【2024年】小江戸・川越の人気観光スポット22選! ジャンル別に厳選してご紹介

小江戸・川越 時の鐘

埼玉県屈指の人気観光地・川越。その魅力は「小江戸・川越」の愛称で親しまれていることからもわかるように、城下町の趣を感じさせる街並みやレトロモダンな西洋建築の数々など、古き良き時代の風情を街全体で味わうことができること。都心から電車で約1時間とアクセスも良く、日帰りでもたっぷり旅行気分を楽しめるのもうれしいポイントです。

今回は、川越を旅行する前にチェックしておきたい、人気観光スポットを紹介します。商店街、歴史的建造物、神社仏閣、温泉、美術館・博物館、グルメスポットなど、ジャンル別に詳しくご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

目次

<1. 川越の町・商店街>

<2. 川越の歴史的建造物>

<3. 川越の神社仏閣>

<4. 川越の温泉>

<5. 川越の美術館・博物館>

<6. 川越の複合施設>

<7. 川越のグルメスポット>

1. 川越の町・商店街

懐かしさや歴史を感じさせる川越の町や商店街は、時間をかけてゆっくりと散策するのがおすすめです。ここでは、小江戸・川越の魅力が凝縮された観光スポットを紹介します。

1.1 蔵造りの町並み

小江戸・川越 蔵造りの町並み
<出典元:写真AC

川越のメインストリート「一番街」に広がる「蔵造りの町並み」は、小江戸の愛称で親しまれている川越屈指の人気観光スポットのひとつ。江戸時代の面影を感じさせる蔵造りの町並みは、ドラマや映画のロケ地としてもたびたび使われていて、江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わうことができます。

また、このエリアは人気のグルメスポットが多いことでも有名。町中をゆっくりと散策していると、どこからともなくおいしい匂いが漂ってきて、思わず食欲を刺激されてしまいます。

事前に行きたいお店をチェックして効率良くまわるのも良し、行き当たりばったり自由気ままに散策するのも良し。忙しい日常を忘れて、風情ある小江戸を存分に楽しんでください。

  • 住所:埼玉県川越市仲町(一番街 蔵造りの町並)
  • サイト:蔵造りの町並み(川越市公式)

1.2 菓子屋横丁

小江戸・川越 菓子屋横丁
<出典元:写真AC

蔵造りの町並みが広がるメインストリートの散策が終わったら、そのまま一本脇に入った「菓子屋横丁」へ。ここは、明治時代から続く歴史のあるエリアで、老舗の飴店やお団子店、和菓子屋、昔懐かしい駄菓子屋、行列必死のたいやき店などが、石畳の美しい通り沿いに軒を連ねています。

2001年には環境省が選定する「かおり風景100選」にも認定され、団子の焼ける芳ばしい香りや、ハッカ飴、駄菓子などの香りが漂う通りは、幼い頃に好きなお菓子を手にしてワクワクした気持ちを思い出させてくれるはず。

規模はそれほど大きくなく、ゆっくり時間をかけても1時間ほどで全部を見て回ることができます。川越名物のさつまいもを使った和菓子やおまんじゅうは、ぜひ食べておきたい逸品です。

  • 住所:埼玉県川越市元町2丁目
  • 営業時間・定休日:各店舗により異なる
  • サイト:菓子屋横丁(川越市公式)

1.3 大正浪漫夢通り商店街

小江戸・川越 大正浪漫夢通り商店街
<出典元:写真AC

川越の新名所としてじわりじわりと人気上昇中なのが、川越駅東口からクレアモール商店街を抜けた先に200メートルほど続く「大正浪漫夢通り商店街」です。

もともとは「銀座商店街」と呼ばれ、アーケードのある商店街として地元の人々に親しまれていましたが、歴史ある建物の魅力を生かした街づくりによって大正浪漫夢通りとして生まれ変わりました。

町屋造りや土蔵造り、洋風建築といったレトロな建物が軒を連ねていて、その中には江戸時代から続く歴史ある店舗も。通りにもともとあった電線を地中に埋設したことで、レトロな街並みと広々とした空のフォトジェニックな景観を楽しむことができます。

モダンジャズが流れるノスタルジックな佇まいの喫茶店「シマノコーヒー大正館」をはじめ、忘れずに立ち寄りたいお店も多く、事前のリサーチはマストです。

2. 川越の歴史的建造物

川越の大きな魅力のひとつが、江戸・明治・大正と3つの時代の建物が数多く残っていること。ここでは、川越観光の際に立ち寄っておきたいおすすめの歴史的建造物を紹介します。

2.1 時の鐘

小江戸・川越 時の鐘
<出典元:写真AC

江戸時代初期に当時の川越藩主によって建てられた「時の鐘」は、当時の人々に時を知らせる大切な役目を担っていました。

現在でも、1日に4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)鐘がなり、その懐かしく心地の良い響きは環境省が選出する「残したい日本の音風景100選」にも認定されています。

過去に何度も火災で焼失する災難に見舞われ、現在建っているのは明治27年に再建された4代目。高さ16メートル、木造3層のやぐら造りの建物は、川越のシンボルとして石造りの街並みの中でも一際目を引く存在です。

  • 住所:埼玉県川越市幸町15-7
  • サイト:時の鐘(川越市公式)

2.2 大沢家住宅

<出典元:Instagram

一番街の中で最も古い歴史を誇るのが、国の重要文化財にも指定されている「大沢家住宅」です。

今からおよそ200年前の寛政4年(1792年)に建てられたもので、切妻造り(三角屋根)の二階建てで、間口が六間、奥行き四間半の店作り、民芸品売り場になっている1階正面には三間の神棚が設けられるなど、めずらしい構造になっています。

川越は江戸時代から明治時代にかけて何度も大火に見舞われていますが、この大沢家住宅は土蔵造りだったために焼失を免れました。

川越では唯一と言われる漆喰で塗り固められた土格子や、柱や建具に使われている古びた金具など、細かな部分からもその歴史を感じることができ、一番街の中でも圧倒的な存在感を放っています。

  • 住所:埼玉県川越市元町1丁目15-2
  • 営業時間:9:30~17:30(入館17:00まで)
  • 定休日:月曜日(年末年始、休みは要問合せ)
  • 関連サイト:大沢家住宅(川越の観光・お出かけ情報 カワゴエール 公式)

2.3 埼玉りそな銀行川越支店

小江戸・川越 埼玉りそな銀行川越支店
<出典元:写真AC

ネオルネサンス様式の建物が、蔵造りの建物が並ぶ一番街でも一際異彩を放つ「埼玉りそな銀行川越支店」。

埼玉県初の国立銀行である第八十五国立銀行として1918年に建てられたもので、1996年には埼玉県初の国登録有形文化財に指定されるなど、現存する鉄筋コンクリート造り3階建てとして建築史的にも非常に価値のある存在です。

建物は当時の流行だった、ネオルネサンス様式を取り入れていて、正面角部に設けられた塔屋の先端までの高さは25.2メートルにもなります。

なお、埼玉りそな銀行川越支店は2020年6月に川越駅西口に移転。現在はATMを設置した「蔵の街出張所」として運営されています。建物の内部は見学できませんが、外観を見てまわるだけでも当時の素晴らしい建築技術を堪能することができるはず。

2.4 川越商工会議所

小江戸・川越 川越商工会議所
<photo by jun560

レトロな町並みが広がる大正浪漫夢通りの角地に建つ「川越商工会議所」は、大正15年に着工し、昭和2年に完成した歴史ある建物です。もともとは武州銀行川越支店として建造されましたが、昭和45年からは川越商工会議所が事務所として使用されています。

地下1階、地上2階の鉄筋コンクリート造りで、壁の最も厚いところは135cmもあり、重厚感のある佇まいは周辺の建物を圧倒する存在感です。外壁には直径約1mのドリス様式の柱が並び、まるでギリシャのパルテノン神殿のような豪華さを演出しています。

残念ながら建物内の見学はできませんが、玄関脇に設置された赤い丸ポストと一緒に写真におさめれば、情緒あるフォトジェニックな一枚に仕上がるはずです。

  • 住所:埼玉県川越市仲町1-12(川越商工会議所総務課)
  • 営業時間:平日 9:00~17:15
  • 定休日:土日祝日
  • 公式サイト:川越商工会議所

2.5 川越城 本丸御殿

小江戸・川越 川越城 本丸御殿
<出典元:写真AC

蔵造りの町並みから徒歩10分ほどのところにある川越城は、「日本100名城」のひとつとしても有名です。

日本各地にはたくさんの城跡が残っていますが、本丸御殿が現存しているのはこの川越城や高知城などごくわずかなため、非常に貴重で多くの歴史ファンが訪れる人気スポットになっています。

ちなみに、本丸御殿というのは城主の住居や政務場、家臣の部屋などとして使われていた建物で、現在はそのうちの玄関部分と大広間、家老詰所などが残されています。本丸御殿の内部には、江戸時代後期のものがそのまま残っていて、時代劇のロケ地として度々登場することも。

当時の雰囲気を今に伝える本丸御殿は、小江戸・川越の歴史に触れる上で欠かせないスポットのひとつです。

  • 住所:埼玉県川越市郭町2-13-1
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は午後4時30分まで)
  • 定休日:月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)/館内整理日(毎月第4金曜日、但し休日は除く)
  • サイト:川越城 本丸御殿(川越市公式)

3. 川越の神社仏閣

川越には多くのお寺や神社があり、それぞれに歴史や見どころ、個性が異なります。文化財に指定されているものも多く、歴史好きな人や御朱印目当ての人は、時間をかけてゆっくりと観光するのがおすすめです。

3.1 川越氷川神社

小江戸・川越 川越氷川神社
<photo by Kasim

約1500年前の古墳時代に建立されたと言われている「川越氷川神社」。川越城の築城後は、城や藩領の守神として崇拝されてきた歴史のある神社で、埼玉県の重要文化財にも指定されています。

また、川越氷川神社は恋人、家族、仕事、友人などさまざまな縁を結ぶパワースポットとしても有名で、良縁を求める人々が数多くお参りに訪れます。特に、身を清めた巫女さんが本殿の小石を拾い集め、麻網に包んでお祓いした「縁結び玉」は、1日20個限定の貴重なもので、良縁を引き寄せたい人におすすめのお守りです。

ほかにも、赤鉛筆の形をしたその名も「赤縁筆」や、結婚指輪の代わりとして結婚式で小指に結ぶ「結い紐」など、ロマンチックなお守りもたくさんそろっています。

3万枚もの絵馬がトンネル状に奉納されている「絵馬トンネル」や、鯛の形をしたおみくじを釣りのようにして引き上げる「あい鯛みくじ」など、ユニークで見どころ満載のスポットです。

  • 住所:埼玉県川越市宮下町2丁目11-3
  • 定休日:なし
  • 公式サイト:川越氷川神社

3.2 喜多院

小江戸・川越 喜多院
<出典元:写真AC

蔵造りの町並みが広がる一番街から徒歩10分ほどのところにある「喜多院」は、「川越大師」として知られているお寺。

今からおよそ1190年前の天長7年に慈覚大師・円仁によって創建されたと言われていて、住職を務めた天海が江戸幕府の初代将軍であった徳川家康の絶大な信頼を得ていたことから、徳川家とゆかりの深いお寺としても知られています。

また、数々の文化財があることでも有名で、国指定重要文化財の、山門、鐘楼門、客殿・書院・庫裏、慈眼堂の他に、県指定文化財の慈恵堂や多宝塔など、見どころも満載。

御朱印集めがお目当ての人は、「慈恵堂」のお守り授与所と、「客殿、書院、庫裏」の受付の2箇所で頂くことが可能です(どちらも同じ御朱印)。

喜怒哀楽さまざまな表情を見せ「五百羅漢」や、逃げてきた泥棒が寺男に諭され改心したという言い伝えが残る「どろぼう橋」なども要チェック。

  • 住所:埼玉県川越市小仙波町1丁目20-1(川越大師 喜多院)
  • 開門時間:
     3月1日~11月23日 平日 9:000~16:30、日祝 9:00~16:50
     11月24日~2月末日 平日 9:00~16:00、日祝 9:00~16:20
  • 定休日:12月25日〜1月8日、2月2・3日、4月2〜4日 ※その他、院内行事のある日は拝観を中止することがあります
  • 公式サイト:喜多院

3.3 蓮馨寺(れんけいじ)

小江戸・川越 蓮馨寺
<出典元:写真AC

一番街を南へ下った連雀町交差点の側にある「蓮馨寺」は、川越城主「大道寺駿河守政繁」の母「連馨大姉(れんけいだいし)」が、室町時代の1549年に創設した歴史あるお寺です。

浄土宗の信仰が篤かった徳川家から「檀林」と呼ばれる僧侶の学問所として葵紋を掲げることを認められ、多くの学僧を育てたと言われています。

幸運や金運、健康長寿などをもたらす神と言われている、川越七福神「福禄寿(ふくろくじゅ)」や、触ると病気が治ると言われている「おびんずる様」などご利益スポットも多く、隅々までゆっくりと参拝するのがおすすめです。

普段は静かで荘厳な雰囲気が漂う境内ですが、毎月8日に行われる縁日には、フリーマーケットなどが開かれ、地元住民や多くの観光客が訪れます。

  • 住所:埼玉県川越市連雀町7-1
  • 公式サイト:蓮馨寺

3.4 養寿院(ようじゅいん)

<出典元:Instagram

昔懐かしいレトロな町並みが人気の「菓子屋横丁」。そのすぐ側にある「養寿院」は、鎌倉時代の1244年に河越太郎重頼の曾孫にあたる経重が創建し、大阿闍梨円慶法師(だいあじゃりえんけいほうし)が開いた古刹です。

当初は天台宗として開かれた寺でしたが、1535年に曹洞宗に改め、江戸時代には御朱印10石を賜っています。養寿院の見どころは、本堂に保存されている国指定重要文化財の銅鐘。河越氏が新日吉山王社に奉納された銅鐘は、川越の歴史的にも大変価値のあるものとされています。

  • 住所:埼玉県川越市元町2丁目11-1
  • 公式サイト:養寿院

3.5 日枝神社(ひえじんじゃ)

<出典元:Instagram

喜多院山門のすぐ目の前にある日枝神社は、規模はそれほど大きくはないものの、東京にある赤坂日枝神社の本社としても有名で、国指定重要文化財にもなっている神社です。創建は860年頃で、滋賀県大津市にある坂本日吉神社から勧請を受けたとされています。

本殿は簡素な作りですが、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、銅板葺(どうはんぶき)、漆塗りと室町時代末期の様式を見ることができます。また、境内にある「底なしの穴」は、喜多院七不思議のひとつとして知られていて、現在、穴は塞がれていますが、その昔は底のない穴だったという言い伝えも残っています。

なお、日枝神社の御朱印はお賽銭箱の横に置かれている缶の中に、書き置きの御朱印が入っていて、初穂料200円を入れて頂くことが可能です。

  • 住所:埼玉県川越市小仙波町1丁目4-1(仙波日枝神社)
  • 関連サイト:日枝神社(喜多院公式)

4. 川越の温泉

街歩きを楽しんだ後は、温泉にゆっくりつかって疲れを癒すのもおすすめです。川越には小江戸の趣を感じさせる粋な温泉施設も数多くあります。ここでは、旅行の途中で立ち寄りたい川越の日帰り温泉を紹介します。

4.1 小さな旅 川越温泉

<出典元:Instagram

「小さな旅 川越温泉」は、小江戸・川越の風情を感じることができる地元のスーパー銭湯です。川越駅西口からバスで10分ほどの場所にあり、趣のある外観が温泉宿のような雰囲気を演出しています。

館内には一人で入ることができる「壺湯」などがある「石の湯」と、檜の香りが心地良い「木の湯」の2種類の浴室があり、奇数日と偶数日によって男湯と女湯が入れ替わります。

どちも清潔で広々としていて、天然温泉をふんだんに使用した露天風呂や、源泉掛け流しの湯は、旅行の疲れをすっきりと癒してくれるはず。

特におすすめなのが、高濃度炭酸泉。血行や代謝を促進し、腰痛や肩こり、筋肉の疲れにも効果が期待できます。お休み処や食事処もあるため、旅行の途中でちょっと休憩したいときにもおすすめです。

  • 住所:埼玉県川越市上野田町41-7
  • 営業時間:平日10:00~24:00、土日祝9:00~24:00
  • 公式サイト:小さな旅 川越温泉

5. 川越の美術館・博物館

川越の歴史や文化をしっかりと学びたい人は、博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか? ここでは、知的好奇心を満たしてくれる、おすすめの博物館を紹介します。

5.1 川越まつり会館

<出典元:Instagram

毎年10月の第3日曜日と、その前日に行われる「川越まつり(川越氷川祭)」。

国指定無形民族文化財にも指定されている伝統あるお祭りで、「川越まつり会館」はその歴史などを学ぶことができる資料館です。蔵造りの町並みの中に位置するため、小江戸散策の途中で気軽に立ち寄ることができます。

館内には実際の祭りで使われる山車が常時2台展示されていて、意匠の技が光る美しい造りを間近で見ることも。また、大型スクリーンでは祭りの映像が流されていて、川越まつりの熱気あふれる迫力満点の様子を見ることができます。

10月の祭りに行くことができない人は、ぜひ博物館で祭り気分だけでも楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 住所:埼玉県川越市元町2丁目1-10
  • 営業時間:
     4月~9月 9:30~18:30 入館は18:00まで
     10月~3月 9:30~17:30 入館は17:00まで
  • 定休日:毎月第2、第4水曜日(祝日の場合、その翌日が休館日)、12月29日~1月1日、臨時休館日等
  • 公式サイト:川越まつり会館

5.2 川越市立博物館

小江戸・川越 川越市立博物館
<出典元:写真AC

川越城本丸御殿からほど近く、川越市立美術館の隣にあるのが「川越市立博物館」。蔵造りをイメージした切妻造りの瓦屋根と漆喰風の白壁が美しい建物で、江戸時代から明治時代の川越の繁栄期を中心に、川越の歴史を深く学ぶことができるスポットです。

館内には城下町や蔵造りの町並みが細部まで再現されたジオラマ模型が展示されていて、川越の魅力を視覚的に楽しむことができます。

特に蔵造りの家の壁がどのように作られているかを、模型を使って説明しているブースがおすすめで、実際に川越の町を観光する前に立ち寄ることで、その後の散策がより楽しめます。

  • 住所:埼玉県川越市郭町2丁目30-1
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日(休日の場合は翌日)、第4金曜日(休日は除く)、年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館日(館内消毒期間:6月下旬、特別整理期間:12月下旬)
  • サイト:川越市立博物館(川越市公式)

2023年12月4日~2024年3月15日まで臨時休館中です(博物館来館者用トイレ改修工事のため)

6. 川越の複合施設

川越旅行のお土産を探したり、ちょっと休憩をしたりという時には、地元の民芸品やお土産物を扱うお店や飲食店などが集まる複合施設に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ここでは、川越の魅力をたっぷり楽しむことができるおすすめのスポットを紹介します。

6.1 小江戸蔵里(こえどくらり)

<出典元:Instagram

「旧鏡山酒造明治蔵」「旧鏡山酒造大正蔵」「旧鏡山酒造昭和蔵」という、国の登録有形文化財に指定されている3つの元酒蔵を改装した「小江戸蔵里」は、小江戸の新名所として人気の観光施設。

本川越駅から徒歩3分という好立地にあり、広い敷地内には白壁の美しい蔵が建っています。

3つの蔵は建てられた時期からそれぞれ、明治蔵、大正蔵、昭和蔵と呼ばれていて、おみやげ処、まかない処、利き酒処とそれぞれ異なるコンセプトを楽しむことができる、見どころ満載の施設です。

中でもおすすめは、県内にある35蔵の日本酒を自動販売機で飲み比べられること。日本酒好きな人にとってはたまらないスポットだといえるでしょう。

  • 住所:埼玉県川越市新富町1丁目10-1(小江戸蔵里 川越市産業観光館)
  • 営業時間:おみやげ処 明治蔵 10:00~18:00、まかない処 大正蔵 11:00~22:00 ※平日15:00~17:00は仕度中、ききざけ処 昭和蔵 11:00~19:00
  • 定休日:なし ※臨時休業あり
  • 公式サイト:小江戸蔵里Instagram

7. 川越のグルメスポット

その土地でしか食べられないおいしいものを楽しむグルメ巡りは、旅行の楽しみのひとつ。実はグルメがメインの目的で旅行しているという人も少なくないのではないでしょうか。ここでは、川越でおすすめの人気グルメスポットを紹介します。

7.1 龜屋(かめや) 本店

<出典元:Instagram

蔵造りの町並みが広がる一番街の中でも圧倒的な存在感を見せるのが、埼玉県内に展開する和菓子屋「龜屋」の本店。なんと創業は1783年で、代々川越藩の御用を勤めた小江戸・川越を代表する老舗です。

最も目を引くのが、どっしりと重厚感があり豪華な蔵造りの外観。明治27年に1年の歳月をかけて建てられたもので、総工費は現在の紙幣価値で実に2億円とも言われています。黒漆喰の壁や防火のための観音扉、敷地内に建つ土蔵など、歴史的にも価値のたる建物は一見の価値ありです。

もちろん、店内に売られている和菓子の数々は、老舗の実力を感じさせるものばかりで、看板商品の「亀の最中」は川越観光のお土産としても人気があります。

また、塩のきいた粒餡をたっぷり包んだ豆大福や、川崎名物のサツマイモを使った「こがね芋」、季節ごとに味が変わる餡入りのチョコレート菓子「小江戸の心」などもおすすめです。

  • 住所:埼玉県川越市仲町4-3
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:日曜日・祝日
  • 公式サイト:龜屋

7.2 小川菊(おがきく)

<出典元:Instagram

川越を訪れたら一度は立ち寄りたいのが、うなぎの名店として人気の「小川菊」。レトロな町並みが魅力の大正浪漫夢通り沿いにある、創業213年の歴史を誇る老舗で、川越市内でもめずらしい木造三階建の店舗は川越市の「都市景観重要建築物等」にも指定されています。

もちろん、人気の秘密は情緒ある建物だけではなく、うなぎのおいしさにもあります。

注文を受けてからうなぎをさばいて焼き上げるため少々時間はかかりますが、創業以来代々受け継がれてきた秘伝のタレで味付けされたうなぎは、炊き立てのお米との相性も抜群。外側はカリッと、中はフワッとした焼き上がりで、うなぎの魅力を存分に楽しむことができる逸品です。

  • 住所:埼玉県川越市仲町3-22
  • 営業時間:11:00~14:00、16:30~19:30(ラストオーダー 19:00)
  • 定休日:木曜日(祝祭日を除く)※不定休あり
  • 公式サイト:小川菊

7.3 田舎うどん てつ

<出典元:Instagram

おいしいうどんの店が多いことで知られている川越で、名店として地元の人々に愛されているのが、「田舎うどん てつ」です。

南古谷駅から車で5分ほどの立地にある店舗は、田舎の実家に帰ってきたような懐かしさを感じさせる佇まいで、店内はついつい長居をしたくなる居心地の良さ。

そして肝心のうどんはというと、5大栄養素をバランスよく含む「小麦胚芽」を使って作られているのが最大の特徴です。小麦の香りと本来の甘味を感じる昔ながらのうどんを楽しむことができます。産地直送の野菜をつかった天ぷらや、めずらしい納豆の天ぷらもおすすめです。

  • 住所:埼玉県川越市久下戸2881
  • 営業時間:11:00~14:00 ※売り切れ次第終了
  • 定休日:水・木曜日
  • 公式ブログ:田舎うどん てつ

7.4 和芳庵(わほうあん)

<出典元:Instagram

川越散策で小腹が空いたら、レトロな古民家カフェ「和芳庵」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

一番街の入り口にある2階建の建物は、もともとは明治時代に呉服屋として建てられたもの。それを2012年に改装し、1階はお茶屋の「長峰園」、2階をおいしいお茶と和スイーツが楽しめるカフェ「和芳庵」としてオープンしました。

おすすめは、狭山茶とおいしいスイーツが楽しめる「プレミアム狭山抹茶 なごみ」。濃厚な抹茶と生チョコの組み合わせは一度食べたら忘れられないおいしさです。また、やぶきた煎茶と狭山抹茶のマカロンがセットになった「えんむすび」は、縁結びスイーツとしても人気があります。

2階のカフェでおいしいスイーツに癒された後は、1階のお店でお土産を探すのもおすすめです。

  • 住所:埼玉県川越市元町2丁目2-5(1F:長峰園 川越札の辻店、2F:和芳庵)
  • 営業時間:10:00~17:00(ラストオーダー 16:30)
  • 定休日:年中無休
  • 公式サイト:和芳庵

7.5 川越はスターバックスも小江戸風!

<出典元:Instagram

川越観光で最もインスタ映えするスポットのひとつとして人気なのが、2018年にオープンした「スターバックスコーヒー 川越鐘つき通り店」。

蔵造りの町並が広がる一番街のシンボル「時の鐘」のすぐ側にあり、風情ある町並みに溶け込む小江戸風の店舗は、いつものスターバックスと一味も二味も違う趣を感じさせます。

お馴染みの緑のロゴも、周辺の景観に馴染む色になっていて、そのめずらしさから多くの人が写真撮影に訪れるのだとか。

また、店内は和風な外観とは一変して落ち着いたモダンな雰囲気で、ゆったりと落ち着ける空間が広がっています。メニューは他の店舗と共通したものになっているので、いつも飲んでいる一杯をオーダーすることができます。


一度訪れたら虜になること間違いなしの小江戸・川越には、歴史のロマンを感じさせる観光スポットが満載です。川越観光の際には、上記で紹介した内容を参考にして、旅行のプランを立ててみてはいかがでしょうか。写真映えするスポットが多く、若い世代にも人気が高まっている川越をぜひ満喫してみてください。

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