実感しました。

冬眠と冬ごもりの違い

サホロ ベア・マウンテン ベア・ポイント
<ヒグマの大きさにビックリ>

ベアウォッチングバスが、 ベア・ポイントに到着しました。敷地内中央に位置し、ガラス張りの観察施設が設けられ、池や洞窟で遊ぶヒグマを間近に見ることができます。また、ヒグマの赤ちゃん模型や冬ごもり用巣の実物大、冬ごもりした時のデータや映像などの資料も展示されています。

サホロ ベア・マウンテン ヒグマ
<広々とした園内でのんびりと過ごす>

ベア・マウンテンは日本国内で唯一の多頭飼育での人工冬ごもりに取り組んでいます。冬眠と冬ごもりの違いは、前者は代謝を下げて眠ったまま仮死状態のようになることを指し、後者は餌不足になることを見越して、冬期間に向けて皮下脂肪を蓄えた上で活動を停止することを言います。途中で目覚めると餓死の危機に瀕してしまうので、ヒグマも餌を求めて必至になっているのです。

サホロの大自然を受けて遊歩道を行く

サホロ ベア・マウンテン ヒグマ
<自然に近い環境を考慮してキタキツネやエゾタヌキなども出入りする>

帰り道はヒグマを探しながら遊歩道を通ってチケット売り場に戻ります。遠くにそびえる大雪山系の風景や小鳥のさえずりなど、サホロの自然が心地よく、いつまでも歩いていたい気分。スロープになっているので、ベビーカーや車椅子でも楽しめます。

まとめ

サホロ ベア・マウンテン
<野生のヒグマと人間の問題を考えるきっかけになる>

ヒグマは恐ろしい動物と思われていますが、水遊びをしている姿や、のんびりと寝ている姿を見たり、それぞれの性格を知ることで、ヒグマの見方が変わりました。ベア・マウンテンで飼育されているヒグマだけでなく、野生のヒグマと人間の問題を考えるきっかけにもなりますので、北海道や自然が好きな人は訪れてみてください。

サホロリゾート ベア・マウンテン

  • 住所: 〒081-0039北海道新得町字新内西6線158
  • 電話:0156-64-7007
  • 営業期間:2021年5月1日(土)~2021年10月17日(日)予定
  • 営業時間:9:00~16:00(最終入場は15:20)
  • 定休日:2021年シーズンの5月,6月,9月,10月は毎週火曜日が定休日(GW除く)
  • 公式HP:https://bear-mt.jp/
プロフィール画像
この記事を書いた人
吉田匡和
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記事投稿日:2021/05/24最終更新日:2021/05/24

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