【時差ボケ知らず!添乗員直伝】機内でぐっすり眠るコツ

目次

エコノミークラスでもぐっすり眠りたい!

機内イメージ
<機内イメージ:photo from pixabay

こんにちは!126か国を旅してきた元海外添乗員のNatsukiです!

現地に着いたら観光!機内ではしっかり寝ておこう!

そう思えば思うほど、お酒を飲んでも、映画を観ても、本を読んでも、ぐっすり眠れずに、現地で時差ボケがきつい・・なんて経験、ありませんか?

ビジネスクラスでフラットシートだったらさぞよく眠れるだろうに・・そんなふうに思うものの、なかなか簡単に手が出る金額ではありません。

また、私たち添乗員が座るのは、必ずエコノミークラス。時差ボケしている添乗員って・・見た事ありますか?(笑)

ないですよね!

今回は皆様に、私が実践していた、

エコノミーでも!

リクライニングしなくても!

アイテムをあれこれ持たずとも!(持ち込むアイテムは1つだけ)

ぐっすり眠れるとっておきの方法を伝授いたします^^

機内での睡眠を妨げる4つの要素

機内って何であんなに寝れないんだろう??

そう思ったことはありませんか?(泣)

何となくウトウトはできるけど、熟睡できない・・

私も添乗員を始めたばかりの頃はなかなか眠れず、あれこれ試したり、アイテムを色々と取り揃えてみたりしていた事もありました。

しかし、何回もロングフライトに乗っているうちに、とある疑問が湧いてきたのです。

「同じ椅子に座っている状態でも、授業中に寝てしまうのはぐっすり眠れるのに、何で機内ではこんなに眠れないんだろう?」と・・・

そして、さらに回数を重ねて、気づいたのです!

機内でぐっすり眠れない理由としては、大きく4つの要素があると!

それは、

  • 「音」の問題
  • 「光」の問題
  • 「温度」の問題
  • 「姿勢」の問題

です!!

機内というのは日常生活とは異なった独特の空間。

ここで快適に眠るには、シートを倒すだけでは足りないのです!!

その全てが解決できた時、初めてぐっすり眠ることができます!

それでは解決法を一つ一つご紹介していきましょう^^

「音」問題の解決法

飛行機が離陸して、まず気になる事。

着陸まで鳴り止むことのない、「ゴーーーーーーーー」という大きなエンジン音!

機内で耳栓やイヤホンを渡されますが、こんなのしたくらいでは全く歯が立ちません!(泣)

座席の音楽チャンネルでクラシックを聴いて寝ようと思っても、クラシックなんてほとんど聴こえないくらい、「ゴーーーーーー」と言う音が勝ってしまいます。

イヤホン

<イヤホンイメージ:photo from pixabay

そこにはどんな方法で対処するか?!

ズバリ、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを持ち込むことです!

ノイズキャンセリングのイヤホンってご存知ですか?

耳に入れ、電源を入れるだけで「しゅゎ〜〜〜」っと(実際に音はしませんが)周りの雑音が聞こえなくなるのです!!それを例えるならば、まるでコンサートホールに身を置いたような静けさ!!

あの憎き「ゴーーーーーー」音も「(しーーーーーーん・・)」と消えるのです!!

おぉなんと!!!!!!!

初めて機内で使った時は、涙物でした!これで十数時間快適に過ごせる!!♡

お使いになったことがない方は是非!お試しください^^

「あれこれ持たずとも」と申し上げましたが、これだけは事前に用意してくださいね。

※標準装備させている航空会社もありますが、多くの場合はそうではありませんので、持ち込まれることをお勧めします。

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「光」と「温度」問題の解決法

次に解決すべきは、光です。

飛行機って、寝たい時に機内サービスで煌々と明るくなったり、まだ寝たくないのに真っ暗になったり・・・自分の意思で照明のコントロールをすることができないのが、厄介な点でもあります。

必ずと言っていいほど機内のアメニティに入っている、アイマスク。

これを使ってもいいのですが・・・邪魔くさい!!(泣)

なぜなら、アイマスクと同じくらい必須なのが、乾燥を防ぐマスク。

そのマスクをして、前項のイヤホンをして、さらにそこにアイマスクをして・・・ってもう耳に3重に掛けていることになります。

イヤホンとマスク 横顔
耳に3重に掛けた横顔のイメージ:YouTube「World Guide NATSUKI」チャンネルより>

不快すぎます!!

これを何とか快適にクリアする方法はないものか??

考えに考え抜いた末、辿り着いたのが・・・ブランケットを頭からかぶる事!!

これをすることで、得られる利点は3つもあります!

①かぶっている時はいつでも真っ暗!
②マスクをしなくても、保湿バッチリ!
③吐息で程よく顔まわりが温まり、快適に眠ることができる!

何と一石三鳥!!

さらに、冒頭にお話ししていた問題の3つめ、「温度」もこれでクリアできるのです◎

機内は、急に寒くなったと思ったら、何だかやたら暑くなったり・・この温度変化が多い点も、眠りを妨げる大きな要因でもあります。

しかしこのブランケットをかぶることで、心地よい温かさが保たれます♡

恥ずかしがらずに、ぜひ!お試しください^^

「姿勢」問題の解決法

ここまで来て残す問題はあと一点、「姿勢」の問題です。

皆さんは、ネックピローって持っていきますか?

首がガクッとなっては熟睡もできませんので、首にはめる浮き輪のような、アレですね。

私も初めの頃は、コンパクトでいいからと思い、空気で膨らますタイプのものを持っていっていました。

しかし結果は・・・邪魔なだけ!!

特に空気で膨らますタイプは、フワフワして滑ってしまい、全然首の固定にはなりません。(泣)

ではビーズが入ったしっかりと大きめのものは??

・・って飛行機を降りたら邪魔すぎます!!(泣)

そこで、どうしたらいいか??

答えは簡単です。

ヘッドレストのサイド部分を立てましょう!!

皆さんはお気づきでしたでしょうか、国際線の殆どの座席のヘッドレストは、横の部分を立てることができるという事を・・

何を言っているかというと、この写真の矢印の部分を折り曲げて立たせることができるのです。

ヘッドレスト
<ヘッドレスト イメージ:photo from pixabay

私の自己調査では、世界の航空会社の国際線(ロングフライト)の95%はそのような仕組みの座席を使用しています。

これを立てれば、頭が固定され、ガクッとなりません!ネックピローなんて不要です!!

ご存知でなかった方は是非お試しになってみてくださいね^^

眠るのに絶好のタイミングがある!?

眠るのに絶好のタイミング・・そんなものが存在します。

それはズバリ、離陸の瞬間です!!

飛行機自体に重力が掛かり、座席の後方に押し付けられるような感覚になる、あの瞬間ですね。

本当に寝たかったらあの瞬間を逃す手はありません!

なぜなら、まるでベットに寝そべっているような脱力感が得られるから!

本当に寝たいフライトでは、離陸の前に諸々スタンバイをして、離陸を待ちます。

そしていざ離陸して重力がかかると・・不思議なほどよく眠れる(事が多い)です!

ただし、通常離陸して1時間程して機体が安定すると、ドリンクサービスが始まります。

もし寝てしまっていたら・・客室乗務員さんはスルーしていきます(泣)

機内サービスも楽しみにしている方は、その点お含みおきください^^

寝たいなら、窓側席!

窓側席
<窓側席イメージ:photo from pixabay

最後にお伝えしたいのは、本当に寝たいなら窓側席を取りましょう!という事。

通常、お手洗いやドリンクを取りに行くなど、自分の好きなタイミングで気兼ねなく立ったり座ったりするために、通路側席を希望する方がほとんどです。

しかし、本当に寝たいなら窓側席を取りましょう!

自宅で夜寝ている間、毎回起きてトイレに行きますか?

機内で過ごす時も同じです。熟睡していたら、トイレに行きたいとすら思わずフライトが終わって着陸していることもあります。

それよりもむしろ、通路側席に座ったことで窓側の方に起こされる可能性の方がよっぽど高い!(と思います)

ですので、本気で寝たい区間は窓側!

少し寒いことが多いですから、防寒対策は(通路側席の時よりも)しっかりとされてくださいね^^

最後に

いかがでしたでしょうか?

何百回も飛行機に搭乗して辿り着いた、飛行機で眠る方法。

機内での時間を楽しみにしている方には少し勿体無いような?そんな気もしますが、本当に寝たい方にはきっと役に立つ!(と信じています!!)

また、私のYoutubeでも同じ内容をご紹介していますので、解説付き動画でご覧になりたい方は覗いてみてくださいね^^

YouTube

・時差ボケ知らず!機内でぐっすり寝る方法【添乗員の裏技】
 https://youtu.be/WRPQtopT6VI

・World Guide NATSUKIチャンネル
 https://www.youtube.com/channel/UCUoqy2PTzos7caCgRFza8AA

ではまた!Natsukiでした!

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Natsuki

添乗員として日本全国・120カ国以上を訪れ、身も心も旅行に捧げた旅行好き。歴史系・文化系が得意ですが、自然系のツアーも大好きな信州生まれ。子育て真っ最中の中、お家から皆さんに「役立つ旅行のノウハウ」をお伝えしています!

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