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3密知らず!イギリス随一のパワースポット・ストーンヘンジ
イギリスでもっとも知られた観光地のひとつ、世界遺産ストーンヘンジでエネルギーチャージ!コロナ禍以降の2020年秋に訪れたので3密を避ける対策もばっちり。近郊の町ソールズベリーで見学できる感動の見どころも併せてご紹介します!
目次
- イギリス随一のパワースポット、ストーンヘンジ
- アクセスはロンドンからレンタカーが手軽、電車も便利
- ストーンヘンジへ周辺はウォーキングもおススメ
- 新設のミュージアムは映像で楽しむ!
- ギフトショップも外せない!
- ストーンヘンジとセットで訪れたい街、ソールズベリー
- 一番の見どころは「人権」を初めて文章にしたマグナ・カルタ
- 2020年の今だからこそ、より感動したストーンヘンジとソールズベリー
イギリス随一のパワースポット、ストーンヘンジ
ストーンヘンジは、ロンドンから約200kmのイングランド南西部にある世界遺産。3000年以上前から1000年のときをかけて、建設されたとする円形状に並べられた巨大な石でできた遺跡です。現在も謎が多く、だれが何のために、どうやって建設したのかいまだに研究が進められています。また、使われている巨大な石はウエールズから約240kmの距離を運ばれたという説もあり、高さ7m、重さは25トンもある巨石をどうやって当時の人々が運んだのか?と、とにかく謎だらけのままです。
大人23.3ポンド(約3,000円)とはなかなか強気な価格設定ですが、イギリスで一番有名な世界遺産であること、ストーンヘンジの圧倒的な存在感、きれいなビジターセンター、半日は過ごしたい場所などを考慮すれば納得でき十分行く価値あり。
ストーンヘンジ
- 時間:9:30~17:00(冬)、9:30~19:00(夏)
※現在は時間を短縮するなどして開園しているため要チェック。また、事前にチケットを予約する必要があります。 - 料金:大人23.3ポンド、子供14ポンド
- URL:https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/stonehenge/
アクセスはロンドンからレンタカーが手軽、電車も便利
ストーンヘンジへのアクセスは、ロンドンから車で約2時間の距離なのでレンタカーが一番便利。海外での運転はちょっと、という方には電車でロンドンウォータールー駅から直通の電車でストーンヘンジより約13km離れたソールズベリーという近郊の町まで約1時間30分。ソールズベリー駅からは観光の周遊バスを使うかタクシーなどを使うこともできます。
ストーンヘンジへ周辺はウォーキングもおススメ
<ビジターセンターからのシャトルバス>
ビジターセンターから、ストーンヘンジの巨石群までは約2kmほど離れています。シャトルバスが出ているので、そちらを使えばあっという間に到着しますが、ここはぜひ歩いていくのがおススメです!約25分の道のりですが、イギリスの丘陵風景を楽しみながら数千年の歴史に思いを馳せてだんだん見えてくるストーンヘンジへ向かって歩くのは爽快ですよ!
<徒歩でストーンヘンジまで行く遊歩道から。ストーンヘンジが近づいてくる!>
いざ、ストーンヘンジが間近に迫ってきたら壮大なスケールにとにかくテンションがあがります。ぐるりと一周しながら、見る角度ごとに少しずつ変化するストーンヘンジを楽しみます。
ついついカメラのシャッターを押しまくってしまうこと間違いなし!また、広大なので密になる心配もまったくありません。
新設のミュージアムは映像で楽しむ!
2013年に新設されたミュージアムには、数千年の歴史や建設当時を再現された生活の様子などが展示されています。博物館が大きすぎたりするとげんなり...、という人にもこちらの最近新設されたミュージアムはおススメ。ちょうどいい展示量で、工夫されたきれいな映像で見せてくれたりとストーンヘンジが一層、神秘的なものとして感じられるでしょう。
<こんな大きな石をどうやって運んだのでしょうか!?>
ギフトショップも外せない!
<定番のキーホルダーがおススメ>
ビジターセンターには、カフェやギフトショップも併設されています。とくにストーンヘンジオリジナル商品が多くそろったギフトショップは外せません。え?こんなものも?というおもしろお土産を探すのもだいご味ですよね。
<カフェでは地ビールも飲めます!>
ストーンヘンジへシャトルバスを使わずに歩いて観光する場合は、ストーンヘンジ周辺に2時間、ミュージアム30分、カフェで一息ついてお土産を見て...と最低3時間は取りたいところ。イギリスの美しい自然の中で風を感じながら神秘的なストーンヘンジを思う存分楽しんでほしいと思います。
ストーンヘンジとセットで訪れたい街、ソールズベリー
ストーンヘンジへのアクセスポイントとして知られる人口4万人ほどのイギリス南西部の町ソールズベリーですが、実は素通りするだけではもったい!見どころがあるんです。
それが街の中心にあるソールズベリー大聖堂。
<カメラに収まり切れないほど大きな大聖堂>
建設は13世紀。街の大きさからは想像できない世界遺産規模の大聖堂です。
ソールズベリー大聖堂
- 開館時間:月曜日―土曜日、10:00~15:00
- 料金:基本は寄付(大人8ポンド、子供5ポンドが推奨されています。)
- URL:https://www.salisburycathedral.org.uk/
こちらも通常はストーンヘンジと併せて訪れる観光バスが途絶えない人気の観光地なのですが、筆者が行った2020年秋ごろはとても静かで厳かな気持ちで大聖堂を見学できました。
一番の見どころは「人権」を初めて文章にしたマグナ・カルタ
<心静まる大聖堂内>
美しく厳かな大聖堂が有名なのではなく、一番の見どころは何と言っても「マグナ・カルタ」の原本がこのソールズベリー大聖堂には保管されているということです。
世界史の授業で聞いたことがある人もいると思いますが、マグナ・カルタとは「13世紀にイギリス国王に対して民衆が人権を認めさせるために作った大憲章」です。つまり、世界で一番最初に「憲法」そして「人権」という概念をかたちにしたものなのです!
BLM(Black Lives Matter)、LGBT+など人権を重んじるイギリス人は、マグナ・カルタをとても誇りに思っています。このオリジナルのマグナ・カルタは現在4つしか残っておらずそのうちの一番保存状態のよいものがこのソールズベリーで見ることができます。残念ながら本物のマグナ・カルタは写真撮影が禁止されています。光が遮断された小さな暗室のようなところにあるマグナ・カルタは一人ずつしか見学ができず実際に見るとその歴史の重みに感動を覚えます。
2020年の今だからこそ、より感動したストーンヘンジとソールズベリー
古代の神秘ストーンヘンジと文明の歴史の中で大きな一歩となった「人権」という概念を生み出したマグナ・カルタの両方を一日で見ることができるストーンヘンジとソールズベリー。今までの人生観や考え方を見つめなおした人も多かったであろう2020年に訪れた筆者はより多くのことを感じ、感慨深いものとなりました。
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ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。