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水都大阪川開き!セレモニーとクルーズで!桜舞う水回廊の旅へ
いよいよ春ですね!
コロナ禍で、なかなかお出かけもままならなかった2020年から2021年の春でしたが、大阪の川にも桜をはじめとする花が咲き、散策に良い季節になりました。
感染防止のため、遠出はできませんが、こんな時こそ、改めて地元の素敵な風景を見つけに行ってみませんか?
目次
水都・大阪を楽しもう!
歴史を紐解けば
大阪といえば、江戸時代「浪華八百八橋」と言われた橋がたくさんある、つまり、川が巡る町ですね。実は、橋の数そのものは大阪200ほどに対して江戸の方が350ほどと江戸の方が多かったのです。しかし、大阪の橋の多くは町人が生活や商売のために自分たちで自腹を切った「町橋」である事から、その勢いと心意気より「浪華八百八橋」と呼ばれていたそうです。
明治時代には、大阪は「水の都」と呼ばれていました。それは、水運の発展と共に大阪の中心部に世界でも稀な都心を囲む水の回廊があるからです。現在も市内の北部を中心に水に囲まれた都市として、その美しい街並みを船や遊歩道で、感じることが出来ます。夜の橋や水辺は、特にこの時期、船のイルミネーションがきらめいてとても近代的でロマンチックな光景です。
水都大阪川開きセレモニー
2021年3月27日桜咲く晴天の下、天満橋駅近くの八軒屋浜で、西野亮廣さんをゲストに迎えて「水都大阪川開き」のイベントが行われました。当日は、西野亮廣さん、大阪水上安全協会 会長 清家 將之 さん、北浜東振興町会 会長 橋本 隆弘さんと共に大きな鍵を川に投げ入れて川開きし、川の安全を祈願しました。
他にも、西野亮廣さんのトークライブやらんま先生によるサイエンスショー、落語家・桂きん太郎さんによるトークなどの水辺の春爛漫ステージがあり、盛りだくさん。
また、大阪市中央公会堂前では巨大なジャンピングバルーンで空から水の回廊を眺めることが出来るアトラクションも実施していました。
因みに、夜はトークイベントにも登場された西野亮廣さん・桂きん太郎さんとそれぞれご一緒できるスペシャルクルーズも行い、朝から夜まで、水都大阪の春の訪れ、川開きを感じることができました。
また、2021年は3月22日から28日まで御朱印ならぬ御舟印!!「古地図をめぐる水の回廊御舟印ラリー」も開催していました。
こちらは、ホームページによりますと「大阪の古地図や浮世絵と共に水辺を巡りながら、5つの御舟印(スタンプ)を集めるラリーイベント」です。色んな目線で、水の回廊を楽しむ事ができますね。
大阪・さくらクルーズを楽しもう。
また、3月27日(土)~4月11日(日)まで、10時~19時のあいだ10~30分間隔で、八軒家浜船着場より大川さくらクルーズを楽しむことができます。
料金は、大人1,200円・小学生無料(大人1名につきお子様1名まで。お子様2名以上は小学生料金600円)です。
チケットは、京阪電車 天満橋駅 西改札横(9:00開場)でご購入して下さいね。
八軒屋浜からJR桜ノ宮駅付近まで行ってUターンする、気軽に桜の綺麗な水辺を楽しんでいただけるお花見クルーズです。
この時期は、普段はそれぞれ運航している船会社が協力し、より多くのお客様に美しい桜咲く水辺を楽しんでいただきたいと、共同運航を行います。いつもより色んな船が行き交う姿は、この時期ならではの貴重な大阪・水辺の春の風物詩です。
橋の下がこんなに近いです。
そして、船のお客様だけではなく川沿いでくつろいでおられるお客様も手を振って下さるのです。
私自身も通勤の際に、観光船が通りましたら橋の上から全力で手を振るようにはしているのですが、これが水都・大阪のおもてなしだったとは。
特に川開きの日は、皆さん笑顔でとにかく手を振る!手を振る!!人生で1番、色んな人に手を振り続けた1日でした。おいおい写真撮ってるどころではありません。
きっとこのコロナ禍でも負けずに、水都の春の訪れを楽しむぞ!!そして、せっかくここへ来てくれた人に楽しい思い出を持って帰ってもらいたい!という大阪っ子の気持ちが伝わる素敵な1日でした。
水は巡るよ、いつの日も。
桜の満開の季節が終わっても桜吹雪のころ、そして新緑のころ、と大阪の水辺は、いつでも美しく新しい発見に満ちています。
船からだと、両岸の景色が同時に広がるのも、贅沢で素敵ですね。昔から大切に育んできた、季節ごとの美しい大阪の水辺の風景を、これからも楽しんでいきたいですね。
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。