トロントの真冬の気候と服装、コロナ禍での過ごし方(2021年2月11日現在)

今年の冬は、コロナの影響で行動範囲が狭まりかなり不自由です。でも、かといって外出しないわけにはいきません。ご存知の方も多いと思いますが、トロントは北海道と緯度がほぼ同じです。冬の気温がマイナスになることはもちろん、かなり寒いし雪も多く降ります。

今回の記事では、トロントの冬の気候や外出するときの服装、そしてコロナ禍での過ごし方についてご紹介します。トロントに来る予定のある方やいつか来てみたいという方への参考になれば幸いです。

目次

真冬のトロントの気候

2020~2021年の冬は、例年より積雪量が少なく気温も穏やかな方です。温暖化の影響なのか、去年辺りから少し冬が過ごしやすくなってきたように思います。とはいえ、冷え込むときはマイナス2桁まで下がり、凍えるように寒いので注意が必要です。

カナダ トロントの気温
<Googleの情報を抜粋>

真冬にあたる1月・2月の平均気温は高い時で0度、低い時でマイナス7度です。温度がプラスになる日はほとんどなく、晴れた日はとても寒い日が多いため、積もった雪や氷が溶けることはあまりありません。雪かきで集められた雪、日陰に残った雪は気温がプラスになる3月頃まで残り続けることもあります。これらはトロントの冬には見慣れた風景です。

ですが、これはあくまで平均気温。とても寒い日はマイナス15〜20度ほどになります。吹雪の日は風も強いので体感温度がものすごく下がります。体感温度マイナス30度、なんて日も年にほんの2~3回あります。

東京に住んでいた頃は体感温度なんて気にしたことありませんでした。でも、トロントでは外出前に天気予報をしっかりチェックしないと交通機関に遅延が出たり、凍傷になったりするので気が抜けません。毎朝天気を確認して、その日外出するときの防寒具を考えます。今日は0度だったのに翌日はマイナス20度、なんてこともあります。その差なんと20度!毎日、油断禁物です。

カナダ トロント 快晴の日

天気は快晴の日もあれば曇りや雪の日もあります。晴れの日は日差しがとても強く、雲が少ないので見ていてとても清々しいです。でも、快晴の日に限って空気がぐっと冷え込んだ寒い日が多いのが特徴です。見た目に騙されないようにしないといけません。

カナダ 雪

雪は基本、パウダースノーでとてもさらさらしています。風の強い日には積もっていた雪が舞うので、アナ雪(アナと雪の女王)のような何とも幻想的な世界が漂います。

子供と雪遊びをしようとしても、雪だるまや雪玉を上手に作ることができません。雪に水分がないので雪同士がくっつかず、さらさらと砂のように落ちてしまいます。でも、そり遊びやスケートには適しています。

カナダ 凍結注意

凍った地面。歩道や車道以外は、凍結部分が多いので注意が必要です。

気温が0度に近い日にたまに雨が降ることがあります。雨だけならまだ良いのですが、これに風が加わるととても厄介で、吹き付ける風であらゆる地面と木々が凍結してしまいます。

トロント市では、凍結防止のために歩道と車道に大量の塩を撒きます。雪対策は万全で、かなり迅速に対応してくれるので毎冬助かっています。ですが、急な雨̟+風だと対応しきれず、至る所で地面が凍ります。このような天気は毎年2~3回ほどあり、本当に危険です。

極寒に耐えられる服装とは?

0度の日があったり、マイナス20度の日があったりとその日によって気温や天気が激しく異なるので、それに備えた防寒具も用意しないといけません。ざっくり言うと、氷点下の日は肌の露出は顔のみ、ズボンや靴下は2重ね、スノーブーツ状のブーツを履かないと、底冷えします。コートは、カナダグースのような分厚いダウンコートが必須です。日本で売られているダウンは薄いので、トロントの気温・風には全く歯が立ちません。

マイナス2桁の日に外に出る時は、私は分厚いダウンコートの下にユニクロのウルトラライトダウン、そしてヒートテックのようなロンT、下はレギンスの上にダウンパンツ、靴下は分厚いものを2枚履きにしてボア付きウォータープルーフのブーツを履きます。マフラーは大判の厚手のスカーフを巻いて、首と顔下半分を隠し、ニット帽で頭と耳をしっかり隠し、手袋は二重構造のスノーグローブを着用します。

とにかく極力肌を出さず、二重に防寒することが重要です。

この格好なら、マイナス20度くらいまでの天気にも耐えられます。それでも、外に20分ちょっといると足から底冷えしてきます。このくらいの寒さになると、外に長時間いるのは非常に危険なので時間を決めて暖を取らないといけません。

コロナ禍での冬の過ごし方

2021年2月初旬現在、トロント市はロックダウン中なので食料品の買い出しや病院、運動など、必要最低限の外出のみ許されている状態です。よって、今冬は家か家の近所で過ごすことを余儀なくされています。この冬は一切遠出をしていませんが、近所で見かけたトロントの冬をご紹介します。

カナダ 凍った砂場

子供を連れて近所の公園にしょっちゅう行くのですが、砂場が凍結していて掘ることができません。

カナダ 雪が積もったテニスコート

テニスコートも雪が積もり、除雪されていないので利用できません。

カナダ 雪 かまくら

雪が降ったあと、0度前後まで気温が上がりパウダースノーが少し溶けました。そのタイミングでかまくらを作りました。

カナダ 凍ったサイクリングロード

1月に近所の小川のある公園に散歩に行ったのですが、地形上なのか、サイクリングロードが見事に一面凍結していました。公園内は除雪されないところが多いので、利用する際は注意が必要です。

最後に

今回の記事では「トロントの真冬の気候と服装、コロナ禍での過ごし方」についてご紹介しました。

とても寒いトロントの冬は日々の防寒対策が非常に大切です。外で少しでも長い時間快適に過ごせるよう、少し着込みすぎかな?というくらい着る日もあります。

いつかトロントに来たい!と思っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

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2012年よりトロント在住。自営業、ブロガー、2児の母。

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