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いつでも見ごろ!イギリス花ごよみ
イギリス人はガーデニングが大好き!日が高く燦々と照らすイギリスで、満開のバラやラベンダーで埋め尽くされた夏の風景を想像する人が多いことでしょう。ところが、イングリッシュガーデンの本場イギリスではまだまだ氷点下を行ったり来たりするほど寒い2月から、お花のシーズンがスタートします!だれもが待ちわびる夏へ向かって移りゆく季節の変化を感じさせてくれる花たちをご紹介します。
目次
- 【2月】春はもうすぐそこ!スノードロップ
- 【3月】イースターと母の日のシンボル!水仙
- 【4月】幻想的な青い絨毯!ブルーベル
- 【5月】石造りの古い建物とのコントラストが映える!藤の花
- 【6月以降】夏本番!ラベンダー
- 7、8月だけじゃない!イギリスのベストシーズン
【2月】春はもうすぐそこ!スノードロップ
イギリスは日本よりだいぶ北にあるため、冬場は朝は8時すぎまで暗く、午後4時にはもうとっぷり暗いというように、夜の時間がとても長くなります。気温は低いままですが、2月ごろになってくると日がだいぶ長くなってきて、鳥が囀りだしたりと「春」の気配を感じることができます。
そしてそのシンボルがこちらのスノードロップです。日本で見るすずらんに似ており、白い小さなお花が木の根元などに群生しています。
まだまだ外は冬景色ながら、木の根元に咲く可憐なスノードロップが2月のウォーキングのテンションをあげてくれます。
【3月】イースターと母の日のシンボル!水仙
イギリスの母の日は、日本と違い毎年イースターの3週間前の日曜日となっています。ちなみに2021年のイギリスの母の日は3月14日です。毎年、この時期に各家庭のお庭や公共の公園などで多くみるのは黄色やオレンジの水仙で、「もうすぐ母の日だから、カードを買わないと。」や「もうすぐイースターだなぁ。」というような季節を感じさせてくれるお花です。
どのスーパーマーケットでも、一束1ポンド(約150円)ほどで必ず売られており、筆者も毎年買ってキッチンなどに飾るのを楽しみにしています。
【4月】幻想的な青い絨毯!ブルーベルの森
知られざるイギリスの絶景のひとつにブルーベルの森があります。
自然が多く残るイングランド各地にある森では、毎年4月ごろ、ブルーベルが満開を迎え、森の中は青い絨毯に覆われたような神秘的な景色が広がります。
光の加減によって、同じ場所でも青が強く見えたり、藤色に近い紫に見えたりと本当に神秘的で静かな森でこの時期にだけ見られる光景は、息をのむ美しさです。イギリスのベストシーズンは夏とよく言われますが、この風景を見るだけに4月にイギリスを訪れる価値は十分あります。
【5月】石造りの古い建物とのコントラストが映える!藤の花
薄紫の房が美しい藤の花は和風なイメージがありますが、イギリスでは、19世紀初頭に中国から伝わったと言われており、以来イギリスでも大人気の植物です。特に家や塀などにつたわせるのが人気で、もはや建物の一部となっていることもあります。古い石造りの建物には、特に藤の花が映えます。
【6月以降】夏本番!ラベンダー
6月になると夜は10時頃まで明るく、イングリッシュガーデンには数えきれないほどの可憐な花が咲き乱れます。中でもイギリスの気候によく合っているとされるラベンダーは必ずといっていいほど、どのガーデンでも見かけます。
イギリスでよく見る花の部分の紫が濃いフレンチラベンダー
ラベンダーにもさまざまな種類があり、見比べてみるのもなかなかおもしろい発見があります。ただし、あまり知られていませんが蜂はラベンダーが大好き!そのため蜂や虫が苦手な方はラベンダー畑を訪れるときは、帽子、手袋などと、心の準備をされることをおススメします。
7、8月だけじゃない!イギリスのベストシーズン
ハンギングバスケットはイギリスならでは。
引き続くコロナ禍がおさまったら、次の旅はどこへ行く?地図やガイドブックを片手に「世界遺産」「町歩き」「ビーチリゾート」などリストを作ってわくわくしている人も多いことでしょう。「イングリッシュガーデンを楽しむ」をテーマにイギリスを訪れたい場合、実はベストシーズンは夏だけじゃない!毎月見頃があるイギリスの花たち。何月のどの花を楽しみたいですか?
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ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。