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【新型コロナウイルス】イギリス、ロンドンでのワクチン接種レポート

記事投稿日:2021/04/10最終更新日:2021/04/13

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新型コロナウイルスのワクチン接種が進むイギリス。

政府の統計によると、2021年4月6日までに一度目の接種を受けた人は約3,160万人。二度目の接種も終えた人も549万人を超えています。4月12日に予定されているイングランドでのさらなるロックダウンの緩和を前に私自身も一度目のワクチン接種を受けてきました。今回は、ワクチン接種までの流れと接種後の体調などについて一例ということでお伝えします。

目次

ロンドン、ロックダウン中のトラファルガー広場
<2021年3月初旬。ロックダウン中のロンドン、人影もまばらなトラファルガー広場>

ワクチン接種予約の流れ

以下は私個人が体験した、一度目のワクチン接種予約に関する一連の流れです。

3月半ば、かかりつけ医のクリニックから携帯電話にSMS(ショートメッセージ)が届く。NHS(国民健康サービス)によるワクチン接種への招待状で、記載されているリンクより接種の予約、もしくは接種辞退の意思表示をするように、との案内。

リンク先のサイトでワクチン接種希望を選び、接種日時の予約開始。

接種場所は、かかりつけ医のクリニック。

接種可能な日時には、SMSを受信した当日の空き時間も含まれている。向こう2週間分くらいの日時が10分間隔で表示されている中からSMSを受信した翌日の夕方の回を予約。

予約が終了するとすぐ、携帯に予約確認のSMSが届く。数時間後には予約が翌日ということで、リマインダーのSMSも受信。どちらのSMSにも、受信日時と場所、予約の変更・キャンセルが必要な場合のリンクも掲載されている。最初に受信した予約案内のSMSからリマインダーのメッセージまで、「Dear xxx」という宛名から始まる同じフォーマットのテキストで分かりやすい。

ロンドン、ロックダウン中のナショナル・ギャラリー前
<2021年3月初旬。ロックダウン中のロンドン、同じく人影もまばらなナショナル・ギャラリー前>

接種当日:接種センターの様子

ほぼ予約時間にクリニックに到着。最初の案内メッセージにあった、「待ち時間での密を避けるために早めに来すぎないこと」との指示の効果か、クリニック周辺に行列は見られない。クリニックの入口付近に仮設テントが設けられており、その前でボランティアの方々が待ち受けている。予約の名前と時間を確認してもらった後、ワクチンに関する資料のリーフレットを受け取って、そのままクリニックの上階へと移動。混雑時にはテントも利用するようだ。

移動先の待合スペースでは、簡単な問診票への記載を求められる。ここでも、ボランティアの方々が問診票を配ったり、人々が使った椅子の消毒を行ったりと忙しく働いている。問診票の記載が終わると、待ち時間もほとんどないまま名前が呼ばれてすぐに別の個室に移動する。

個室に入ると看護師さんより再度、問診票にもあったような質問をされる。

  • 今までにコロナウイルスに感染したか。
  • 1週間以内にコロナウイルスのワクチン接種を受けていないか。
  • 妊娠していないか。または妊活中か。
  • アレルギーはないか
  • その他、ワクチンに関する質問はないか、など。

その後、上腕部への筋肉注射を受ける。ワクチン接種後は、接種部の痛みやその他の症状が出ることもあるとの説明も受け、退室。入室時とは別のルートでクリニックを出るが、出口前では最後のボランティアの方から帰宅時に車の運転が必要かどうかの確認もされる。

クリニック到着からものの10分程度で、接種もすべて終えて退出。

接種センター全体で一方通行のルートが確立されており、またクリニックの通常のエリアに来院している患者さんや医療スタッフとは相容れずに済むよう接種センターのエリアが設営されていた。

ロンドン、新型コロナウィルス簡易テストのお知らせ
<新型コロナウイルス簡易テストのお知らせバナー>

ボランティアについて

接種センターの運営に携わる地元ボランティアは、無償な代わりに年齢や既往歴にかかわらず、一般の人々よりも先にワクチン接種ができるという特典があります。接種に訪れる人々の受付、センター内での誘導、移動に際して手助けが必要な訪問者に対するサポート、消毒作業、データ入力など、多くの作業を担うボランティアの方々の働きがなければ全国的なワクチン接種プロジェクトは成り立ちません。奉仕精神が強く、履歴書にボランティア経験も記載するのが当然!という英国ならではの光景で、多くの人々がこぞって全国各地の接種センターでの活動に携わっています。

ワクチン接種後の体調について

これは本当にその人次第ということですが、私の場合はワクチン接種後24時間ほど経ったところで「こういう症状が出る可能性がある」と言われていた症状がほぼ出ました。インフルエンザに似た症状、ということで、微熱、悪寒、節々の痛み、倦怠感、接種を受けた場所を中心とした腕の筋肉の痛み、などです。接種の翌々日の午前中、大事を取って寝込んでいたらその後は無事回復しました。

ロンドン、鉄道内マスク着用の広告
<電車の車内に掲げられたマスク着用の広告。違反者の罰金は6,400ポンドまでに及ぶこともあるとの注意書き>

周囲の状況・反応

イングランドでは、4月半ばまでに50代以上の人々の接種完了を目指す、と言われていましたが、周りでは予定よりも早く接種が進んでいるようで、自分も含め40代でも接種済みという声が結構良く聞かれています。とはいえ、地域やクリニックにより進捗状況にはかなり差があるようです。また、既に接種を受けた私の周りの人々の間では、何かしらの症状が出た人が多い印象です。はたまた、まったく影響なかったという人もいたりで、副作用については本当にその人次第ということなのでしょう。

ロンドン、鉄道駅構内の新型コロナウィルス対策に関する広告
<鉄道駅構内の新型コロナウイルス対策に関する広告>

おわりに

ワクチン接種の予約案内時から実際の接種時の流れまですべてにおいてスムーズに進み、いい意味で驚きました。普段、何かしら効率の悪さを常に感じながら暮らしている英国生活の中でこれは嬉しい誤算でした。

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記事投稿日:2021/04/10最終更新日:2021/04/13

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