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【埼玉・飯能ハイキング】低山なのに眺望良し、山頂ゆったり、混雑少ない「龍崖山」がおすすめ
<龍崖山山頂からの風景>
こんにちは!たびこふれ編集部、低山クライマーのシンジーノです。
西武池袋線の飯能駅は、山登りのメッカのひとつ、奥武蔵エリアの玄関口とも言える所です。
飯能には、手ごろに登れて、低山ながら眺望も良い山がたくさんあります。その代表格が天覧山(てんらんざん)ですが、いつも混んでいるのが玉にキズです。
今回は、飯能の南側に位置し、お子さんでも安心して登ることができ、さほど混雑していない穴場的な山、龍崖山(りゅうがいさん)ハイキングコースをご紹介します。
>>>【低山おすすめ】首都圏から気軽に行ける山登りルート15選の記事はこちら
目次
龍崖山ハイキングコースコースとは?
西武池袋線の飯能駅を起点に、約2~3時間で3つの公園と2つの山登りを楽しめる、手軽でおトクなコースです。
道は整備されていますので、トレッキングシューズでなくスニーカーでも大丈夫。お子さん連れでも安心して山歩きを楽しむことができます。
龍崖山ハイキングコースへのアクセス
本ハイキングコースの起点は西武池袋線の飯能駅です。
西武池袋線池袋駅から約1時間(急行なら50分)で到着。電車の便数も多いので、とても便利です。
龍崖山ハイキングコースのスケジュール
コース内容は、以下の通りです(すべて徒歩)。
飯能駅からの登山ハイキングは駅の北口がメインですが、本コースはマイナーな(失礼!)南口からの出発となります。
飯能駅南口→約30分→美杉台公園→約20分→あさひ山展望公園→約20分→龍崖山公園→約30分→燧(ひうち)山→約15分→龍崖山→30分→金蔵寺登山口→約30分→飯能駅(所要時間は凡そのタイムです)
意外に標識が少ないので、ルートマップを持っていくことをおすすめします。飯能駅の「ぷらっと飯能」観光案内で無料マップ(駅からMAPシリーズ3「名栗川沿い散策路」)をもらえますので、必ずゲットしましょう。
<駅からMAPシリーズ3「名栗川沿い散策路」>
龍崖山ハイキングコースの見どころ
それでは、実際に歩いたルートに沿ってたどってみましょう。飯能駅では改札を出て右側の南口に下りましょう。
<飯能駅観光案内所「ぷらっと飯能」>
飯能駅南口は、人も少なく落ち着いた静かな雰囲気です。
駅から垂直に伸びる道路をまっすぐ進み、名栗川(入間川)を渡ります。
こういう風景を観ると、ハイキング気分が盛り上がってきますね~
名栗川を越えたら、美杉台公園に登っていきます。途中の車道脇にも緑豊かな風景が見えます。「緑のトラスト保全地区」というようです。こういうところに力を入れているのが飯能の良いところです。
美杉台公園に登っていきます。丘の上には展望台があるようですが、今は入ることができませんでした。こんな案内板が掲げられていました。
丘の向こう側にはテニスコートがあり、賑やかな声が聞こえてきました。さて美杉台公園を通り過ぎて、次のあさひ山展望公園に向かいます。
<あさひ山展望公園>
あさひ山展望公園は、丘の上が広い景色のよい緑地広場となっており、約200度の眺望が開けた解放感のある公園です。標高200mほどの丘ですが、遠くに富士山も顔を出しています。展望公園という名前に納得です。
近所に住む親子連れの憩いの場になっているようです。展望公園から降りる階段脇には黄色い花が咲き誇っていました。
新興住宅地の間のまっすぐな車道(バス通り)を歩いて3つ目の龍崖山公園に向かいます。途中コンビニが2軒ありますので、そこで飲み物、食べ物を調達することもでき、便利です。
<龍崖山公園>
この公園は、山~谷の斜面に作られた広い空間の公園です。見方によっては龍の背中のようでもあります。この日も、数多くの親子連れが楽しそうに遊んでいました。公園の入り口は高い位置にあり、公園内の階段を一番下の水辺広場まで降りたところに龍崖山への登山口が現れます。
<龍崖山登山口>
登山口にはこういう案内がありました。
「山頂にあるのは素晴らしい景色だけです。」というコメントと「龍崖山を愛する80人衆」というのがいいですね。龍崖山に対する地元の人たちの愛情が感じられます。
山歩きが心配な方のために、杖も準備してあります。(写真の杖は金蔵寺側の登山口に設置されたものです。)
ようやく登山道らしき山を歩きます。
なんと!この登山路は、女子サッカーチームの非公認・非公式トレーニングコースになっているようです。
標高246メートルと侮るなかれ。意外に登りは急で、油断して歩いていると息が切れてきます。しばし山道を登ると見晴らしの良い尾根に出ます。
う~ん、手前の工場が興ざめといっては失礼ですが。。。その向こうには山並みが見渡せます。
このコースは龍崖山登頂の前に「燧(ひうち)山(標高234m)」を経由します。
アップダウンもそれなりにありますので、繰り返しますが、油断は禁物です。
燧(ひうち)山を下って、登り返します。そして龍崖山公園登山口から1,200m。今日のメインである龍崖山に登頂しました。
<龍崖山山頂>
どうですか、この眺望!
適度な高さで、飯能の町なみもよく見渡せます。
山頂は広く、ベンチや椅子もあって、お昼ご飯を食べるには絶好のポイントです。
それでは、龍崖山山頂からの動画をお楽しみください。
龍崖山山頂にはこんなサービスも。
山頂から山並みが見えた時、どの山がどれなのかわかりにくいことはありませんか?こちらは竹の望遠鏡を覗くと「これは●●山」とひと目でわかる造りになっています。
また山頂には飯能の町を見下ろす木製の少女像が立っています。
う~ん、絵になる風景です。少女はなにを想うのか。。。
さあ下山します。山頂から登山口まで800m。あっという間に下りていきます。途中、男坂と女坂に分岐します。男坂の方が距離は短いが急坂です。
<金蔵寺そばの登山口>
ここから飯能駅までは車道を歩いて約30分。
吾妻渓のドレミファ橋を渡ってバス通りに出ると、飯能駅までのバス便もあります。
龍崖山ハイキングコースのまとめ
この龍崖山ハイキングコースの特徴をおさらいすると、以下の8つです。
- 飯能三山のひとつである龍崖山を制覇(他の二つは多峯主山と柏木山)
- 山頂でのランチが気持ちいい(広い、ベンチあり)
- アプローチが簡単(交通至便、駅から歩いて駅に戻る)
- 初心者、お子さん連れでも安心して楽しめる
- 低山の割に眺望が良い
- ルート途中にコンビニが2軒あり、飲み物食べ物を調達できる
- 町なか近くでありながら、自然豊かな山歩きを楽しめる
- 人が多い天覧山、多峯主山に比べると空いている
手軽に山歩きを楽しみたい人、そこまでハードな山は心配な人にはぴったりのコースです。
飯能にはたくさんの散策、登山、ハイキングコースがあり、組み合わせて楽しむこともできます。
ぜひ楽しい思い出を作ってください。
それでは、また!
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。