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アフリカンファブリックで、お家を明るく彩るのはいかが?
コロナや花粉で気が滅入りがち。そんな時は気分を明るくしてくれる、アフリカンファブリックはいかがでしょうか?ここタンザニアもたくさんの布が売られていて、その色鮮やかな柄を見るだけで嬉しくなります。最近ではネットで日本でも手に入れられるようです。
今回は大胆で鮮やかなアフリカンファブリックの活用方法をご紹介します!
目次
タンザニアのファブリック
他のアフリカ諸国と同じく、タンザニアもいろいろな種類の布が売られています。ショールのように羽織ったり、アフリカンドレスを作ったり、エプロンや抱っこひもにしたり...その使い道は無限大!
頭に巻いたり腰に巻いたりするには、薄い生地で手になじみやすいカンガ。普段使いから結婚式などの特別な日のドレスに向いているキテンゲ。他にも持ち運んでサッと使えるキコイなど、素材や色合いが違う布が際限なくあります。種類の詳しい説明をした別の記事がありますので、そちらもご覧ください。
>>「タンザニアの布キテンゲで、オーダーメイドの服を作ろう!」はこちらから
<手触りが良く柔らかいカンガを纏う子どもたち>
タンザニアでこよなく愛されている布の起源は19世紀です。アメリカから綿の白い布が東アフリカに伝わり、現地で染めるようになりました。
またポルトガル商人がもたらした商品も、発展に一役買っています。彼らが持ってきたネッカチーフを何枚かつなげ大きな1枚にした布が、ザンジバルやケニアの人々から流行るようになります。これが今で言うカンガの始まりのようです。
最初はインドからの輸入品に頼っていましたが、1950年代にはタンザニアのモロゴロという都市で作られるようになります。今ではタンザニア産だけでなく、インドやガーナ、インドネシアといった他国で製造されたものも輸入され、販売されています。
お土産屋さんにはもちろん、地元の人が使う小売店でも扱われています。特に安く買える繁華街には、地方から買い付けに来るタンザニア人も多くいます。都市部では最近ファブリックを上手に使った素敵なカフェも見ることができます。
<アフリカンファブリックの可愛いソファがあるカフェ>
ファッションに取り入れてみる
では私たちもトライしてみましょう!!ファブリックといえば、まずはお洋服ですよね!タンザニアにはそこここに職人さんが待ち構えていて、素敵なワンピースやスカートを作ってくれます。時間がない場合は、すでに作られた物もありますのでご安心を。スカートで約1,000円、ワンピースで約2,000円から手に入れることができます。
しかしやはり、オーダーメイドで作ってもらうのが一番です!ワンピースなら襟の形、袖の長さ、全体のデザインなどなど...自分の好みに注文できます。デザインを考えるだけでワクワクしませんか?アフリカンドレスに挑戦してもいいですし、手元にある既製品と同じものをお願いすることもできます。
<デザインの違うオーダーメイドのワンピース>
ワンピースは安いもので約1,000円から、布代と合わせると大体2,000円前後になります。長さ6mの布でワンピースを2枚作ることができますから、頼む時は何着か一度に頼むといいかもしれません。
スカートももちろんおすすめです!1着約500円からオーダーできます。誰かのお土産で買うなら、巻きスカートにするとサイズの心配をしなくて済みます。カラフルな布でザ・アフリカンなスカートにするもよし、日本でも着られそうな控えめな柄でロングスカートやタイトスカートにするもよし。想像するだけで楽しくなりませんか?
小物使いに取り入れてみる
あまりにアフリカンだと、使いづらそう...着る場所がなさそう...。日本とのギャップを強く感じてしまう方もいらっしゃるかも。そんな場合は小物に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
お洋服の代わりに、カバンに使ってみるのはいかがでしょう?シンプルな服装に、アフリカンなトートやインナーバッグ、化粧ポーチ。きっと素敵なアクセントになります!これもオーダーメイドで作ることができますが、既製品もたくさんあります。お気に入りの一品をぜひ探してみてください。
他にも素敵なファブリックを使った、私が見つけた小物達をご紹介しますね。手作りのヘアバンドやカチューシャは、リラックスしたオフの日にどうでしょうか?ステキな色合いで、鏡を見るたびにテンションを上げられます!ヘアバンドは意外に作るのが簡単でしたので、ステイホームでお時間ある時に挑戦してみても。
最近お土産屋さんでよく見かけるのが、布を巻き付けたピアスです。大ぶりのものから小さめのものまで、色とりどりです。カジュアルなお出かけの時に、お洋服に合わせたカラーをチョイスしてもステキ。もちろんアフリカンドレスと合わせると、より一層魅力的です!
お家で使ってみる
身に付けるのは苦手...そんな方には、お家の雰囲気を明るくするインテリアとして使っていただけます。この場合はどんな種類の布でもいいと思います。お好きな色、お好きなデザイン、お好きなパターンで、お家をウキウキ空間にしてみませんか?
お部屋の広い面積を占める布といえばカーテンですね。遮光機能がないのでレースカーテンと一緒に使わなければいけませんが、これを変えるだけでお家の感じがガラッと変わります。小窓や目隠し用のカーテンなど、小さな所で使っても可愛いです。
クッションや枕カバーも作ることができます。この場合は綿100%の生地をぜひお使いください。汗も吸収してくれますし、お洒落な寝室を演出してくれます。またソファやベッドに可愛いパターンの布をかぶせるだけでも、雰囲気が変わります。掛けるだけですから、いつでも気軽にイメージチェンジができますね。
<マサイ族のブランケットで覆ったソファ>
最後に筆者が実際に試みた、活用方法をご紹介。以前住んでいた筆者の家の台所はミニキッチンで、冷蔵庫を居間に置いていました。しかし居間も狭かったので、ダークグレーの冷蔵庫はとてつもない存在感と圧迫感を醸し出していました。どこにいても目に入り、邪魔に見える...。
そんな中、苦肉の策として、洋服を作ったキテンゲの余りを、両面テープで冷蔵庫の表面に貼り付けてみました。ちょうど植物園のようなデザインだったので、まるで観葉植物があるかのような雰囲気になりました!ファブリックの使い方は、本当に無限大です。
<両面テープで貼っただけですが、評判良いです>
終わりに
カラフルでキレイなデザインのアフリカンファブリック、日本での使い方を考えてみました。興味の湧いた方は、まずはネットでタンザニアやアフリカ諸国の布をチェックしてみてください!楽しくて時間を忘れてしまうかもしれません。
海外旅行がしやすくなった時には、ぜひ現地タンザニアで、直接お手に取ってご覧ください。その豊富さと美しさを間近で見ると、きっと夢中になってしまうはずです!
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2012年に引っ越したヒヨッコライターが、現地に密着した面白オカシイ情報をお伝えしています☆